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カテゴリ「英雄名」に属する投稿19件]

スヴェンド・フェリング
「フェアリーのおくりもの トマス・カイトリー」 39-41p

 トロルの喧嘩に加勢して、怪力を得る話。怪力を得ることは一種の化生といえようか。
 「見るな」の禁忌がついている。
 「炎黄闘争」の崩れた物語といえる。

#民話 #デンマーク #ニーベルンゲン #見るな #怪力 #食欲 #炎黄闘争 #化生 #スヴェンド・フェリング

by admin. 民話,英雄名 <177文字> 編集

スヴェンド・フェリングと女エルフ
「フェアリーのおくりもの トマス・カイトリー」 15-16p

 エルフの酒を捨てて、怪力を得る話。
 デンマークのスヴェンド・フェリングは、ニベルングのシグルトとのことである。
 杯に関する類話は「オーゲルブの教会に奉納された杯」、「フェアリーの宴会」である。

#民話 #デンマーク #ニーベルンゲン  #妖精 #椀貸伝説 #怪力 #食欲 #酒捨て #椀貸伝説 #化生 #スヴェンド・フェリング

by admin. 民話,英雄名 <223文字> 編集

泉小太郎
「読んで 遊んで とっぴんぱらたからぎけのり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 70-80p

 「新長野のむかし話」編について。これは元の話からかなり改変がされている、と感じるが私が知る限り最悪の改変だと思う。
1.伝説にまつわる地名が記載されていない点(犀川、松本平など)
2.犀竜が悪いことをして罰を受けて竜にされてしまっている点
3.罰を受けた原因は、犀竜自身というよりも社会的な問題なのだが、なんでそれを弱者である犀竜が一番泥を被って犠牲にならなければならないのだろうか。現代的に、弱者を搾取することを正当化する思想に繋がらないだろうか。
4.小太郎が自らの出自に引け目を感じている点。読者である子供に、出自等で他人と違うことは「それだけで悪いことである」と思わせることにならないだろうか。現代的な教育という観点から多様性の尊重と平等や公平という精神を損なう物語とならないだろうか。

 何より、犀竜自身は祀られている神社を持たない、といえども、かつての水内郡(現在の長野市)の犀川流域から広い範囲で九頭竜女神が水神として祀られていることを併せ考えれば、犀竜とは九頭竜女神のことである、と容易に気がつけるはず。そんなことも分からない奴がこの物語に手を出すんじゃねーよ、水内郡の伝統と文化に対する侮辱だ! と正直思います。(ま、元の話も竜蛇女神に自己犠牲を求める話で、個人的には好きではないのですが。)

 同じ「日本標準」出版でも「長野の伝説」に収録されている方が原話に近いと思うので、いつか紹介できれば、と思います。犀川には他に安曇族の神の開拓神話もあるのですが。開拓神をないがしろにしてどうなってるのか、という「現実の歴史」もいつか紹介できれば、と思います。

#昔話 #長野県 #北信 #竜 #開拓神 #女神

by admin. 昔話,固有神獣,英雄名,起源・由来 <771文字> 編集

両面宿儺の伝説
「ひだぶり街道物語 岐阜新聞社」 88-89p

 高山市丹生川地区、乗鞍岳の伝説。
 仁徳天皇の頃、飛騨に両面宿儺という鬼神が住んでいて、武振熊命に討たれた。その一方、両面宿儺は仏教寺院の開基や、乗鞍信仰を確立し、地元では英雄であった、という物語。

 両面宿儺とは、どちらかといえば政治的に創作された人物だと思うし、だからこそ古代からの神のように見えて、仏教との関わりが深いのだと思う(仏教は古代日本では比較的新しい宗教概念なので。)。長野県側と比較するならば、八面大王とも、泉小太郎とも関連すると考える。中央と対立した神という点では八面大王と類似している。また、乗鞍の女神であると共に水と日輪の女神でもある乗鞍岳そのものを女神との何らかの潜在的な関わりで「祭祀者」となっている点、女神を押しのけて自らが主人公になっている点は泉小太郎的といえる。

参照:両面宿儺

#伝説 #岐阜県 #飛騨 #女神 #太陽 #池 #怪物退治

by admin. 伝説,神話,英雄名,多エピソード保有人名 <424文字> 編集

早太郎
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 172-180p

 「怪物退治」の一種。「猿神退治」といったら「早太郎」というくら有名な話。
 光善寺は長野県駒ヶ根市赤穂にある天台宗の別格本山の古刹である。天台宗信濃五山のひとつに数えられた。
 一方、静岡県磐田市見付には矢奈比賣神社(見付天神)がある。
 早太郎は光善寺での名前で、見付では悉平太郎(しっぺいたろう)と呼ばれる。

 光善寺には今でも早太郎のお墓があります。見付天神には悉平太郎を祀った霊犬神社があるとのこと。
 駒ヶ根から見付まではおおよそ90~100kmの距離がある。古くからの南信と静岡との交流を忍ばせると共に、
傷つきながらも遠い道のりを故郷まで戻ってきた早太郎のことを思うと、感慨深いものがあります。
 早太郎が通ったと思われる道は現在の国道152線号であり、「秋葉街道」という名があって、
南信から秋葉山に通じる道でもあります。かつての修験道の道でもあるので、やはり物語の発生と伝播には
修験道が大きく関わっているのではないか、と思います。

参照:猿神退治


#伝説 #長野県 #南信 #犬 #仏教 #修験道

by admin. 伝説,英雄名,固有地名 <499文字> 編集

山鳥の征矢(そや)
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 151-158p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 62-68p、タイトルは「山鳥の恩返し」に変更された。

 安曇野の八面大王に関する伝承のうち、「ヤマドリ女房の尾羽」が中心となる物語。
 長野県には、あちこちに坂上田村麻呂が立ち寄った、というような伝承が見られる気がする。

参照:魏石鬼八面大王
 
#昔話 #長野県 #中信 #怪物退治 #坂上田村麻呂

by admin. 伝説,英雄名,多エピソード保有人名,固有地名 <232文字> 編集

エルベリヒ(Elberich)とオトニト(Otnit、あるいはオルトニト(Ortnit))
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 135-139p

 「怪物退治」譚の変形であり、倒す相手は舅である。
 助け手は、主人公の母と父親(エルベリヒ)である。エルベリヒが樹木(菩提樹)の化身であることが示唆されている。
 呪的逃走はない。

 エルベリヒからは甲冑、盾、名剣ロッセを貰う。

 主人公は一応キリスト教徒になっているが、あまりキリスト教的な匂いは感じない、単純な物語である。

 参照:ユオン・ド・ボルドー(Huon de Bordeaux)とオーベロン(オベロン、Oberon)

#伝説 #ドイツ #指輪 #魔法のアイテム #菩提樹 #母親 #ホレのおばさん #力くらべ #ドワーフ #オーディン #怪物退治 #こびと #樹木信仰

by admin. 伝説,固有アイテム,英雄名 <370文字> 編集

おばけ退治
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 95-100p

 いわゆる「怪物退治」譚。僧侶が退治する「聖ゲオルギス型」である。
 閑貞坊とは、昔信濃町に住んでいた僧侶のことのようである。
 ただし、知的な感じではなく、修験道の僧侶らしく、逞しく武力に優れていたと思われる。

#伝説 #長野県 #北信 #狢 #化かす #動物 #祟り #追い払い #聖ゲオルギウス #修験道

by admin. 伝説,英雄名,多エピソード保有人名 <192文字> 編集

トルストン(Thorstein)と小人
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 89p

 トルストンは7世紀に実在したと言われてる伝説上の人物である。
 小人を助けて、お礼に魔法のアイテムを貰った、と言われている。
 参照:トルストンのサガ
 
#伝説 #北欧 #ドワーフ #魔法のアイテム #小人

by admin. 伝説,英雄名,多エピソード保有人名 <149文字> 編集

サー・トパスのロマンス
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 70-71p

 「サー・トパスの物語」、『カンタベリー物語』(The Canterbury Tales)に含まれる。作者はジェフリー・チョーサー(Geoffrey Chaucer)、14世紀に書かれた。

 高潔なサー・トパスはエルフの女王を愛すると決めてフェアリーの国を探し求めた。フェアリーの国は見つかったが、そこには人っ子一人いなかった。

というあらすじの物語で未完である。未完である。「天国の恩恵はたやすく手に入らない」という皮肉が込められた話が予定されていたのであろうか。
 
#伝説 #イギリス #いなくなった妻を探す夫 #獣の王 #ロマンス #カトリック

by admin. 伝説,英雄名 <316文字> 編集

オジェ・ル・ダノワ(オジエ・ル・ダノワ)とアヴァロン(Avalon)の島
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 64-68p

 オジエ・ル・ダノワ(Ogier le Danois、デンマーク人オジエ)はシャルルマーニュに仕えていた。シャルルマーニュ伝説の十二勇士の一人である。
 オジエは勇敢な騎士で、アヴァロンの女主人モルガン・ル・フェイ(Morgue la faye、モルグ・ラ・フェイ)の恋人だった。モルガン・ル・フェイは嵐を起こすことのできる女神的存在である。楽園に近い場所に美女がいて、恋人となってくれる、という設定は、やはり「山のおやじ」的だと思う。
 パピヨン (Papillon) という馬をモルグから送られる。
 楽園でオジエが蛇を倒すところは「怪物退治」的な流れでもあるし、楽園に巣くった原罪の蛇をオジエが倒した、という暗喩でもあると思う。
 オジエがアーサー王の代わりに戦うところはジークフリート的である。オジエが異教徒の王の妻を娶ろうとするところは「瓜子姫」的だが、モルグに連れ去られてしまうため、キュベレーとアッティスのような展開になっている。

 オジエは女神を愛人に持ち、怪物退治を行い、ジークフリート的でもあり、最後に女神に連れ去られてしまう、と西欧の理想の英雄伝説の総まとめの見本のような存在だと思う。キリスト教の影響が色濃いと感じる。オジエの楽園生活の描写は、「キリストの戦士になったらこうなりますよ」という、まさに「山のおやじ」的プロパガンダが目的で作られたものではないだろうか。

 伝ランベール・ド・パリ作『オジエの騎士道』(Chevalerie Ogier de Danemarche; 原型は12世紀だが、伝わる作品は13世紀初頭)(オジェ・ル・ダノワ

#伝説 #フランス #馬 #神獣 #獅子 #蛇 #怪物退治 #林檎 #女神 #言うな #禁忌 #忘却(レテ)の冠 #魔法のアイテム #ジークフリート #歌 #泉 #瓜子姫 #ロマンス #カトリック

by admin. 伝説,英雄名,固有神獣 <850文字> 編集

フェリドゥーン(ファリーズーン)
鍛冶屋・カーヴェ(カーワ)に助けられて、蛇王ザッハーク(ザーハーク)を倒す。ジャムシード王の二人の妹と結婚する。

イーラジ
フェリドゥーンの3人の息子の末子。兄二人に妬まれて殺される。

マヌーチェフル(ミヌーチール)

イーラジの孫。フェリドゥーンに助けられて、祖父の敵を討つ。フェリドゥーンの後継者となる。

「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」 64-79p

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #英雄 #王 #敵討ち

by admin. 神話,英雄名 <245文字> 編集

ユオン・ド・ボルドー(Huon de Bordeaux)とオーベロン(オベロン、Oberon)

「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 55-59p
 ユオンは妖精王オベロンと出会い、援助を得る。男神の援助を得るのであるから、「オーディン」型といえる。
 オベロンはシーザーと「島の貴婦人」との混血である、と名乗り、オベロン自身が半神半人の英雄のような存在である。オベロンにはまた、出生時にメドゥーサ型の呪いがかけられていた。
 ユオンはシャルルマーニュに仕えていた。

 カイトリーによるとオーベロン(オベロン、Oberon)はオトニト(Otnit、あるいはオルトニト(Ortnit))のエルベリヒ(Elberich)、ニーベルンゲンのアルブリヒ(Albrih)と同じものである、とのことである。(妖精の誕生 160p他)

 El-とかAl-は地中海東側では「神」を表す接頭辞であるので、エルベリヒの元の名前はベリヒ(Berich)やブリヒ(Brih)といえるのではないか、と個人的には思う。ウガリット神話のバアル(Baal)は嵐と慈雨の神とされていますし、個人的にはこのあたりが起源の神的存在なのではないのか、と感じます。旧約聖書に出てきますから、キリスト教圏で、聖書が読めた人だったら、誰でもバアルのことは知っていたと思いますが。

 『Les Prouesses et faitz du noble Huon de Bordeaux』は13世紀前半の武勲詩である。(オーベロン

 オベロンが嵐を起こしたりできる性質は天候神(風の神か?)の崩れた姿を思わせる。
 物語の最後にユオンがパラダイス(天国)へ誘われる点はやはり、キリスト教の影響と「山のおやじ」的発想を感じる。キリスト教と中世の騎士道のプロパガンダの物語といえるのではないだろうか。

 参照:エルベリヒ(Elberich)とオトニト(Otnit、あるいはオルトニト(Ortnit))
 
#伝説 #ドイツ #フランス #こびと #オーディン #禁忌 #言うな #嵐 #川 #呪い #女神 #カイトリー #ドワーフ

by admin. 伝説,神名,英雄名 <893文字> 編集

サー・ローンファルのロマンス
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 52-55p

 サー・ローンファル(Sir Launfal)はアーサー王に仕える騎士で、フェアリーのトリヤムーア(Tryamour)と恋人同士になる。
 その結果、魔法の財布等の豊穣のアイテムを手に入れる。
 ギニア(グィネヴィア)王妃に言い寄られ、「言うな」の禁忌を破ってしまうが、恋人に対する貞節を守り、最後には恋人に助けられて、恋人と共にフェアリーの国に去る。

 Thomas Chestreによるその中英語版『Sir Launfal(ローンファル卿)』)で描かれるグィネヴィアは、執念深くふしだらな女であるだけでなく、けちで、アーサーや育ちの良い騎士たちから嫌われている。14世紀の作品。(グィネヴィア

 宮廷を去ったサー・ローンファルが隠遁するところは「獣の王」を思わせる。怪物が退治されるわけではないが、ギニア王妃が「悪役」として設定されており、ティアマト的な役割を割り振られている。最後に恋人に助けられるところは「テーセウスとアリアドネー」型といえるが、フェアリーの国(冥界)に去ってしまう点は、「天国への昇天」を連想させる。トリヤムーアはワルキューレ的な存在ともいえる。

 「昇天」を良しとする結末は、どちらかといえばキリスト教の影響なのではないだろうか。(個人的には「山のおやじ」的発想だと思う。)

 様々な民間伝承を綺麗に中世の騎士ロマンスに纏めた物語といえると思います。

#伝説 #イギリス #禁忌 #言うな #魔法のアイテム #獣の王 #ティアマト #テーセウスとアリアドネー #ロマンス

by admin. 伝説,英雄名,多エピソード保有人名 <696文字> 編集

妖精オリアンドと騎士モージ(モーギス)
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 51-52p

 モージ(Maugris、またはMaugis)は「フランスの話材」を扱った武勲詩、ロマンスなどに登場する人物。騎士でありながら、魔法にも精通しており、シャルルマーニュに仕えている。(Wikipedia

 オリアンドとはモーギスの養母かつ名づけ親かつ愛人である。親元から盗み出されたモーギスを拾い上げて養育した。
 成長したモーギスは名剣・フロベルジュを手に入れる。
 魔法の馬・バヤール(バイヤール)はモーギスが最初に手に入れた、という文献もあるが、その場合は後にモーギスの従兄弟のルノー・ド・モントーバンに譲られた、とされる。

 モージが最も早く登場するのは、12世紀後半に成立した古フランス語の武勲詩、「エイモン公の4人の息子」(fr:Quatre Fils Aymon)である。(モージ

 名づけ親と子供の関係は「名づけ親」「ランスロットと湖の貴婦人ヴィヴィアン」に通じる。モージは「さらわれた子供」ではあるが、オリアンドが直接さらったわけではなく、ワンクッション置かれている。
 英雄に名馬と名剣が組み合わさっている伝承は西欧的といえよう。
 子育てに実の親がかかわっていない点は「不知の子」的である。

#伝説 #フランス #馬 #神獣 #剣 #神物 #女神 #英雄 #名づけ親 #ロマンス

by admin. 伝説,英雄名,固有神獣,固有アイテム,多エピソード保有人名 <609文字> 編集

ランスロットと湖の貴婦人ヴィヴィアン
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 48-50p

 ヴィヴィアンとはランスロットの養母である。ランスロットはアーサー王に仕える。
  子育てに実の親がかかわっていない点は「不知の子」的である。
 女神的存在が赤ん坊をもらい受けて、それがその子の将来に関わる、というモチーフは「名づけ親」と同様である。「妖精オリアンドと騎士モージ(モーギス)」は類話といえる。

「湖のランスロット」 (Lancelot of the Laik)は14世紀の作品である。(原典資料

#伝説 #イギリス #水 #湖 #女神 #名づけ親 #ロマンス

by admin. 伝説,英雄名,多エピソード保有人名 <292文字> 編集

ロスタム(ローステム)とラクシュ(レクシ)

「妖精の誕生 トマス・カイトリー」
 七道程 (ハフト・ハーン)という冒険を行う。デーヴァ(デーヴ)との戦いである。 32-34p
 レクシはローステムの愛馬である。

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #英雄 #悪神 #鳥 #馬 #神獣 #怪物退治

by admin. 神話,英雄名,固有神獣 <155文字> 編集

タフムーラス(タームーラース、タームラス)


 タフムーラスは、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する、古代イランの第3代目の王である。フーシャング王の子で、ジャムシード王(『アヴェスター』における聖王イマ)の父とされる。また悪魔の束縛者であり、アフリーマンに騎乗して、世界中を駆け巡ったという伝説の持主である。
 神々(特に悪神)を支配する際に「恐れ」が禁忌とされた。(Wikipedia より)

 「神馬を恐れてはならない」という禁忌が存在する点は「悪魔の難題」、「地主が馬になった話」にその片鱗が見える。
 悪魔を酷使する際に「恐れ」が禁忌とされる点は「鉄のハンス」が類話である。

黒い馬 「王者を飲む怪馬」タフムーラス(タームーラス)王(Tahmurasu)を飲み込む。 42p

「妖精の誕生」
デーヴ・ベント(デーヴを縛る者)と呼ばれた。
 ペリに味方すべきか、デーヴに味方すべきかをシームルグ(セームルグ)に相談する。 31-32p
 シームルグの羽毛を冑に飾る。

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #タフムーラス #王 #悪神 #酷使 #鳥 #神鳥 #馬 #禁忌 #恐れ #シームルグ

by admin. 神話,固有神獣,英雄名 <516文字> 編集

炭焼き喜藤次
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 38-40p

 主人公にとって、「都から来た妻」は、人というよりはむしろ豊穣をもたらす女神、異類の妻、といった方が正確であると思う。
 「女神を再生させる」という要素は乏しい。妻は住吉の神の使いといえる。ワルキューレ型の物語といえる。

#昔話 #長野県 #南信 #炭焼き #異類嫁 #都から来た妻 #黄金 #職能型 #女神 #夢 #予言 #住吉 #ワルキューレ

by admin. 昔話,英雄名 <210文字> 編集

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