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タグ「聖母マリア」を含む投稿3件]

アロー家のはじまり
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 243-244p

 鳥女房的物語兼始祖伝説といえる。キリスト教が浸透すると、「神の子孫」を名乗る人々はいなくなったかもしれないが、かつての始祖としての「神」は人外の超常的存在へと変化したように思える。この物語に登場するヒロインは「山羊のようなひづめ」を持っており、かつては山羊をトーテムとした女神であったことが示唆される。

#伝説 #カタロニア #スペイン #始祖伝説 #禁忌 #聖母マリア #馬

by admin. 伝説 <228文字> 編集

巡礼の道連れ ATU516
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 265-271p

 「怪物退治」のための旅が、供養のための「巡礼」に変更されており、キリスト教の影響といえる。
 供をしてくれるのは若者ではなく老人だが、社会的地位は主人公よりも下といえるので「ボロルドーイ型」といえるが、主人公を蘇生させる蘇民将来的な能力があることから、当然イエスを連想させる。
 子供を生贄に求めながら、結果としてそれを止める、という展開は「イサクの燔祭」を布教のために分かりやすく「ご当地的」に書き換えたものではなかろうか、と思う。その結果、キリスト教の思想と、人身御供を求める異教の神々との話が混在した不可思議な話となっている。それと共に、「神に対して自己犠牲と従順を求める」というキリスト教の思想が明確に現されているように思う。
 林檎といえばキリスト教的には「原罪」の象徴のように思われるのだが、本物語では異教的に「若さの象徴」として使われているように思う。

アインジーデルン:「スイスのチューリヒ郊外にある有名な巡礼地。10世紀に創設されたベネディクト派の修道院と教会がある。」とのこと。

#民話 #レートロマン #林檎 #巡礼 #カトリック #死んだ父親 #オーディン #老人 #ボロルドーイ #蘇民将来 #聖母マリア #血 #人身御供 #忠臣ヨハネス #イサクの燔祭 #アミクスとアメリウス

by admin. 民話,固有地名 <602文字> 編集

ふくろうをからかうな
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 219-221p

 神に捧げ物をして豊穣を得る、という神話が、キリスト教の手によって変化したもの、といえると思う。古い時代の異教の神(この物語の場合は梟)は、人の命や財産を求める悪魔として描かれる。

#民話 #スイス #悪神 #梟 #神 #カトリック #神と悪魔 #聖母マリア #牧童 #羊飼い #鳥信仰 #樹木信仰 #ホレのおばさん #終わらない仕事

by admin. 民話 <212文字> 編集

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