燔祭の魔女

昨夜は夢を見て、なんだか学校の卒業式?みたいな感じで、学校に行ったらまだ式が始まっていなくて、時間が空いたので友達と買い物に出かけて、デパートみたいなところに行って、上の階から下の階へ行くのに、階段を降りようとしたら足下に段がなくて。で、困っていたら女の子の友達が来て、「助けて上げる」って言われて別の道を教えて貰ったわけで。で、「お仕事」に出かけましたら、基礎のコンクリートに水抜きの穴を開けるという話になって。それは「水」を落とす「落とし穴」だから落ちないようにご用心、って言われるわけで。だから、その穴に「落ちない」ように、開けられたらご用達のモルタルの粉で穴を清めておくように、って言われたわけで。で、開けられた端から一応粉を撒いておいたわけです。っていうか、それをさせたくないから、穴を開けてすぐに土を埋めようとしたんだよねえ? と思うわけで。

で、鵄がトーテムで、シリウスと結縁して狩りの神としての力が増すって言ったら、誰がどう見ても立派な「イシス」なのが問題、って言われるわけで。しかも、イシスって言うのは「赤毛のアン」って言われて非常に評判の悪い女神だって言われるわけで。だいたい、「アン」っていうのは「イナンナ」が変化した名前だと思うわけで、メソポタミアのイナンナ、エジプトのイシスって似たような蛇の太母である気がするわけですが、なんでイシスの方が評判が悪いの? って思うわけで。で、イシス、オシリス、ホルス、セトの神話は、平ったく言うと、イシス(女神)、オシリス(男神)、セト(男神)が兄弟で、オシリスとセトが争って、オシリスが殺されてバラバラにされてしまうわけで。オシリスの妻イシスは亡くなった夫の遺体を集めて、夫を生き返らせるのですが、オシリスの男根だけが見つからなくて、で、生き返ったオシリスは「黄泉の国の王」となり、イシスは一人で息子のホルスを育てるので、イシスは豊穣の女神であると共に、母性の象徴のような女神ともされるわけで。で、イシスの別名がソプデトと言って、ソプデトの時にはシリウスの象徴とされるわけです。で、イシスのトーテムが鵄ですので、シリウスに象徴される鵄の女神がイシスなわけで。で、セトって名前はKTの子音を持つ「蛙」ってことだよねえ? って言われるわけで。で、セトのトーテムはオオカミ(エジプトではジャッカル)と言われているわけです。そしてソプデトって名前は一番近いのはレバノンのヘバトだよねえ? って言われるわけで。要するに、セトもソプデトも、元は「蛙」という名前から出ている神であって、セトとイシスは「同じモノ」って言われるわけで@@。要するに、イシスは夫を食い殺してバラバラにして、「黄泉の国」に生き返らせる太母であって、しかも夫が反抗しないように「男性」の象徴である男性器を切り落として覇気を奪ってしまうわけで。そして、生まれてきた息子のホルスは長ずれば、またイシスの夫のオシリスとなる定め、ということで、それは1年ごとに夫をとっかえひっかえして、年が明けると生け贄にして殺してしまった母系の蛇神信仰の典型的な神話、って言われるわけで@@。で、実際古代エジプトでは、毎年赤毛の男を焼き殺して、灰を畑に蒔いたということをプルタルコスが言っているわけで。「赤毛」というのは血の色でもあり、火の色の象徴でもあるということで。「その女は燔祭の魔女なんだけど。」って言われるわけで。

で、古代エジプトの多神教というのは、古代エジプトって、ノモスという「州」とか「県」に相当するような地方毎の行政区が別れていて、ノモス毎に守護神がいる、という形式になっていますから、名前が違っても性質が同じ神サマがたくさんいるのが特徴、って言われるわけで。で、結局彼らの信仰は「羊トーテム」か「牛トーテム」か、ということに大別されるだけで、神サマの名前なんかあんまり意味を持たないって言われるわけで。イシスのもう一つのトーテムは雌牛なわけで、一方の夫のオシリスのトーテムは牡牛なわけで。で、子供のホルスのトーテムは隼なわけですが、「ちょっと考えてみれば誰でも分かることだけど、牛の子は牛だから。」ということで、ホルスの潜在的なトーテムも「牛」なんだ? ということで。ホルスはこれから育つ将来のある子牛の姿(あるいは子供の姿)で現されるけれども、老いたオシリスは牡牛の姿で現されるわけで。で、「牛信仰」と言えばデーヴァ信仰、デーヴァと言えば人身御供ということで、生け贄を引き裂いた血で髪の毛が真っ赤になった「赤毛のイシス」は、生け贄を焼き殺す「火の女神」でもあって、評判が悪い、とそういうことなのだと思うのですがーー;。

で、イシスというのは、ギリシア語の読み方であって、エジプトでは「アセト」と呼んだわけです。アセト女神の名はエジプトの外にまで拡がって、ウガリットのアーシラト、アスタルト、メソポタミアのイシュタル、インド・イラン神話の太女神アーデティーヤ、ヘブライ語のアシェラ、ヒンドゥーのサティー等へと変化するわけです。で、「アスラ神族のアーデティーヤまで来れば話は早いでしょ?」って言われるわけで。それは仏教の阿修羅に相当する神でもあるわけですが、ゾロアスターではアフラ・マズダの「アフラ」に相当するわけで、ゾロアスターの主神ヴァルナと、それと対になって語られるミスラは両方とも、インドの神話ではアーデティーヤの子供達とされているわけで。富の王家のゾロアスターは人間の燔祭は禁止! って言われるわけですが、そもそも王家のトーテムが富(とび)であるのは、決して偶然ではなくてイシス女神から来ているんですよねえ? と思うわけで。

で、結局旧約聖書の例を引き出して言われることは、モーゼがエジプトから出て来たときに、人々は「金の子牛」像を造って怒られたでしょ? エジプトにおけるイシス・オシリス信仰は、彼らの子供であるホルスの化身がファラオであって、ファラオも死すれば父神オシリスと同一のものとなる、というものだと言われるわけで。で、イシスとオシリスの先祖には、始原神であり単独神であるアトゥムがいるとされているわけで、アトゥムはエジプトでは「テム」と呼ばれていたわけで、この神は「世界の始まりと終わり」と言われているわけで、トーテムが牡牛とされているわけです。で、「TM」というその子音は、トラキアのダキニ、エトルリアのティニア、ローマのヤヌスと同じモノ、って言われるわけで。単純にいうと、太陽神アトゥムは、若かりし頃はホルス、死してオシリスとなるもの、ということですよねえ? ということで。その循環を繰り返す限り、人も神々も永遠であると考えたのが古代エジプトの人々、ということなのですが、古代エジプトでは死者をあの世に再生させるための儀式があるわけで、神話の上ではその秘技を司るのがイシス女神なわけですが、現実の祭祀でそれを行ったのは「ヒョウの皮」を身に纏った神官ということで、その神官は「ベス」の化身ですよねえ? ということでーー;。その役目は母系社会ではイシス女神の役目、男系社会ではベスの役目と言うことで、その二つの信仰が組み合わさったのが古代エジプトの信仰、ということで;。で、アダムとイブって居るでしょ? アダムとはアトゥムのこと、イブというのはデーヴァのイブなんで、ソプデトのこと、って言われるわけで@@。で、二人の子供で最後まで生き残ってユダヤの民の先祖となったとされるのがセトということで。そもそも古代のユダヤの民の宗教は、人間の燔祭を禁止しているだけのイシス・オシリス信仰も同然って言われるわけで@@。だいたい、「鵄」のトーテムはそっから来ててもおかしくないんだ? と思うわけですがーー;。で、原始キリスト教の母子神信仰ってあるでしょ? あれは、古代エジプトのイシス・ホルス信仰そのもの、というか、モーゼはエジプトを出て来たときに王権を嫌って子牛信仰を禁止したんだけれども、結局イスラエルは再び王制を採用することになったわけで、その根拠となる子牛信仰も再開されたわけで。で、結局ローマの支配下に入った後にも、ダビデ王家の末裔を名乗って「王権」を得ようとしたのがイエス・キリストとその一派ということで、その人達はユダヤ教の中の新興宗教というよりは、むしろイシス・ホルス信仰を強化する方向に先祖帰りして、ユダヤの王権を取り戻そうとした人達、って言われるわけで。だから、初期の原始キリスト教がイシス・ホルス信仰に倣った母子神信仰であるのは当然のこと。って言われるわけですが。問題なのは「燔祭の女神イシス」なわけで。イシスは夫であるオシリスの「復活」に大きく関わる女神であって。で、その一方新訳聖書で「復活したイエス」に直接会ったとされるのが「マグダラのマリア」であって。「そういう記述を読めば、マグダラのマリアが死したオシリスも同然のイエス・キリストの妻であって、その復活に関わるイシス女神である、っていう意味の「記述」だって、誰にでも分かるようになってるんだよ。」って言われるわけで@@。で、神サマというのが、何代にもわたって受け継がれるモノというのはやっとなんとなく私にも分かったわけですが。「その女は「夫の復活のため」と称してローマに大火災を引き起こした火付け強盗のくせに自分だけは天寿を全うした女なんで。その女こそが2000年前に実在した「燔祭の女神」イシスだから。ヘンな先祖を持つと、何かにつけて、ここが似てるとか、似てないって言われて比べられるから大変だよ。」って言われるわけで@@。その人、本気でイシス女神の名前を持っていた人なんだ? ということで。男系中心のローマ教会は、イエス・キリストは「単独神」であって子孫はいない、その代わりにいるのが「代理人」って言うわけですが。そんなだから、敵の人達にとっては、「イシス」の名を持つ者は、「イナンナ」以上に迷惑な存在、ということでーー;。

そして、古事記を読めば、金鵄のイシスは、神武天皇を助けて長髄彦を倒したことになっているわけで。それは単純に富の王家の神である鵄が、王家を見限って神武の側についたっていう話じゃないんだ? と思うわけで。要するに、人身御供を禁止したユダヤ教を経由して、ゾロアスターへと移行した富の王家の人々の祖神の根幹には、イシス・オシリス信仰があるわけで。で、一方の原始キリスト教は、再び人身御供を再開して王権を確立しようというユダヤのイシス・オシリス信仰であったわけで。両者の出所がそもそも「全く同じモノ」というわけで。近親憎悪的に、凶星シリウスに反応する女神が出てくることは、「マグダラのマリアの再来」も同然ということで、味方の方もあんまり面白くないということのようでーー;。で、そもそも「神武の目を潰した」って言われたけど、それは架空の人物だし、何者? と思うわけで。そうしたら、「鵄の女神イシスは、夫であるオシリスの保護者でもあるでしょ。金鵄が保護する神武天皇はオシリス兼イエス・キリストそのものであって、彼らの子孫が「キリストの王国の王」というのが原始キリスト教の神話だって、古事記を読めば誰にでも分かるようになってるんだけど?」って言われるわけで@@。しかも、神武の妃はヒメタタライスズヒメ(媛蹈鞴五十鈴媛命)という名なわけで、その名前は「大田田井の伊勢の比売」っていう意味ですよねえ? って思うわけで。それはそれで羌族の太陽女神の名前ですよねえ? ということで。要するに、神武の東征伝承は、原始キリスト教的には「王家の正統性」を示すモノ。そして、出雲的ゾロアスター信仰に対しては、「鵄」に象徴される太陽女神の夫は「神武天皇」であって、神武こそが正統なアフラ・マズダーであると主張して、長髄彦をアンラ・マンユに貶めようとする意図が込められているモノ、って言われるわけで。そういう神話は今となっては誰にとっても迷惑な話で、喜んでいるのはオオカミの太母ダキニの再来に賭けたトラキア・ダキアの人々と、母子神信仰の強い騎士団くらい、って言われるわけですがーー;。そこで、そこなイシスは「どんなイシス」なのか? っていろんな人に聞かれるので、6番目の子は「仏教徒のイシスです」って言って片付けちゃっているらしいのですが。「仏教」は仏教で、どんな神サマも善神にしちゃうような免罪符みたいな側面があるんだ?@@ とは思うわけですが;。

それにしても、ピューマの皮を着た偽りの再生の神「ベス」ってですねえ? 敵側の「ベス」って、最近では「puma」ってブランドの白いポロシャツとか着て登場する気がするのですが。自分でも「腹黒い」って言ってましたし、あの世に再生させられないようにしないといけないですねえ? とは思うわけですが。とりあえず「落とし穴」はなんとかなったということのようでーー;。