偵察日和

ということで、結果的にはこういう一日だったと思います。

ええと、午前中は、どうも誰かさんが動いて、割と近くに来ると私まで気にあてられて、気持ち悪くなってしまって、微妙に調整が入った気がします。

で、いろんな人が来て、いろんなことを言うわけですが、要するに兄さんとしては、どこで何が出来るのかということを、まず一つずつ探りたい、ということのようで。で、要するに問題点は、私自身が力の調整もできなければ、「防衛」ということも全くできないので、兄さんが全開で来ると、私が潰れかねない、と。そのために、いちいち調整が必要なわけですが、兄さんの方も力を抑えすぎると、他の二人も連れて来れなくなってしまいますし、しかも、道中には「呪いの結界」が一杯ということで、それを蹴散らすだけの気を兄さんが使うと、私が心配とか、そういうことになるらしいです。あー、それで○○バの建物とかあるんだ? と思うわけで。要するに、他の二人にはそういうものがいちいちおっかなくて入って来れないようで。それなので、
「最終的には、誰が何を言おうが、自分の言うことだけを信じて下さい。」
と言ってくるわけで。

 

てことで、ここには敵は入ってこれますが、味方は入ってきにくい。しかも、中にいる味方は数が多くありませんし、あたくしの一族郎党は、みな能力があまりにも形骸化し過ぎていて、あまり助けにならないようだ、ということで。まあ、私自身は出入りできるのですけれどもね。自分自身に降りかかる反動さえ抑えられればね、ということで。
それで誰もが、兄さんの才覚に頼りっきりになる、といういやな状態になってしまうようでーー;。ただ、中に入ってしまえば、近所は割と静かですし、どっちかっていうと、
「○○○○がやってくる」
って言って、いやがっている感じはするわけですが。私にとっては、このように感じられた一日でした。