口を開けたタマネギ

昨夜、寝ようと思ってふと窓の外を見ると、家の前の道を柴犬くらいの大きさの薄茶色の動物がてってと歩いていたわけです。「犬?」と思って見たわけですが、良く見ると尻尾がふさふさしていまいたので、狐だと思います。今まで、タヌキとかは良く見かけたことがありましたが、狐は用心深くて鳴き声を聞いたことはあっても姿を見たことはなかったので、ちょっと驚きました。深夜には野生の獣が徘徊するような田舎に住んでいるわけですが、そのうちに野生の猪だの熊だのを見かけるようになったらちょっと嫌かも。デーメーテールとかアルテミスにお目にかかるのは神話の中だけにしたいものですーー;。
本日も相変わらず「狩人のパレット」のお絵かきだったわけですが、似たような絵を比較するためにいろいろと調べていましたら、両性具有のミノタウロスとか、口をあんぐり開けたタマネギの鍛冶神とか見かけるわけで、そういうものの解説が全く皆無という状況もすごいというかなんというか。でも、死に神の牡牛もちゃんと「阿吽」のポーズはとっているわけで、その点くらい誰か言えばいいのに、とか思うわけですが。「タマネギ頭の鍛冶神」が鍋の中で人間を煮てる姿はシュールとしか言いようがありません。その鍋の中にはきっとタマネギも入っていて、食べたら「タマネギの死に神と同一化できそう」とか思うわけです。西洋の神話はシュールで奥がヘンに深すぎるのですーー;。