全年全月12日の投稿[7件]
ほらがいの子
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 119-122p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 126-129p、タイトルは「ほらがいの川くだり」に変更された。
ほらがいの子をさらおうとして、天変地異が起き、祟られる話。
ほらがいは修験道に関係のあるアイテムである。
また、古代の日本では、貝には「再生させる力」というか「医薬の力」があるとされて、死んだ大国主命を貝の女神が蘇生させる、という神話もある。
地下のなまずが暴れると、地震が起きる、という古来寄りの俗信の「なまず」が修験道の普及に従って「ほらがい」に変更されたものか。
参照:ホラガイ
#昔話 #長野県 #東信 #祟り #貝 #修験道 #天変地異 #水神
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 119-122p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 126-129p、タイトルは「ほらがいの川くだり」に変更された。
ほらがいの子をさらおうとして、天変地異が起き、祟られる話。
ほらがいは修験道に関係のあるアイテムである。
また、古代の日本では、貝には「再生させる力」というか「医薬の力」があるとされて、死んだ大国主命を貝の女神が蘇生させる、という神話もある。
地下のなまずが暴れると、地震が起きる、という古来寄りの俗信の「なまず」が修験道の普及に従って「ほらがい」に変更されたものか。
参照:ホラガイ
#昔話 #長野県 #東信 #祟り #貝 #修験道 #天変地異 #水神
by admin. ⌚ 2022年03月12日(土) 22:10:33 昔話 <345文字> 編集
オルフェオとヘウロディス(Sir Orfeo)
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 68-70p
ギリシア神話の「オルペウスとエウリュディケー」を下敷きとした物語。14世紀頃成立。
女主人公のへウロディス(Heurodis)はペルセポネーのようにフェアリーの王(冥界の王)にさらわれたのであるが、はっきりとした描写はなく、失踪したように描かれている。フェアリーの王は「樹木の化身」のようにも描かれ、植物神であることが示唆される。暗にパン(小麦)や葡萄の象徴とされるイエスを暗喩しているのであろうか。
主人公のオルフェオはオルフェウスのように森の中で暮らし、まさに「獣の王」といった感じになる。
フェアリーの国に妻を探しに行ったオルフェオは詩の才能により妻を返して貰うことができる。「オルペウスとエウリュディケー」のハッピーエンド版といえる。フェアリーの王がイエスを暗示しているのであれば、イエスが人(へウロディス)を蘇生させることができる神である、との暗喩でもあろう。
「インプの木」とは、接ぎ木をした木のことであるそうである。
#伝説 #イギリス #インプの木 #樹木 #樹木信仰 #植物神 #白馬 #いなくなった妻を探す夫 #ハープ #獣の王 #ギリシア神話 #ロマンス #カトリック
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 68-70p
ギリシア神話の「オルペウスとエウリュディケー」を下敷きとした物語。14世紀頃成立。
女主人公のへウロディス(Heurodis)はペルセポネーのようにフェアリーの王(冥界の王)にさらわれたのであるが、はっきりとした描写はなく、失踪したように描かれている。フェアリーの王は「樹木の化身」のようにも描かれ、植物神であることが示唆される。暗にパン(小麦)や葡萄の象徴とされるイエスを暗喩しているのであろうか。
主人公のオルフェオはオルフェウスのように森の中で暮らし、まさに「獣の王」といった感じになる。
フェアリーの国に妻を探しに行ったオルフェオは詩の才能により妻を返して貰うことができる。「オルペウスとエウリュディケー」のハッピーエンド版といえる。フェアリーの王がイエスを暗示しているのであれば、イエスが人(へウロディス)を蘇生させることができる神である、との暗喩でもあろう。
「インプの木」とは、接ぎ木をした木のことであるそうである。
#伝説 #イギリス #インプの木 #樹木 #樹木信仰 #植物神 #白馬 #いなくなった妻を探す夫 #ハープ #獣の王 #ギリシア神話 #ロマンス #カトリック
by admin. ⌚ 2020年07月12日(日) 00:09:51 伝説 <554文字> 編集
「フェアリーのおくりもの トマス・カイトリー」 39-41p
トロルの喧嘩に加勢して、怪力を得る話。怪力を得ることは一種の化生といえようか。
「見るな」の禁忌がついている。
「炎黄闘争」の崩れた物語といえる。
#民話 #デンマーク #ニーベルンゲン #見るな #怪力 #食欲 #炎黄闘争 #化生 #スヴェンド・フェリング