本日の日誌

昨夜は特に夢も見ず。昨日、歯の詰め物が取れてしまったので、急遽歯医者さんを予約して行ってくる。歯医者さんは、なんというか全体的にちょっと意地悪そうというか、不機嫌そうな感じであって。でも、「訴えられたくないよう」と言われる気がするわけで-;。どうやら、田舎では、いつの間にか訴訟マニアの法律マニアだと思われているらしくて-;。弁護士を詐欺罪で訴える人だと思われているらしいです。弁護士だろうが何だろうが、詐欺をやったら詐欺師でしょうがーーー、っていうとそういうことになるらしいー;。

で、家から風土記とか、「信州新町町史」とか「ローマ神話」とか取ってくる。ともかく、文献資料というのは、インターネットとかのどこにも載っていないことが書いてあるので勉強になる。そして、まず「古代ローマにおける東方密議の宗教」とは何だったのかを考察する。キリスト教は、そもそもユダヤの地で、古いユダヤ教では飽き足らない人達のための宗教として発生した。その目的は、ローマの支配に迎合する、というよりも「現実的に迎合せざるを得ない古くからの穏健な宗教」を打破し、ローマの支配も打破して、ユダヤの独立を勝ち取ろう、というものである。同様の目的の新興宗教は、当時のユダヤ社会に泡沫状にいくつも乱立していたのだと思う。でも、きっとそうやってローマを打破し、ローマの支配から独立したい、と思う人達はユダヤ以外にもたくさんいたと思う。「東方密議の宗教」と呼ばれるデュオニューソスの祭祀、ミトラスの祭祀、キュベレーとアッティスの祭祀、サバジオス・ザグレウスの祭祀は、すべからく「牡牛を狩る儀式」を伴っていたのだと思う。それも普通の狩りをする、というよりは信者は狂乱状態・トランス状態での祭祀を行い、その中で生きた獲物を引き裂いて殺したりする。そして、その場合、牡牛を狩る側の神は、すべからく「牡鹿」をトーテムに持っている。神の主体が女神の場合でも鹿の姿を取るときは「雄」となる。通常の状態ではあり得ない「両性具有の神」の誕生である。「牡牛」というのは、ローマの主神ユーピテルをはじめとして、それ以前からの地中海周辺地域での有力な神のトーテムであった。だから、特にローマの周辺諸国の支配が顕著になってくる時代の「鹿トーテムの神」とは、特にその発生場所であるアナトリア半島(現在のトルコ)周辺においては、明確な「反ローマ主義」の思想の元に作られたものであると思う。ローマは古来より、周辺地域の神々をローマの神々の秩序の中の取り込み、下位の地位に置くことで、周辺諸国の神々と人々を支配してきた。そういうやり方に対して、周辺地域の人々は、「反ローマ主義」の神々を意図的に作り出し、逆にそれをローマに送り込むことで、ローマの内側から「牡牛であるユーピテル」を捕まえて殺す、すなわちその権威を低下させよう、と考えたのだと思う。アナトリア半島の大地母神であるキュベレーは、本来定まった夫を持たない母系の女神であったのだけれども、ヒッタイトの時代には、すでにヘバトとしてテシュブという夫を持っていたし、「東方密議」の時代には、サバジオス・ザグレウス、デュオニューソス、ミトラスなんかが彼女の「夫」として組み合わされることが大流行していたのだと思う。キュベレー自身もギリシアのアルテミス女神と習合して、エフェソスに巨大なアルテミス神殿を有していたし。イエス・キリストが亡くなった後、死んだイエスの「反ローマ主義」を受け継いだマグダラのマリアはエフェソスに移動して、そこの宗教を研究し、キリストをミトラス、自らをキュベレー、そして彼らの子供をアッティスとする「原子キリスト教」を作り上げて、それを更に世界中に布教しようとしたのだと思う。キリストをミトラスと習合させたのは、ミトラスが「救世の神」とされていたこととか、東方にまで広く知られていて、布教するのに都合が良かったから、とかそういう理由だったのだと思う。

一方ローマに移動したペトロの方は、おそらくこれも伝統的な手法であるけれども、「ユーピテルとユダヤの主神は同じもの」と述べたと思う。要するに、イエス・キリストはユーピテルの息子である、と述べたと思う。彼のもくろみは「反ローマ主義」というよりは、「いかにローマに食い込むのか」ということである。そうやってローマ人の信者を増やそうとしただろうし、彼の考えを否定する従来からの信仰を持つユダヤ人を排斥しようとした。だから、ペトロの集団はあっという間にユダヤ人コミュニティからははじき出された。そして、ローマ人からも警戒されたけれども、次第にローマ人には浸透していくようになるわけで。そして、初期の幹部が殉教したり亡くなったりした後は、増えてきたローマ人の信者の中から幹部が出るようになって、ユーピテルを父、キリストを子とするローマ主義の「教会」が形成されていく。だから、同じ「原始キリスト教」といっても、ユーピテル、すなわち「牡牛主義」のローマ教会と、反ユーピテル主義「反ローマ主義」のエフェソス他の教会は、思想的にも政治的にも対立していくことになる。ローマ教会は「イエスの妻」としてのマグダラのマリアを存在ごと否定し、子供の存在も否定する。すなわち、「反ローマ主義」の教会を「嘘つき」と決めつけて、悪者にしているだけでなく、「神の代理人」としてのローマ教会の地位を正当化するようになる。そして、やがてキリスト教がローマの国教になると、すべての宗教はキリスト教に統合されることになり、「反ローマ主義」の思想もまとめられることになるから、それに反抗しようとするものは、今度は「一神教」の名の下に弾圧されることになる。こうして、ローマは、ローマとその支配地域から「反ローマ主義」の政治思想を一掃してしまうのである。そして、ローマ教会もせっせと各地への布教を繰り返すから、どこでも、ローマ派とエフェソス派は対立したのだと思う。ローマはローマでアナトリア風ではない単独神であるミトラスの神話を利用して、イエス・キリストとミトラスを同じもののように扱った。その結果、単独神であるミトラスと、妻帯者であるミトラスの2種類のミトラス信仰が各地で争われることにもなったのだと思う。

本日の日誌

昨夜は特に夢も見ず。昨日、歯の詰め物が取れてしまったので、急遽歯医者さんを予約して行ってくる。歯医者さんは、なんというか全体的にちょっと意地悪そうというか、不機嫌そうな感じであって。でも、「訴えられたくないよう」と言われる気がするわけで-;。どうやら、田舎では、いつの間にか訴訟マニアの法律マニアだと思われているらしくて-;。弁護士を詐欺罪で訴える人だと思われているらしいです。弁護士だろうが何だろうが、詐欺をやったら詐欺師でしょうがーーー、っていうとそういうことになるらしいー;。

で、家から風土記とか、「信州新町町史」とか「ローマ神話」とか取ってくる。ともかく、文献資料というのは、インターネットとかのどこにも載っていないことが書いてあるので勉強になる。そして、まず「古代ローマにおける東方密議の宗教」とは何だったのかを考察する。キリスト教は、そもそもユダヤの地で、古いユダヤ教では飽き足らない人達のための宗教として発生した。その目的は、ローマの支配に迎合する、というよりも「現実的に迎合せざるを得ない古くからの穏健な宗教」を打破し、ローマの支配も打破して、ユダヤの独立を勝ち取ろう、というものである。同様の目的の新興宗教は、当時のユダヤ社会に泡沫状にいくつも乱立していたのだと思う。でも、きっとそうやってローマを打破し、ローマの支配から独立したい、と思う人達はユダヤ以外にもたくさんいたと思う。「東方密議の宗教」と呼ばれるデュオニューソスの祭祀、ミトラスの祭祀、キュベレーとアッティスの祭祀、サバジオス・ザグレウスの祭祀は、すべからく「牡牛を狩る儀式」を伴っていたのだと思う。それも普通の狩りをする、というよりは信者は狂乱状態・トランス状態での祭祀を行い、その中で生きた獲物を引き裂いて殺したりする。そして、その場合、牡牛を狩る側の神は、すべからく「牡鹿」をトーテムに持っている。神の主体が女神の場合でも鹿の姿を取るときは「雄」となる。通常の状態ではあり得ない「両性具有の神」の誕生である。「牡牛」というのは、ローマの主神ユーピテルをはじめとして、それ以前からの地中海周辺地域での有力な神のトーテムであった。だから、特にローマの周辺諸国の支配が顕著になってくる時代の「鹿トーテムの神」とは、特にその発生場所であるアナトリア半島(現在のトルコ)周辺においては、明確な「反ローマ主義」の思想の元に作られたものであると思う。ローマは古来より、周辺地域の神々をローマの神々の秩序の中の取り込み、下位の地位に置くことで、周辺諸国の神々と人々を支配してきた。そういうやり方に対して、周辺地域の人々は、「反ローマ主義」の神々を意図的に作り出し、逆にそれをローマに送り込むことで、ローマの内側から「牡牛であるユーピテル」を捕まえて殺す、すなわちその権威を低下させよう、と考えたのだと思う。アナトリア半島の大地母神であるキュベレーは、本来定まった夫を持たない母系の女神であったのだけれども、ヒッタイトの時代には、すでにヘバトとしてテシュブという夫を持っていたし、「東方密議」の時代には、サバジオス・ザグレウス、デュオニューソス、ミトラスなんかが彼女の「夫」として組み合わされることが大流行していたのだと思う。キュベレー自身もギリシアのアルテミス女神と習合して、エフェソスに巨大なアルテミス神殿を有していたし。イエス・キリストが亡くなった後、死んだイエスの「反ローマ主義」を受け継いだマグダラのマリアはエフェソスに移動して、そこの宗教を研究し、キリストをミトラス、自らをキュベレー、そして彼らの子供をアッティスとする「原子キリスト教」を作り上げて、それを更に世界中に布教しようとしたのだと思う。キリストをミトラスと習合させたのは、ミトラスが「救世の神」とされていたこととか、東方にまで広く知られていて、布教するのに都合が良かったから、とかそういう理由だったのだと思う。

一方ローマに移動したペトロの方は、おそらくこれも伝統的な手法であるけれども、「ユーピテルとユダヤの主神は同じもの」と述べたと思う。要するに、イエス・キリストはユーピテルの息子である、と述べたと思う。彼のもくろみは「反ローマ主義」というよりは、「いかにローマに食い込むのか」ということである。そうやってローマ人の信者を増やそうとしただろうし、彼の考えを否定する従来からの信仰を持つユダヤ人を排斥しようとした。だから、ペトロの集団はあっという間にユダヤ人コミュニティからははじき出された。そして、ローマ人からも警戒されたけれども、次第にローマ人には浸透していくようになるわけで。そして、初期の幹部が殉教したり亡くなったりした後は、増えてきたローマ人の信者の中から幹部が出るようになって、ユーピテルを父、キリストを子とするローマ主義の「教会」が形成されていく。だから、同じ「原始キリスト教」といっても、ユーピテル、すなわち「牡牛主義」のローマ教会と、反ユーピテル主義「反ローマ主義」のエフェソス他の教会は、思想的にも政治的にも対立していくことになる。ローマ教会は「イエスの妻」としてのマグダラのマリアを存在ごと否定し、子供の存在も否定する。すなわち、「反ローマ主義」の教会を「嘘つき」と決めつけて、悪者にしているだけでなく、「神の代理人」としてのローマ教会の地位を正当化するようになる。そして、やがてキリスト教がローマの国教になると、すべての宗教はキリスト教に統合されることになり、「反ローマ主義」の思想もまとめられることになるから、それに反抗しようとするものは、今度は「一神教」の名の下に弾圧されることになる。こうして、ローマは、ローマとその支配地域から「反ローマ主義」の政治思想を一掃してしまうのである。そして、ローマ教会もせっせと各地への布教を繰り返すから、どこでも、ローマ派とエフェソス派は対立したのだと思う。ローマはローマでアナトリア風ではない単独神であるミトラスの神話を利用して、イエス・キリストとミトラスを同じもののように扱った。その結果、単独神であるミトラスと、妻帯者であるミトラスの2種類のミトラス信仰が各地で争われることにもなったのだと思う。