タグ「梨」を含む投稿[5件]
のろいをかけられた花嫁
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 141-145p
「閉じ込められている乙女」はイナンナとエレシュキガル的である。
逃走の際に女主人公が手助けをするのは、テーセウスとアリアドネー的といえる。
花嫁が入れ替わる点は、瓜子姫的である。花嫁の入れ替えに「母親」が絡んで、かつ最後に罰せられるのは「罪を犯して罰せられた女神」という点で「ティアマト」を連想させる。
類話は「うりひめ」、「たまご姫」、「とくさむすめ」、「白檀の木」、「悪魔の難題」の後半部分
#民話 #オーストリア #ATU480 #親切な少女と不親切な少女 #テーセウスとアリアドネー #梨 #胡桃 #林檎 #呪的逃走 #瓜子姫 #妻の母親 #怪物退治 #鳩 #天人女房 #イナンナとエレシュキガル #閉じ込められている乙女 #魔女の母親 #瓜子姫
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 141-145p
「閉じ込められている乙女」はイナンナとエレシュキガル的である。
逃走の際に女主人公が手助けをするのは、テーセウスとアリアドネー的といえる。
花嫁が入れ替わる点は、瓜子姫的である。花嫁の入れ替えに「母親」が絡んで、かつ最後に罰せられるのは「罪を犯して罰せられた女神」という点で「ティアマト」を連想させる。
類話は「うりひめ」、「たまご姫」、「とくさむすめ」、「白檀の木」、「悪魔の難題」の後半部分
#民話 #オーストリア #ATU480 #親切な少女と不親切な少女 #テーセウスとアリアドネー #梨 #胡桃 #林檎 #呪的逃走 #瓜子姫 #妻の母親 #怪物退治 #鳩 #天人女房 #イナンナとエレシュキガル #閉じ込められている乙女 #魔女の母親 #瓜子姫
by admin. ⌚ 2020年04月30日(木) 20:18:33 民話 <404文字> 編集
ジプシーと三人の悪魔
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 123-129p
前半は「蘇民将来」的な話。イエスが人を生きかえられたりする代わりに、現世利益的な宝物を与える点は北欧神話的、異教的と言うべきか。
主人公と悪魔とのやりとりは「怪物退治」の崩れと思われるが、主人公が悪魔を自分の家で迎え撃つ話といえる。そのため、「呪的」に逃走するのは悪魔の方、と入れ替わっている。
パロディー的ではあるが、「恐れを知らないこと」が禁忌として暗示されている。
主人公の生きているときの所業が来世に影響する点も北欧神話的といえると思うが、天国と地獄という表現が出てくるところ、良くも悪くもなりきれない人間的な主人公が天国にも地獄にも行き場がない、という点は、「煉獄」を連想させ、キリスト教的な思想の影響といえると感じる。イエスに「永遠の魂の平和(天国)」を求めない主人公が悪い、というキリスト教の説話的な意味の物語であろう。(でも、異教徒の私はキリスト教徒ではないので、「死後の天国を求めない精神」が非難されるべき、というキリスト教の考え方そのものに共感する気持ちがないので、説教的に感じにくい面はある。)
#民話 #オーストリア #蘇民将来 #イエス #財布 #悪魔 #鏡 #魔法のアイテム #ジプシー #梨 #鍛冶屋 #天国と地獄 #禁忌 #恐れ #来世 #怪物退治 #迎え撃ち型 #カトリック
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 123-129p
前半は「蘇民将来」的な話。イエスが人を生きかえられたりする代わりに、現世利益的な宝物を与える点は北欧神話的、異教的と言うべきか。
主人公と悪魔とのやりとりは「怪物退治」の崩れと思われるが、主人公が悪魔を自分の家で迎え撃つ話といえる。そのため、「呪的」に逃走するのは悪魔の方、と入れ替わっている。
パロディー的ではあるが、「恐れを知らないこと」が禁忌として暗示されている。
主人公の生きているときの所業が来世に影響する点も北欧神話的といえると思うが、天国と地獄という表現が出てくるところ、良くも悪くもなりきれない人間的な主人公が天国にも地獄にも行き場がない、という点は、「煉獄」を連想させ、キリスト教的な思想の影響といえると感じる。イエスに「永遠の魂の平和(天国)」を求めない主人公が悪い、というキリスト教の説話的な意味の物語であろう。(でも、異教徒の私はキリスト教徒ではないので、「死後の天国を求めない精神」が非難されるべき、というキリスト教の考え方そのものに共感する気持ちがないので、説教的に感じにくい面はある。)
#民話 #オーストリア #蘇民将来 #イエス #財布 #悪魔 #鏡 #魔法のアイテム #ジプシー #梨 #鍛冶屋 #天国と地獄 #禁忌 #恐れ #来世 #怪物退治 #迎え撃ち型 #カトリック
by admin. ⌚ 2020年04月28日(火) 23:04:52 民話 <603文字> 編集
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 235-239p
ハイヌウェレ的な「排泄神」の物語が崩れたもの。
これも、物語として確立したのは近世以降だと思うけれども、日本的なハイヌウェレ神話は、どちらかというと早い段階で「神の死体から植物が化生する」という思想が失われて形骸化していったのかもしれないと想像する。
成立には、これも神話等に詳しい修験道関係者等が関わっているかもしれない、とは思うが。
#昔話 #長野県 #北信 #放屁 #排泄神 #梨