新たな作戦というのは、私が「他の二人が来れないのであれば、兄さん一人であっても良いから来て欲しい。」と願ったから立案されたもので、そもそも兄さんが結界を破ろうとするから私にダメージが来るのだから、兄さん以外の人で結界を破れるだけの力を持つ人が私用に力を抑えた兄さんを連れてきてくれて、かつ残りの二人の代理人と言うことで来てくれれば、私がまず最初に兄さんの手を取ることができるし、兄さんとの神婚をまず完結してしまえば、兄さんも私を外へ安全に連れ出すことができるようになるから、それから他の二人との神婚も完結すれば良いであろう。自分達だけ先に神婚を済ませてしまったからといって、他の二人を見捨てるような私たちではないし、そうさせるような代理人は選ばない、ってそういうことなのかと思うわけですが。
しかも、複数の代理人を立てて良ければ、「3人で迎えに来る」ということは守らなくて良くなりますし、場合によっては印欧語族のご助力を仰ぐことも可能と言うことで。
結界って言ったって、普通に地元の人は出入りしているものなのだから、そんな強いものではないはずだから、「破れる」だけの人材を集めるだけなら容易かろう、と思う向きが多いようで。
どうもね、私も医者時代に○○バの患者の検体をずいぶん診断しましたし、うちの親なんかもけっこう関わりを持ってたりしたから、そっちとの「結縁」がけっこう強くできてしまっていて、それで更に一番目の子と二番目の子は手足が出ないようで。
でも、やっぱり作戦を立てるのであれば、「婿入りの形式」とかに捕らわれず、こういう柔軟な発想は必要であろうと思いますし、兄さん一人に全ての負担をかけすぎるのはよろしくないと思います。いくら力があっても、彼は万能でも全能でもないと思いますし、助けを得られる状態にあるのに、一人で無理しすぎることはないと思います。
ということで、この作戦に関わる方で、兄さんが選ばれた方で在るならば、誰でも信濃国に出入りしてよろしいですよ? っていうか、今となっては兄さんもこの許可は出せる立場だと思うのですけれどもね。私の許可も欲しいというのであれば、ということで。(だって、今日、妻科神社に行ってきたんだよね? あそこは、諏訪神の妻神を祀る神社で、私も一度行ったことがありますから、兄さんは兄さんで、そうやって自分自身とも私とも結縁を頑張って繋ごうとされてるのだと思うわけですが。)
作戦を立案して下さった方には、いずれ上手く物事が運べば、「常識的な軍師」としてお会いできる機会があるかと思います<(_ _)>。