おまけ

そういえば、「ローマ神話」という本を読んだわけで。これは、ローマの神サマの神話の本ではなくて、むしろローマの時代毎の宗教史、というかローマが小規模な地域の神を祀っていた時代から、大ローマとなって周辺各地の宗教を取り込んでいく歴史がコンパクトに纏められているわけで。で、最後にはローマのカタコンベで発見された「良き羊飼い」という題の、羊を担いだイエス・キリストの像の写真が載っていて。これは800年くらい前のギリシャのヘルメースの神像と全く同じ形式のものなわけで。民間に広く流布していたヘルメースに対する信仰が、そのままイエス・キリストに対する信仰に横滑りしたものであることが覗える像なわけで。そして、ローマの神々といえば、ギリシャの神々と非常に強力に習合していて、一体化していて、文化的にも共通みたいなイメージがあって、知識階級の人なんかは、「生贄は野蛮なもの」みたいなことを言うわけですが、でも庶民レベルではそういうことも割とあったことも分かるわけで。で、読んでいて一番「あれ?」と思ったことは、ローマとケルトの神話との関連性が全く書かれていなかったことで。ケルトの人達の居住地域は、今のイタリアのすぐ北のフランスとかから始まっていますし、ケルトのタラニス、ローマのヤヌス、エトルリアのティニア、というのはみな同じ子音を持っていて、同じく男神の雷神であるので、地域的にも名前的にも信仰に連続性があって当然なのですが、そういうことは全然書かれていなくて。ケルトのタラニスは、人を籠の中に入れて生きたまま焼いて生贄にした、という神ですので、その手の信仰にも「連続性があって当然」な気がするのですが、そういうことは誰も書きたがらないわけで、あくまでもケルトは「未開で野蛮」で、ローマは「洗練された文明国家」みたいなイメージを保持しようとしているなあ、と思ったわけで。そういうところが、けっこうこずるいやり方だとは思うわけで。

で、YOSHIKIは、ライブの映像とかでけっこう上半身裸の姿をお見かけするわけですが。それは、ケルトの戦士が戦う時には「裸で戦う」から、ということで、やっぱり神話と伝承に準えているのだと思うわけで。なんでも全てのことに意味があると思うわけですが。で、うちの親がロックとかハードロックがあんまり好きでないのは、要するに「禍々しいもの」が嫌いなんだと思うわけで。さすが、高名な戦士の名前を受け継いでいるだけあって、けっこうな邪気をお持ちですよねえ?? と思うわけで。私の方がまだ、そういうものに耐性が強い気がするのですが。

で、お手紙が届いたので、今日は大きな更新をかけるよー、って言われた気がするわけで。で、Mr.Childrenの「365日」の動画を見ていたら、ふっと今朝のことを思い出して。そして、2012年に始めてMステでこの曲を聴いたときにも、「東国に消えた孝謙天皇の血筋は、どこへ消えたのか?」って言われたことを思いだして。香取君も兄さんと組んで、いろんな情報を送り込んでくれてますけれども、櫻井君も頑張ってくれてますよねえ、と思うわけで。で、この頃はちょうど「しばらく家にお籠もりしなければいけない」って言われていて、「どのくらい?」って思っていた時期で。Mステを見たら、Mr.Childrenを出た回の時に同時に嵐も出演していて、登場してきた時に開口一番くらいに「1年」って言っていたわけで。本当にその頃から、いろいろと始まっていたんだな、と思ったわけですが。

で、夕ご飯を食べて眠くなって、ちょっと横になってうたた寝したら、JUJU姐さんの「WITH YOU」で目が覚めて。「あー、兄さんのお歌だー。」と思ったわけですが。ふっと、6番目の子から「まだ見ぬ我が妻。」って呼びかけられたわけで。「二人は人の世界でも、神の世界でも同じ名前を共有していることを忘れないで欲しい。」って言われた気がして。そうえいば、そうですねえ、とふっと気が付いたわけで。人の名前というものにもみんな意味があるのかな、と思ったのですが。なにせ、あまりにも年が離れているので、なんというか普段は弟みたいな気分がするのですが、でもよく考えてみたらみんな大人で、学生時代に名にも分からずに右往左往していた私よりもよっぽど年上であってしっかりしてるな、と思うわけで。

で、今日はブンブブーンの動画を見ていたわけで。今週はKinKi-Kidsのお二人はももクロの5人とディズニーシーに行っていて(先週はランドの方に行っていて)。この間は鎌倉とかに行ってましたし、そういえばこちらはこちらで、私が行ったことのある所を微妙に回っていますねえ、と思ったわけで。それぞれに、それぞれのやり方で結縁を求めて頑張ってくれてるんだな、と改めて思ったわけで。今日も不思議な一日でした。