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けちな金持ちの霊 ATU773**
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 206-211p
「緑の男」とは、キリスト教的には「悪魔」だが、異教的には北欧の雷神トールに相当する神だと思う。叡智を持って、雷神を退ける兵隊はオーディンといったところであろう。
#民話 #スイス #守銭奴 #試練 #兵隊 #叡智 #緑の男 #悪魔 #オーディンとトール #神と悪魔が守銭奴の魂をめぐって言い争う
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 206-211p
「緑の男」とは、キリスト教的には「悪魔」だが、異教的には北欧の雷神トールに相当する神だと思う。叡智を持って、雷神を退ける兵隊はオーディンといったところであろう。
#民話 #スイス #守銭奴 #試練 #兵隊 #叡智 #緑の男 #悪魔 #オーディンとトール #神と悪魔が守銭奴の魂をめぐって言い争う
by admin. ⌚ 2020年05月09日(土) 23:59:14 民話 <200文字> 編集
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 297-305p
女主人公は上位の女神(貧しいおばあさん)を侮辱して呪いをかけられる。その結果、風に乗って空を飛べるほど痩せ細ってしまう。「変身」的な要素であるが、全く別の存在に変わってしまうわけではない。イメージとしては蝶を暗喩しているのかもしれない。アテーナーとアラクネー的な展開である。
女主人公が風にさらわれる点は、「風の神のおよめさん」を連想させる。明確に「風の神にさらわれた」とはされていないが、そのようなクピードとプシューケー的な要素の片鱗が認められる。
女主人公は、海の向こうに飛ばされる「竜宮」型の失踪を遂げる。女主人公が失踪するまでが、一つのドラマティックな物語として成立している。女主人公が嵐の中、戻ってくるという展開は「季節の変わり目」を連想させ、季節の変化による植物(でなければ植物の化身である女神)の変化の神話が根底にあるのではないか、と思う。ただし、植物信仰の要素はほとんど残されていない。
主人公は女主人公を求めて探索を始めるが、老人の助力を得て、かつ「小さいパイプ」の魔力で問題を解決する。物質の精霊のおかげで問題が解決できるのは「魔法のランプ」型である。
全体としては「失踪した女神を連れ戻す話」が元にあり、それが崩れたのみならず、独自に文芸的な展開をしている物語だと感じる。アテーナーとアラクネー的な展開だったり、逃走に馬が重要な役割を果たすなど、南欧の神話の影響が強い物語といえるか?
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