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タグ「巨人」を含む投稿8件]

デーランボー
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 136-138p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 11-15p

 いわゆる「ダイダラボッチ」という巨人の話。長野県には比較的多いと思う。
 盤古型の巨人であると思う。

参照:ダイダラボッチ
 
#昔話 #長野県 #東信 #巨人 #盤古

by admin. 伝説,神名,多エピソード保有人名 <170文字> 編集

勇敢なメルゲーン
「ソヴィエト諸民族民話集」 256-271p

 主人公が弓の名手である点は射日神話である。悪しき魔女を倒す点は、マルドゥク的か。

#民話 #ナナイ #怪物退治 #秘密の急所 #鳥女房 #末子成功譚 #鴨 #鳥 #巨人 #こびと #弓 #射日神話 #おばあさん #ティアマト #火 #おじいさん #オーディン #炎黄闘争 #O1b2

by admin. 民話 <176文字> 編集

おじいさんと一つ目の大男たち
「ソヴィエト諸民族民話集」 80-92p

 他者よりも非力なものが、知恵を使って怪物を退治する点は「ずるいこじきと人食い巨人」と共通する。不可能なことを求める点は「蝶むすび」と同じ。
 おじいさんが単独で怪物に立ち向かう点は桃太郎的である。

 狐はずる賢くて人を騙す動物とされているが、本物語では炎帝を象徴するトーテムとされている。


#民話 #キルギス共和国 #怪物 #一つ目 #巨人 #叡智 #炎帝狐 #狐 #無理難題 #怪物退治 #聖ゲオルギウス #不可能 #炎黄闘争

by admin. 民話 <261文字> 編集

まったらこうよ
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 51-59p

 題の「まったらこうよ」とは、長野県の方言的に使われている古語で、「まったら(放ったら)」+「こうよ(来よ)」という意味。「まる(放る)」というのは「用を足す」という意味。

 導入部分は上司と対立するタイプの「ゲイ流譚」である。ただし、上司にあたる「おしょうさん」は、旅の助けとなる魔法のアイテムもプレゼントしてくれる「助け手」も兼ね、主人公の小坊主さんの師匠でもあるので、「ゲイ流譚」と「魔法使いの弟子」が融合した展開となっている。対立はあるけれども、互いに殺し合うほどではなく、どちらかといえば友好的な師匠と弟子であることが特徴である。
 前半は「鬼ばばあ」からの逃走譚で、「怪物退治」は省略されて逃げるだけである。魔法のアイテムはここで使用される。
 中盤は祟る「田の神」を退治するのではなく、「祀る」物語。ないがしろにされていた「田の神」に、餅、酒、大根を捧げる。いずれも植物の変化したもので「生贄の娘の身代わり」であるので、女主人公が植物の化身であることが分かる。
 後半はいわゆる「難題婿」で、蜂に助けてもらう「動物神」型兼「謎解き」型。「恐れ」による禁忌も伴う。

 主人公が「小坊主さん」であるので、武力で怪物を退治する、という要素は乏しくて、知恵を使って問題を解決しよう、という傾向が強い。かつ、省略が多いけれども、導入部分のおしょうさんとの別れも含めると本来の「怪物退治+呪的逃走」から発生した物語のパターンが4つも繰り返されている物語である。使用されているモチーフも多岐に渡る。よく4つの物語パターンをまとめたな、と思う。神に酒を捧げて機嫌をとり、生贄の乙女を助ける点は、まさにセクメト神話である。

 また、祭祀に関して「餅、酒、大根」を捧げることが、「人身御供」の代わりだとあからさまに分かる内容である。普通に日本人だとお祭りの際に、餅、酒、大根を神前に捧げるなんて、「当たり前に普通のこと」過ぎて、その意味を深く考えたことがないような気がするが、民話の中にその本態があっさり語られていたりするようである。

#昔話 #長野県 #東信 #僧侶 #鬼女 #呪的逃走 #お札 #魔法のアイテム #おしょうさん #オーディン #川 #祭祀 #餅 #酒 #稲 #大根 #巨人 #かかし #田の神 #水神 #植物 #難題聟 #蜂 #動物神 #恐れ #禁忌 #射日神話 #魔法使いの弟子 #ゲイ流譚 #叡智 #動物番

by admin. 昔話 <1053文字> 編集

アルペン森の魔法の城
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 165-168p

 父親との対立が冒険(流転)の原因になる点は、「ゲイ流譚」型といえる。
 主人公の行動が巨人(幽霊)の再生につながる点は「人身御供」を思わせる。「怪物(悪魔)退治」譚の変形で、主人公は叡智で切り抜ける。

#民話 #スイス #贖罪 #人身御供 #巨人 #犬 #悪魔 #怪物退治 #呪い #禁忌 #恐れ #ゲイ流譚 #幽霊 #冥界の食事 #叡智 #聖ゲオルギウス #にせの幽霊

by admin. 民話 <231文字> 編集

ずるいこじきと人食い巨人 ATU1088
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 161-163p

 「おじいさんと一つ目の大男たち」が類話といえる。

#民話 #スイス #食欲 #こじき #巨人 #悪神 #叡智 #怪物退治 #テーセウスとアリアドネー #大食競争、大酒飲み競争

by admin. 民話 <143文字> 編集

親指太郎
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 109-112p

 主人公が魚に食べられたり、ケーキに紛れ込んだりするところは、変身譚であり「輪廻転生的」であると思う。
 怪物を退治するくだりが欠如している。主人公は魚、蝶、鳥に運搬される。

#民話 #オーストリア #小さ子 #男子 #末子成功譚 #人身御供 #巨人 #こうのとり #魚 #ヨブ #川 #呪的逃走 #小麦 #変身 #ばら #蝶 #運搬動物 #鶴 #怪鳥 #植物 #鳥

by admin. 民話 <222文字> 編集

山男
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 99-101p

 主人公に代わって「助け手」が怪物を退治してしまうパターン。
 逃走の際、山男が石と共に川に沈んでいくエピソードは「英雄ディックベール」、「サルのよめ」「スルタンのぶち犬」と共通している。

#民話 #オーストリア #川 #人身御供 #山男 #禁忌 #見るな #火 #呪的逃走 #匿う #野いちご #植物 #怪物退治 #巨人 #山羊 #運搬動物 #見るな #牧草刈りの人々 #ジークフリート #川と石

by admin. 民話 <248文字> 編集

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