タグ「恐れ」を含む投稿[11件]
by admin. ⌚ 2022年02月10日(木) 07:44:19 <6071文字> 編集
地主が馬になった話
「ソヴィエト諸民族民話集」 154-158p
下男達の助け手となる男神がペルーンであることが明らかになっている物語。
前半は地主=怪物的な物語で、ペルーン(物語中ではペコルーン)が問題解決をしてしまう。物語の主人公はペルーンといえる。
後半は馬に変えられた地主がキャベツを食べて再生する話で、キャベツを捧げられる馬の神のような扱いになっている。地主は家畜の神であるヴォーロスの化身といえようか。地主(ヴォーロス)は再生されると新たに結婚生活をやり直すわけで、結婚の復活も神らしい結末と言える。
「馬を恐れない」という禁忌は明確な言葉では現れないが、下男達の容赦ない態度から暗喩される。タフムーラス型といえる。
#民話 #ラトビア共和国 #馬 #禁忌 #タフムーラス #食事 #恐れ #おじいさん #ペルーン #ヴォーロス #聖ゲオルギウス #地主 #怪物退治 #変身 #キャベツ #植物 #吝嗇
「ソヴィエト諸民族民話集」 154-158p
下男達の助け手となる男神がペルーンであることが明らかになっている物語。
前半は地主=怪物的な物語で、ペルーン(物語中ではペコルーン)が問題解決をしてしまう。物語の主人公はペルーンといえる。
後半は馬に変えられた地主がキャベツを食べて再生する話で、キャベツを捧げられる馬の神のような扱いになっている。地主は家畜の神であるヴォーロスの化身といえようか。地主(ヴォーロス)は再生されると新たに結婚生活をやり直すわけで、結婚の復活も神らしい結末と言える。
「馬を恐れない」という禁忌は明確な言葉では現れないが、下男達の容赦ない態度から暗喩される。タフムーラス型といえる。
#民話 #ラトビア共和国 #馬 #禁忌 #タフムーラス #食事 #恐れ #おじいさん #ペルーン #ヴォーロス #聖ゲオルギウス #地主 #怪物退治 #変身 #キャベツ #植物 #吝嗇
悪魔の難題
「ソヴィエト諸民族民話集」 112-137p
前半は「テーセウスとアリアドネー」型の物語。
後半は「うりひめ」、「たまご姫」や「とくさむすめ」、「のろいをかけられた花嫁」、「白檀の木」に通じる話である。
神馬に関して「恐れないこと」が禁忌とされるのはタフムーラス型である。
超常的な者にキスされると、ある意味正気ではなくなる、という点での類話:底革のハンス
#民話 #ベラルーシ共和国 #唾 #悪魔 #魔法使いの弟子 #難題聟 #呪的逃走 #不知の子 #鶏 #羊 #川 #馬 #恐れ #タフムーラス #鳥 #白樺 #柳 #樹木信仰 #おばあさん #ホレのおばさん #小麦 #テーセウスとアリアドネー #変身 #怪物退治 #禁忌 #キス #瓜子姫
「ソヴィエト諸民族民話集」 112-137p
前半は「テーセウスとアリアドネー」型の物語。
後半は「うりひめ」、「たまご姫」や「とくさむすめ」、「のろいをかけられた花嫁」、「白檀の木」に通じる話である。
神馬に関して「恐れないこと」が禁忌とされるのはタフムーラス型である。
超常的な者にキスされると、ある意味正気ではなくなる、という点での類話:底革のハンス
#民話 #ベラルーシ共和国 #唾 #悪魔 #魔法使いの弟子 #難題聟 #呪的逃走 #不知の子 #鶏 #羊 #川 #馬 #恐れ #タフムーラス #鳥 #白樺 #柳 #樹木信仰 #おばあさん #ホレのおばさん #小麦 #テーセウスとアリアドネー #変身 #怪物退治 #禁忌 #キス #瓜子姫
by admin. ⌚ 2022年01月11日(火) 23:25:22 民話 <367文字> 編集
タフムーラス(タームーラース、タームラス)
タフムーラスは、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する、古代イランの第3代目の王である。フーシャング王の子で、ジャムシード王(『アヴェスター』における聖王イマ)の父とされる。また悪魔の束縛者であり、アフリーマンに騎乗して、世界中を駆け巡ったという伝説の持主である。
神々(特に悪神)を支配する際に「恐れ」が禁忌とされた。(Wikipedia より)
「神馬を恐れてはならない」という禁忌が存在する点は「悪魔の難題」、「地主が馬になった話」にその片鱗が見える。
悪魔を酷使する際に「恐れ」が禁忌とされる点は「鉄のハンス」が類話である。
黒い馬 「王者を飲む怪馬」タフムーラス(タームーラス)王(Tahmurasu)を飲み込む。 42p
「妖精の誕生」
デーヴ・ベント(デーヴを縛る者)と呼ばれた。
ペリに味方すべきか、デーヴに味方すべきかをシームルグ(セームルグ)に相談する。 31-32p
シームルグの羽毛を冑に飾る。
#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #タフムーラス #王 #悪神 #酷使 #鳥 #神鳥 #馬 #禁忌 #恐れ #シームルグ
タフムーラスは、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する、古代イランの第3代目の王である。フーシャング王の子で、ジャムシード王(『アヴェスター』における聖王イマ)の父とされる。また悪魔の束縛者であり、アフリーマンに騎乗して、世界中を駆け巡ったという伝説の持主である。
神々(特に悪神)を支配する際に「恐れ」が禁忌とされた。(Wikipedia より)
「神馬を恐れてはならない」という禁忌が存在する点は「悪魔の難題」、「地主が馬になった話」にその片鱗が見える。
悪魔を酷使する際に「恐れ」が禁忌とされる点は「鉄のハンス」が類話である。
黒い馬 「王者を飲む怪馬」タフムーラス(タームーラス)王(Tahmurasu)を飲み込む。 42p
「妖精の誕生」
デーヴ・ベント(デーヴを縛る者)と呼ばれた。
ペリに味方すべきか、デーヴに味方すべきかをシームルグ(セームルグ)に相談する。 31-32p
シームルグの羽毛を冑に飾る。
#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #タフムーラス #王 #悪神 #酷使 #鳥 #神鳥 #馬 #禁忌 #恐れ #シームルグ
まったらこうよ
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 51-59p
題の「まったらこうよ」とは、長野県の方言的に使われている古語で、「まったら(放ったら)」+「こうよ(来よ)」という意味。「まる(放る)」というのは「用を足す」という意味。
導入部分は上司と対立するタイプの「ゲイ流譚」である。ただし、上司にあたる「おしょうさん」は、旅の助けとなる魔法のアイテムもプレゼントしてくれる「助け手」も兼ね、主人公の小坊主さんの師匠でもあるので、「ゲイ流譚」と「魔法使いの弟子」が融合した展開となっている。対立はあるけれども、互いに殺し合うほどではなく、どちらかといえば友好的な師匠と弟子であることが特徴である。
前半は「鬼ばばあ」からの逃走譚で、「怪物退治」は省略されて逃げるだけである。魔法のアイテムはここで使用される。
中盤は祟る「田の神」を退治するのではなく、「祀る」物語。ないがしろにされていた「田の神」に、餅、酒、大根を捧げる。いずれも植物の変化したもので「生贄の娘の身代わり」であるので、女主人公が植物の化身であることが分かる。
後半はいわゆる「難題婿」で、蜂に助けてもらう「動物神」型兼「謎解き」型。「恐れ」による禁忌も伴う。
主人公が「小坊主さん」であるので、武力で怪物を退治する、という要素は乏しくて、知恵を使って問題を解決しよう、という傾向が強い。かつ、省略が多いけれども、導入部分のおしょうさんとの別れも含めると本来の「怪物退治+呪的逃走」から発生した物語のパターンが4つも繰り返されている物語である。使用されているモチーフも多岐に渡る。よく4つの物語パターンをまとめたな、と思う。神に酒を捧げて機嫌をとり、生贄の乙女を助ける点は、まさにセクメト神話である。
また、祭祀に関して「餅、酒、大根」を捧げることが、「人身御供」の代わりだとあからさまに分かる内容である。普通に日本人だとお祭りの際に、餅、酒、大根を神前に捧げるなんて、「当たり前に普通のこと」過ぎて、その意味を深く考えたことがないような気がするが、民話の中にその本態があっさり語られていたりするようである。
#昔話 #長野県 #東信 #僧侶 #鬼女 #呪的逃走 #お札 #魔法のアイテム #おしょうさん #オーディン #川 #祭祀 #餅 #酒 #稲 #大根 #巨人 #かかし #田の神 #水神 #植物 #難題聟 #蜂 #動物神 #恐れ #禁忌 #射日神話 #魔法使いの弟子 #ゲイ流譚 #叡智 #動物番
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 51-59p
題の「まったらこうよ」とは、長野県の方言的に使われている古語で、「まったら(放ったら)」+「こうよ(来よ)」という意味。「まる(放る)」というのは「用を足す」という意味。
導入部分は上司と対立するタイプの「ゲイ流譚」である。ただし、上司にあたる「おしょうさん」は、旅の助けとなる魔法のアイテムもプレゼントしてくれる「助け手」も兼ね、主人公の小坊主さんの師匠でもあるので、「ゲイ流譚」と「魔法使いの弟子」が融合した展開となっている。対立はあるけれども、互いに殺し合うほどではなく、どちらかといえば友好的な師匠と弟子であることが特徴である。
前半は「鬼ばばあ」からの逃走譚で、「怪物退治」は省略されて逃げるだけである。魔法のアイテムはここで使用される。
中盤は祟る「田の神」を退治するのではなく、「祀る」物語。ないがしろにされていた「田の神」に、餅、酒、大根を捧げる。いずれも植物の変化したもので「生贄の娘の身代わり」であるので、女主人公が植物の化身であることが分かる。
後半はいわゆる「難題婿」で、蜂に助けてもらう「動物神」型兼「謎解き」型。「恐れ」による禁忌も伴う。
主人公が「小坊主さん」であるので、武力で怪物を退治する、という要素は乏しくて、知恵を使って問題を解決しよう、という傾向が強い。かつ、省略が多いけれども、導入部分のおしょうさんとの別れも含めると本来の「怪物退治+呪的逃走」から発生した物語のパターンが4つも繰り返されている物語である。使用されているモチーフも多岐に渡る。よく4つの物語パターンをまとめたな、と思う。神に酒を捧げて機嫌をとり、生贄の乙女を助ける点は、まさにセクメト神話である。
また、祭祀に関して「餅、酒、大根」を捧げることが、「人身御供」の代わりだとあからさまに分かる内容である。普通に日本人だとお祭りの際に、餅、酒、大根を神前に捧げるなんて、「当たり前に普通のこと」過ぎて、その意味を深く考えたことがないような気がするが、民話の中にその本態があっさり語られていたりするようである。
#昔話 #長野県 #東信 #僧侶 #鬼女 #呪的逃走 #お札 #魔法のアイテム #おしょうさん #オーディン #川 #祭祀 #餅 #酒 #稲 #大根 #巨人 #かかし #田の神 #水神 #植物 #難題聟 #蜂 #動物神 #恐れ #禁忌 #射日神話 #魔法使いの弟子 #ゲイ流譚 #叡智 #動物番
by admin. ⌚ 2020年05月31日(日) 19:51:53 昔話 <1053文字> 編集
ジプシーと三人の悪魔
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 123-129p
前半は「蘇民将来」的な話。イエスが人を生きかえられたりする代わりに、現世利益的な宝物を与える点は北欧神話的、異教的と言うべきか。
主人公と悪魔とのやりとりは「怪物退治」の崩れと思われるが、主人公が悪魔を自分の家で迎え撃つ話といえる。そのため、「呪的」に逃走するのは悪魔の方、と入れ替わっている。
パロディー的ではあるが、「恐れを知らないこと」が禁忌として暗示されている。
主人公の生きているときの所業が来世に影響する点も北欧神話的といえると思うが、天国と地獄という表現が出てくるところ、良くも悪くもなりきれない人間的な主人公が天国にも地獄にも行き場がない、という点は、「煉獄」を連想させ、キリスト教的な思想の影響といえると感じる。イエスに「永遠の魂の平和(天国)」を求めない主人公が悪い、というキリスト教の説話的な意味の物語であろう。(でも、異教徒の私はキリスト教徒ではないので、「死後の天国を求めない精神」が非難されるべき、というキリスト教の考え方そのものに共感する気持ちがないので、説教的に感じにくい面はある。)
#民話 #オーストリア #蘇民将来 #イエス #財布 #悪魔 #鏡 #魔法のアイテム #ジプシー #梨 #鍛冶屋 #天国と地獄 #禁忌 #恐れ #来世 #怪物退治 #迎え撃ち型 #カトリック
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 123-129p
前半は「蘇民将来」的な話。イエスが人を生きかえられたりする代わりに、現世利益的な宝物を与える点は北欧神話的、異教的と言うべきか。
主人公と悪魔とのやりとりは「怪物退治」の崩れと思われるが、主人公が悪魔を自分の家で迎え撃つ話といえる。そのため、「呪的」に逃走するのは悪魔の方、と入れ替わっている。
パロディー的ではあるが、「恐れを知らないこと」が禁忌として暗示されている。
主人公の生きているときの所業が来世に影響する点も北欧神話的といえると思うが、天国と地獄という表現が出てくるところ、良くも悪くもなりきれない人間的な主人公が天国にも地獄にも行き場がない、という点は、「煉獄」を連想させ、キリスト教的な思想の影響といえると感じる。イエスに「永遠の魂の平和(天国)」を求めない主人公が悪い、というキリスト教の説話的な意味の物語であろう。(でも、異教徒の私はキリスト教徒ではないので、「死後の天国を求めない精神」が非難されるべき、というキリスト教の考え方そのものに共感する気持ちがないので、説教的に感じにくい面はある。)
#民話 #オーストリア #蘇民将来 #イエス #財布 #悪魔 #鏡 #魔法のアイテム #ジプシー #梨 #鍛冶屋 #天国と地獄 #禁忌 #恐れ #来世 #怪物退治 #迎え撃ち型 #カトリック
by admin. ⌚ 2020年04月28日(火) 23:04:52 民話 <603文字> 編集
しゃれこうべ
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 103-105p
形は崩れてるけれども、イナンナとエレシュキガル神話が崩れた物語だと思う。
「黄泉の国」での試練の結果、再生されるのが「夫神」ではなくて、女神であるところは、古い時代の女神信仰の名残を思わせ、アルテミスとイーピゲネイアと同様の関係を連想させる。
(ハイヌウェレとしても良いかも、と思いますが、植物の豊穣の物語、という側面が弱いので、「アルテミスとイーピゲネイア」としました。)
類話は「病気の百姓女」。
#民話 #オーストリア #イナンナとエレシュキガル #再生される女神 #頭蓋骨 #禁忌 #恐れ #鳩 #アルテミスとイーピゲネイア #人身御供 #幽霊 #冥界の食事 #小麦
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 103-105p
形は崩れてるけれども、イナンナとエレシュキガル神話が崩れた物語だと思う。
「黄泉の国」での試練の結果、再生されるのが「夫神」ではなくて、女神であるところは、古い時代の女神信仰の名残を思わせ、アルテミスとイーピゲネイアと同様の関係を連想させる。
(ハイヌウェレとしても良いかも、と思いますが、植物の豊穣の物語、という側面が弱いので、「アルテミスとイーピゲネイア」としました。)
類話は「病気の百姓女」。
#民話 #オーストリア #イナンナとエレシュキガル #再生される女神 #頭蓋骨 #禁忌 #恐れ #鳩 #アルテミスとイーピゲネイア #人身御供 #幽霊 #冥界の食事 #小麦
by admin. ⌚ 2020年04月25日(土) 19:27:37 <330文字> 編集
アフラ・マズダーとアンラ・マンユ(アフラ・マズダとアングラ・マイニュ) 「宇宙創造」
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4」
アフラ・マズダーは善神、アンラ・マンユは悪神である。
アフラ・マズダーは自分の汗から人間を作り出した。 23p
アンラ・マンユが作り出した物:毒蛇、イナゴ、蟻
黒い馬 「王者を飲む怪馬」タフムーラス(タームーラス)王(Tahmurasu)を飲み込む。 42p
注にある「Nin Ella」とはどのような神なのか調べられなかった。
#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #神 #悪神 #人間創造 #馬 #禁忌 #恐れ
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4」
アフラ・マズダーは善神、アンラ・マンユは悪神である。
アフラ・マズダーは自分の汗から人間を作り出した。 23p
アンラ・マンユが作り出した物:毒蛇、イナゴ、蟻
黒い馬 「王者を飲む怪馬」タフムーラス(タームーラス)王(Tahmurasu)を飲み込む。 42p
注にある「Nin Ella」とはどのような神なのか調べられなかった。
#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #神 #悪神 #人間創造 #馬 #禁忌 #恐れ
by admin. ⌚ 2020年04月18日(土) 14:42:44 神話 <280文字> 編集
1.ミーノータウロス退治のように、「主人公が怪物を退治し、怪物の近親者(姉妹、娘など)を妻とするタイプ」とその変形の物語。
(1) 問題解決のために「妻の手助け」があるタイプ → 「テーセウスとアリアドネー」型 #テーセウスとアリアドネー
(1)-あ 問題を姑が課すタイプ → 「ポポヨラのロウヒ」型 #姑
(1)-い 問題を舅が課すタイプ → 「須佐之男」型 #舅
(2) 主人公を助けるために女主人公が犠牲になるタイプ → 「エンリルとニンリル」型 #エンリルとニンリル
(2)-あ 退治されるのが女性で有罪であるタイプ → 「ティアマト」型 #ティアマト
(2)-い 主人公を軸として死により女主人公が入れ替わるタイプ他 → 「シヴァとサティー」型 #シヴァとサティー
(3) 問題解決のために「女神的存在の手助けがある」タイプ → 「ホレのおばさん」型 #ホレのおばさん
(4) 問題解決のために「男神的存在の手助けがある」タイプ → 「オーディン」型 #オーディン
(4)-あ 問題解決のために「神や仲間との力(食欲)くらべ」があるタイプ → 「ヤコブ」型 #力くらべ
(4)-い 問題解決のために男主人公が単独で解決するタイプ → 「ポセイドーン」型 #ポセイドーンとアムピトリーテー
(4)-う 問題解決のために男主人公が単独で解決し、結婚しないタイプ → 「聖ゲオルギウス」型 #聖ゲオルギウス
(4)-え 問題解決のために異種の供がつくタイプ → 「ブレーメン」型 #ブレーメン
(4)-お 問題解決のために若者等の供がつくタイプ → 「ボロルドーイ」型 #ボロルドーイ
(4)-か 問題解決のために「神の使いの手助け(女性等)」があるタイプ → 「ワルキューレ」型 #ワルキューレ
(4)-き 問題解決のために「動物神他の手助け」があるタイプ → 「動物神」型 #動物神
(4)-く 問題解決のために「動物神他を無理矢理こき使う」タイプ → 「酷使」型 #酷使
(4)-け 問題解決のために「物質の精霊他の手助け」があるタイプ → 「魔法のランプ」型 #魔法のランプ
(4)-こ 助け手が主人公に代わり問題を解決するタイプ → 「ジークフリート」型 #ジークフリート
(4)-さ 大勢の人が主人公と共に戦い、問題を解決するタイプ → 「蜂起」型 #蜂起
(5) 問題解決のために武力ではなく知恵を使うタイプ → 「叡智」型 #叡智
(5)-あ 問題解決のために謎を解くタイプ → 「謎解き」型 #謎解き
(5)-い 謎を解くのに姥捨老人の知恵を得るタイプ → 「姥捨て」型 #姥捨て
(5)-う 問題解決のために詐欺的な悪知恵を使うタイプ → 「詐欺」型 #詐欺
(5)-え 問題解決のために知恵で相手を関心させるタイプ → 「怪物納得」型 #怪物納得
(5)-お 問題解決のために祭祀を行うタイプ → 「祭祀」型 #祭祀
(5)-か 問題を女主人公が課すタイプ → 「王女出題」型 #王女出題
(5)-き 女主人公が「怪物(主に実家)」の側につくタイプ → 「怪物尊重」型 #怪物尊重
(6) 主人公が弓の名手であるタイプ → 「射日神話」型 #射日神話
(7) 主人公が動物番であるタイプ → 「動物番」型 #動物番
(7)-1 主人公が草食動物であるタイプ → 「羊と狼」型 #羊と狼
(8) 女主人公と主人公が破綻するタイプ → 「ゲイと嫦娥」型 #ゲイと嫦娥
(8)-あ 結婚前から女主人公と主人公が破綻しているタイプ → 「ティアマト」型 #ティアマト
(8)-い 女主人公が古い夫(主に老人)から乗り換えるタイプ → 「ネミの森」型 #ネミの森
(9) 怪物の急所が隠されているタイプ → 「秘密の急所」型 #秘密の急所
(10) 家にやってくる怪物を退治するタイプ → 「迎え撃ち」型 #迎え撃ち
(11) 家にいる怪物を退治するタイプ → 「追い払い」型 #追い払い
(11)-1 家にいる怪物を追い払えず逃げ出そうとするタイプ → 「追い払い失敗」型 #追い払い失敗
(12) 怪物を物に閉じ込めるタイプ → 「封印」型 #封印
2.主人公が目上の存在(父親、上司等)と対立して旅に出るタイプ → 「射日神話」型 #ゲイ流譚
2-あ 主人公が特に海に流されるタイプ → 「淡島」型 #淡島
3.主人公(あるいは女主人公)が怪物から逃走するタイプ
(1) 魔法や変身で逃げおおせるタイプ → 「呪的逃走」型 #呪的逃走
(1)-あ 他人に匿われながら逃げおおせるタイプ → 「匿い」型 #匿う
(1)-い 動物と一緒に生活するタイプ → 「獣の王」型 #獣の王
(1)-う 主人公が鳥に運んで貰うタイプ → 「怪鳥」型 #怪鳥
(1)-え 主人公が魚に運んで貰うタイプ → 「ヨブ」型 #ヨブ
(1)-お 鳥・魚以外の動物他に運んで貰うタイプ → 「運搬動物」型 #運搬動物
4.主人公が魔法使い等の弟子であるタイプ → 「魔法使いの弟子」型 #魔法使いの弟子
4-あ 主人公が半身であるタイプ → 「半身英雄」型 #半身英雄
5.女主人公の所業で主人公(夫)が不幸になるタイプ → 「ネミの森」型 #アルテミス
5-あ 女主人公の所業のうち不貞以外での不幸(特に浪費)が隠されているタイプ → 「食わず女房」型 #食わず女房
6.女主人公が主に家族のために旅に出るタイプ → 「鉢里公主」型 #鉢里公主
(1) 失踪した兄弟や夫を探すタイプ → 「兄達を探す乙女」型 #兄その他を探す乙女
(1)-あ 女主人公のえん罪等により失踪した兄弟や夫を探すタイプ → 「えん罪」型 #えん罪
(1)-い 継子虐めにより旅に出るタイプ → 「継子虐め」型 #継子虐め
(2) 火を求めるタイプ →「火を探す乙女」型 #火を探す乙女
(3) 問題解決のために「夫の手助け」があるタイプ → 「クピードーとプシュケー」型 #クピードーとプシュケー
7.女主人公が失踪するタイプ → 「セクメト」型 #セクメトの失踪
(1) 失踪した妻を夫が探すタイプ → 「いなくなった妻を探す夫」型 #いなくなった妻を探す夫
(2) 主人公の所業に不満があって女主人公が失踪するタイプ → 「ラ・ラメー」型 #ラ・ラメー
(3) 「見るな」等の禁忌に触れて女主人公が失踪するタイプ → 「鶴女房」型 #鶴女房
8.主人公(達)を助けるために女主人公が身代わり的な子供を産むタイプ → 「エンリルとニンリル」型のうち「出産」型 #出産
8-あ 女主人公が性行為以外で妊娠するタイプ → 「処女懐胎」型 #処女懐胎
9.主人公が何らかの理由で複数の人の命を求めるタイプ → 「ザッハーク」型 #ザッハーク
10.女主人公他が上位の女性から呪いをかけられるタイプ → 「メドゥーサ」型 #メドゥーサ
10-1 呪いの原因が明確な侮辱であるタイプ → 「アテーナーとアラクネー」型 #アテーナーとアラクネー
11.女主人公が眠っているタイプ → 「眠り姫」型 #眠り姫
(1) 女主人公が扉の中に閉じ込められているタイプ → 「天岩戸」型 #閉じ込められている乙女
(2) 幼児が見知らぬ父親を言い当てるタイプ → 「賀茂別雷命」型 #賀茂別雷命
12.主人公他の命を巡って二柱の男神が対立するタイプ → 「神と悪魔」型 #オーディンとトール
13.樹木から豊穣を得るタイプ → 「樹木信仰」型 #樹木信仰
(1) 樹木信仰のうち、鳥から豊穣を得るタイプ → 「鳥信仰」型 #鳥信仰
14.神々が旅をして死者を生き返らせるタイプ等 → 「蘇民将来」型 #蘇民将来
14-1 願いをかなえるタイプ → 「希望成就」型 #希望成就
14-2 労働を続けるタイプ → 「労働継続」型 #労働継続
14-3 1,2の内、神々が旅をしないタイプ → 「神固定」型 #神固定
15.キリスト教の影響を受けた物語のタイプ → 「キリスト教」型 #カトリック
15-あ 悪魔に自ら魂を売るタイプ → 「魂売り」型 #魂売り
16.存在を知らない子供を悪魔等に渡すタイプ → 「不知の子」型 #不知の子
17.神的アイテムとして鉄の棒やムチが出てくるタイプ → 「鉄の棒」型 #鉄の棒
17-あ 際限のない食事を出すアイテムが出てくるタイプ → 「魔法の大釜」型 #魔法の大釜
17-い 地獄の大釜が出てくるタイプ → 「地獄の大釜」型 #地獄の大釜
17-う 触れると霊が出てくるタイプ → 「魔法のランプ」型 #魔法のランプ
17-え その他豊穣をもたらすアイテムが出てくるタイプ → 「豊穣のアイテム」型 #豊穣のアイテム
18.二人の女性が入れ替わるタイプ → 「親切な少女と不親切な少女」型 #イナンナとエレシュキガル
18-あ 結婚を巡って二人の女性が入れ替わるタイプ → 「瓜子姫」型 #瓜子姫
18-い 18-あのうち、特に主人公の「眠り」によって女性が入れ替わるタイプ → 「ドゥムジ」型 #ドゥムジ
18-う 女主人公によって女神が再生されるタイプ → 「アルテミスとイーピゲネイア」型 #アルテミスとイーピゲネイア
18-え 女主人公(の命)によって植物が再生されるタイプ → 「ハイヌウェレ」型 #ハイヌウェレ
18-お その他、女神が何らかの代償で再生されるタイプ → 「再生される女神」型 #再生される女神
19.「瘤取り」等のように二人等の男性が入れ替わるタイプ → 「オシリスとセト」型 #オシリスとセト
20.妻が人間ではないタイプ → 「異類嫁」型 #異類嫁
20-あ 妻が鳥や天女等であるタイプ → 「天人女房」型 #天人女房
20-い 服(皮)を隠すタイプ、服が見つかることが禁忌となる → 「羽衣」型 #羽衣
20-う 男女を問わず服(皮)を処分するだけのタイプ → 「皮処分」型 #皮処分
21.夫が人間ではないタイプ → 「異類聟」型 #異類聟
21-あ.夫が犬であるタイプ → 「盤瓠」型 #盤瓠
21-い.夫が猿であるタイプ → 「猿聟」型 #猿聟
21-う.夫が蛇や竜であるタイプ → 「蛇聟」型 #蛇聟
22.冥界が地下世界でなく「海の向こう」にあるタイプ → 「竜宮」型 #竜宮
23.神々と交流する際に禁忌があるタイプ → 「禁忌」型 #禁忌
23-あ 特に「見てはならない」タイプ → 「見るな」型 #見るな
23-い 特に「恐れてはならない」タイプ → 「恐れ」型 #恐れ
23-う 特に「馬を恐れない」タイプ → 「タフムーラス」型 #タフムーラス
24.怪物退治ではなく宝物入手が目的となっているタイプ → 「イアーソーン」型 #イアーソーン
24-あ その他の目的で流転するタイプ → 「アイネイアース」型 #アイネイアース
25.異界で非常に長時間が経過するタイプ → 「浦島太郎」型 #浦島太郎
参照:「魔法のアイテム 」
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