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名づけ親 ATU700
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 261-264p

 導入部分は「不知の子」の変形といえる。
 全体としては女性が女神に捧げ物(この場合は身代わりの子供)をして結婚等の豊穣を得る、という物語が、キリスト教の影響を受けて「誠実さが大切である」という説話に変更された物語といえる。人身御供を求める女神が狐の化身である、という点は日本の荼枳尼天信仰を連想させる。女神は冥界の女神らしく、思うがままに人を殺したり再生させたりする力(眠らせる力)を持っている。女主人公が木に隠れたりする点は樹木信仰の名残がみられる。
 類話は「蛇の女王」、「病気の百姓女」である。物語の骨格は、女神的存在が名づけ子の人生に関わる、というもので「ランスロットと湖の貴婦人ヴィヴィアン」、「妖精オリアンドと騎士モージ(モーギス)」と同様である。

#民話 #レートロマン #真名 #禁忌 #見るな #ドイツとうひ #樹木 #樹木信仰 #狐 #女神 #出産 #カトリック #人身御供 #名づけ親 #すり替え人 #聖母マリアの子

by admin. 民話 <472文字> 編集

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