20年10月15日

 今日は、裁判用の書類を出しに行ってきました。

 それから、どうも色々と考えてみるに、悪巧みをする方は、私がじいさんの腎機能をスルーしてるもので、「腎臓についての知識が全く無い」と思って、私も含めてその他の家族にも嫌がらせを考えたらしい。

 まず、じいさんについて。eGFRが40きってるので、専門医の受診をするべき値です。教科書的にはね。かかりつけ医の若旦那と、主治医である市民病院のウロがなんで、専門医に紹介するって言わないのかなんて、私は知りません。私から言わないのは、「必要が無い」と判断してるからであって、知らないわけじゃない。じいさんの血糖値とeGFRを見て、そろそろ食事療法ではなくて、糖尿病の投薬治療をしなければならない、と思ったから糖尿病の医者に連れて行ったまでで、やるべきことはちゃんとやってる。だいたい腎臓内科に紹介って言ったら、市民病院にかかっている以上、院内に紹介して貰うしかないよねえ? そこの人、古田・清沢の名前に恥じない仕事する「腎臓内科医」なんですかね? 日赤の医者並みとか言わないよね? としか言えない-;。糖尿病の治療を開始したら、尿蛋白も止まったし、eGFRも下がらなくなったんだから、誰にも文句言われる筋合いはない。糖尿病症候群性腎症なんだから、診断したい医者がいるなら自らするべき。

 私について。じいさんに以下同文だから、来年も血尿とか出てるようであれば、ちょっとは対応を考える程度。痩せればたぶん血尿は消えてると思う。意識はしてます。2つしかない腎臓は貴重だから-;。

 姉について。これも基本的には以下同文。でも、腎機能が大分悪くなってるので、じいさんよりは手厚くケアと経過観察をする予定。高脂血症とかは私もあんまり経験ないので。家族全員ウサギみたいな生活を心がけて、塩気のない野菜を中心に食べるようにしていますー;。でも、肉と魚ちょっとと牛乳・チーズ、卵も食べてるから。食事はけっこう理想的なはず??@@

 母親について。家系が違うので、体質は残りの3人とは全然違うと思う。年を取るとそれが顕著に出て来るので、「こんなに体質が違っても同じ人間なんだー」と私が思うくらい違う-;。どうも、かかりつけ医によると、上室性の期外収縮があると言ってます。(言ってることが事実とすればねー、と思う。どうも軽薄なところのある若旦那だから、本当のこと言ってるのかちょっと不安でもある-;。)当人によると、若い頃から他の人よりも運動とかすると疲れやすかったし、動悸もしたので、若い頃から期外収縮とかあったのかも、と言ってます。親戚に60代で心臓で亡くなった人がいるって言ってるし、心血管系に弱い家系なのかも、と思います。兄弟全員高血圧があるし。(反面、父方はじいさんも、私も姉も血圧は低い・・・-;。収縮期が110を越えると「高いね-」と言われるくらい低い-;;。)親が具合が悪くなると分かってたら、循環器ももっと真面目に勉強したのになー、と思います。そもそも学生時代に一番に捨ててたのが循環器な気がする-;。血尿は高血圧のせいです。腎硬化症です。他の3人みたいに、訳の分からない糖尿病もどきで腎障害が来てるわけではない。

 でもってですねえ、腎臓の専門家は「自分は腎臓のことしか分からない」とか意味不明なことを言うわけです。(泌尿器の医者にeGFRの意味が分からない理由は不明・・・。手術で取ること以外は分からない、とかそんな感じ??) だいたいですねえ、「血尿」って何かって言ったら「尿路からの出血」ということになります。女の人は子宮系の出血が尿に混ざることもあるかもしれません。でも「出血」には違いないわけです。「血尿」は「出血」じゃない、とかっていう医者がいたら、それこそ「ノーベル賞が取れるレベルであんたの言うことを説明せよ。」となる。尿道、膀胱、尿管、腎臓のいずれかに炎症があると出血する可能性があります。炎症は、組織の血管を拡張させて、血管壁を細菌や白血球系の細胞の毒素で破壊することで、血管壁が破綻するから赤血球が血管の外に出ちゃうわけ。それを「出血」という。

 だから、そこの「腎臓しか知らない」というあなた、そもそも「血尿」って尿路からの出血だよね? 血管から出血するってどういうことか知ってる? 腎臓のことしか知らないから血管のこと知らないのかー、そうかー。専門は尿細管で糸球体ってものがあるとはご存じないんですねー。それじゃ腎臓のことも知ってるって言えないよね? とそうなるわけです。ということで、結石とかあっても血尿は出ます。石が尿路を傷つけて、血管の壁を破綻させるから出血するわけです。要するに、出血というのは「血管の壁が破綻しないと生じない」わけです。原則としては。もちろん例外はあるよ? でも、腎臓が、とかではなくて、自分の手や足を見て貰えば分かるけど、「生理的に日常的に手足から出血する人」なんてどれくらいの頻度でいる? ということになる。血管というのは、それくらい、普通は赤血球を漏らさないもの、なわけです。そんなこと腎臓が専門じゃなくて、医者じゃない人にだって当たり前に分かることでしょうが。分かってないのは、腎臓内科の医者だけなんじゃん? 腎臓のことしか知らないから、自分には手足があるとうことすら知らないらしい、となる。糸球体の壁が何らかの形で傷つけられるから、腎性の血尿は起きるのです。もちろん原因がなくて出る人も希にはいると思います。そういう人は若い頃から血尿の指摘を受けてるであろうし、それ以外に異常がない状態が長く続いていると思う。だから、そういう人は遺伝的な理由で糸球体の内皮細胞の結合が緩くて、赤血球が漏れやすんだろうな、と考えるしかない。そういう人を「生理的出血(本態性の出血)」と言って良いと思う。

 で、若旦那のまずい点。まず、私に対して、「血尿は生理現象」って言った点です。だいたい、あなた、私に閉経してるかどうかも聞いてないでしょ。若い頃から血尿が指摘されてるかどうかも聞いてない。閉経してない女性は動脈硬化性の血尿はまず来ない。動脈硬化がほとんどないから。動脈硬化でもなくて、習慣性の血尿とか結石でも無ければ、なんで血尿がくるの? 老年にさしかかった人の「血尿」で一番鑑別が必要なのは「悪性腫瘍」なんじゃないの? あー、まあ、癌も生理現象なのか? でもほっといてもいいとは誰も言わんよね? となる。私も自分のことだからほっとくけど、他人のことならもっと一生懸命腹を立ててるかも、と思う-;。

 母親は腎硬化症の典型であったので、それを黙っていたのは傷害罪相当と言われても仕方が無いと思う。この通り我が家は全員腎に難ありな状態だし、みんな年をとっていくから、悪くなることはあっても良くなることはない。専門医を受診すべきは半数もいる。でも、数字の上ではそうであっても、一人一人対応すべき方法も、治療法も違う。それぞれの状態に合わせて対応も治療もしなければならないものだし、

「それが医者だろ」

と強く思う。私は学生としては清沢先生の最後の弟子に入る部類なので。それでも、この程度の思考はできなきゃ古田・清沢の名が泣くと思う。でも、北信濃の医療レベルを見るに、この2人の「不肖の弟子」は思ってた以上に一杯いそうな気がするわけですが-;。