9日ぶりの更新となりましたが、やっとアップできました。9日もの間更新できなかったのは、パレットの絵を分かりやすくしようと思って写していたから、です。
双頭の牡牛プタハ(Ptah)というのは、分かりやすく言うとピター(pitā)、すなわち、デャウシュ・ピター(dyauṣpitā)、「父なるデャウス」というわけで、印欧語で述べるところの「father」という意味の普通名詞の語源と思われます。逆に述べれば、「牛神の名」を「父」という普通名詞にして使っている人々は、当然「牛トーテム」の人々ということになります。闇に住む神・プタハ・オルクスを「父」と呼ぶ人々は、ちょっと言語学とエジプト神話を勉強すれば、すぐに「自分達の父なる神が牡牛であるミノタウロス」であると分かるわけで、プタハなんて、青銅器時代の鉱物神どころか、少なくとも新石器時代にまで遡る、古い「大地と冥界の神」なのです。当初は、「妻なる神・セクメト」の方が「天空神」であったと思われるのですが、時代が下ると、メソポタミアで、「父神」の方が「天空神」に変えられていくので、印欧語族は古代エジプト的牡牛信仰と、メソポタミア的天空神信仰を折衷的に取り入れて、「天空の父神」である、ユーピテル、ゼウス、サバジオス等々を作り上げていったのだと思われます。
そして、現世と来世の「境界神」である双頭の牡牛や、双子のアケル? という存在は、ローマ神話に入って、ヤヌスという神へと変化していくのだと思われます。ヒッティのヘバトの象徴である「双頭の鷲」も意味としては似たようなものなのだと思う。
メソポタミアの印象も、この「狩人のパレット」も、「現実の学者の解釈」とやらが、どうにもねじ曲がり過ぎだと思うのです。「アテンの手」に至るまでの「蛙の手」は、「蛙の太陽神」が、凶悪な蛇の死に神と無理矢理習合させられて作り替えられていく過程で、エジプトでもメソポタミアにも見られるのに、それについては誰も触れようとしないように思えます。
おそらくこの「手」は、太陽神が軍神へと変化していく過程では、アッシュール神の持つ「弓矢」のように、「神の持つ弓矢」へと変化しているわけで、本来は「神に刺さっている矢」ではないのでしょう。でも、「神に刺さっている矢」にすり替えて、かつての太陽女神を「殺したい」とでも思っているかのような解釈はあちこちにみられるように感じます。
そして、同じようにプタハとミノタウロスとヤヌスの関連を述べる人も少ないように思います。プタハは、オシリスと同じように「緑色」で描かれて、植物神としての性質もあるのです。そして、古代エジプトの人々は、プタハ、オシリス、セケルを習合させて、同じような神として祀っており、セケルのトーテムは「タマネギ」でした。要するに、古代エジプトにおいて「来世での永世を約束する父なる死に神」はオシリスでもあり、プタハでもあり、セケルでもあり、牡牛でもあったけれども、「タマネギ」でもあったわけです。土の中で育つから「日の当たらないところの神」とされたのではないかと思うわけですが。しかし、何故現代の印欧語族は
「父なるゼウス・ユーピテル・サバジオス・コロン・ヤハウェ」
が、タマネギ・プタハであることを隠したがるのでしょうか? だって、それは今でも「父なる神」なんでしょ? となるわけです。
ということで、今日は福山君のHPを見ましたら、なんでも稲葉さんと格闘技について対談してるとかで、稲葉さんのHPに見に行ってみたわけですが、どうやら稲葉さんのソロ活動を記念して、普段やらないようなことをやってみたい、ということでやった対談だったらしいです。1時間近く内容があるので、まだ途中までしか見てませんが、司会のアナウンサーと福山君と稲葉さんの3人が話していて、3人で写っている時は、後ろに隠れているセットとか小物とかあるわけで、福山君の後ろに、緑色のクッションで、ひまわりの花が3個描いているものが隠れていて、福山君が一人で写される時だけ、それが写るわけです。
「なんで、ひまわりの花が3個?」
とか思ったわけですが、そういえば、諏訪大社の三つ梶も「3つの太陽」ですし、長崎にも諏訪神社ってありましたっけね、というわけで、背中に三つ梶を隠して背負っている福山君ですか? とか、ちらと思ったわけで。まあ、私にとっては、「Beautiful Life」&「Dear」の福山君、卒業式で私服着用&「裸足の女神」の稲葉さんなんでーー;。ちょうど、これに気が付いた後、「狩人のパレット」をアップして、その時にB’zの「ハピネス」と「JOY」がBGMだったものですから、歌詞がちと心に染みました。
それから、恒例のMステですが、メインがコブクロで、小ネタが「影の薄い子を忘れないで」でしょうか(苦笑)。相葉ちゃん、ちょっと可哀想でしたが、私も思わず笑ってしまって、すみませんです、という感じでした^^;。福山君も、新曲のキャンペーンもツアーもひとまず終わったことですし、しばらくお目にかかることも少ないだろう、と思っていましたら、けっこうあちこちで見かけるようです。なんというか、当分誰のことも忘れられそうもないようですーー;。