20年4月9日

 今日は、所用があって出かけました。昨日はお手紙を出しに行って、買い物もしたりしたので、昨日、今日は余力を残しておくために、穴掘りはお休みしました。裁判についても、完全に忘れるわけにいかないし、頭を使わなければならないときに、肉体労働で疲弊したくないからです。

 どうも週刊誌の記事を見ていると、「軽症」と呼ばれる新型コロナの患者さんも、肺炎を起こしていないだけで、38度とかけっこうな発熱をしているらしくて。で、解熱剤だけ貰って寝ているだけらしい-;。というか、素人の記者の書いている記事そのものが納得できない、と思う。38度の発熱があるということは、「肺に炎症が起きていない」というだけで、それ以外の臓器に炎症が起きている証拠なわけです。どこで炎症が起きているのか、書いて然るべきです。COVID-19の場合は、風邪に準じる症状が主なわけですから、38度もの発熱が生じる原因は、扁桃腺炎と思われます。そして、感染初期の患者に臭覚異常がみられますから、鼻炎、副鼻腔炎も生じる可能性があります。でも、鼻炎とかだと38度とか出ないと思います。扁桃腺が炎症を起こしているかどうかは、口の中を覗けば分かります(少なくとも医者は見れば分かるでしょう)。だから、本来であればそこにルゴール等を塗布することは医者であれば、そんなに難しいことではありません。でも、解熱剤しか処方しないらしい-;。どうしてそうなるのでしょうか?

 個人的には、「薬価の単価がお安い薬を、風邪の症状が軽いうちに使って、患者が軽快してしまったら、医者と薬屋が儲からないから」という慢性病に業界人の脳が洗脳されて、慢性的な集団精神異常を来しているから、くらいにしか思っていません。知識はみんな国家試験に合格する程度には持ってるはずなんだから、いくら厚生労働省とか学会の上の方から圧力が来たとしても、洗脳から抜け出せないのは、一人一人の良心の責任だと思います。もう、私と医者業界との間には、底が地獄の底の底を突き抜けるような深い溝がありますから、こういうことを語り出したら私は厳しいことしか言いません。一人一人の患者さんの命を守るためには、できる範囲でできることは総てやるべき、と私は考える人間なので、確率の問題でしかない「統計がどうの」なんて話は、医療の現場においては参考程度にしかすべきでない、と私は考えています。扁桃腺炎で高熱出して苦しんでいる人に、解熱剤だけ処方して放置する、普通? わざわざ強制的に隔離までしてるのに?? って思わない?? って思うわけです(苦笑)。私のことはポピドンヨード教の信者と言ってくれて良いです-;(もちろん、これが総ての特効薬だと言うつもりは毛頭ありませんが。でも、可能であれば、初期症状の範囲で病気を抑え込んでしまうことはとても大切なことだと思うのです)。

 COVID-19の初期症状が、比較的自覚が乏しい、というのは「初感染」であることが大きいのではないのかなあ? と思います。免疫力が強力でしっかりしている人は、初感染のウィルスであっても、「毒性の低いウィルス」として自己免疫で対応してほとんど症状が出ない、ということはあり得ると思います。一方、急速に症状が進んで重態化する人も、初期症状が乏しいことがあり得ると思います。それは、免疫力が低下していて、初感染のウィルスを「異物」として認識しないため、扁桃腺周囲での免疫の防御反応が働かない人達なのだと思うのです。鼻腔と口腔の最初の免疫関門である扁桃腺がウィルスに反応せず、素通りさせてしまうので、あっという間に肺まで入り込んでしまうのです。よって、初期症状がほとんど出ない人達は、症状の出ない不顕性感染者と、重症者の両極に分かれる可能性があると思います。特に高齢で自覚症状の乏しい人は危険だと思います。

 ということで、扁桃腺炎で高熱を出す人は、扁桃腺がそれなりに免疫関門として働いている証拠である、ともいえます。でも、高熱が続けば体力を消耗しますから、対応は必要です。COVID-19では、このように初期症状が軽度の場合がありますので、臭覚異常と言った軽い鼻炎、軽く喉に違和感を感じる、といった軽い咽頭炎、扁桃腺炎であっても、丁寧な対応と注意が必要だと思われます。ルゴールの塗布が自分では自信がない、という人はイソジンでのうがいをすべきと思います。