だから言うけどさ

 患者が希望しなかったらやらなかった、とかって言うよねえ? だけどさあ、今回の心不全の件は、患者が希望して、資料までしっかり揃えているにもかかわらず、医者が故意に

「やってない」

わけじゃん? だから、患者が希望しても、しなくてもやる気はなかったんじゃん? となるわけです。患者の希望の有無なんて、口実に過ぎず、どちらにしても、意図的に医者はそうする気だったんですよ。そういう馬脚が現れた一件だったわけです。今までの大抵のことは、全部そうだったのです。だから、医療業界は「人外魔境」なんですよ。

要するに

 あなたの言う「助けてあげる」「フォローしてあげる」というのは、緊急で治療を要さない患者に、発見時に診断名をつけなくても、ある程度その病気に沿った治療と検査をし続けていてくれれば、もっと別の治療が必要となった時に、あなたの方から適切な治療を申し出て、医者の対面も保つようにしてあげるし、訴訟沙汰からも免れさせてあげる、とそういう意味で言ってるんだよねえ? と言われる気がするわけで。

 他に何か意味があるんですかね? それ以外に、私に何をしろと言うのですか? とそういうことです。

え?

 誰が「糸球体からの出血だ」って明言した? って言われる気がするわけで@@。それは、腎結石からの出血かもしれんよ?? もう一つの選択肢としてはねえ?? と思う@@。というか、患者の状況から見て、糸球体からの出血かあるいは腎結石からの出血以外の出血だったら、炎症か腫瘍の可能性が高いから、それこそ

精査と治療が必要でしょ

ってことになるんじゃん??@@ 経過観察で緊急の治療を要さないのは、糸球体と腎結石くらいしかないんだから、明言されなくても、そう判断するのは当たり前のことでしょうが。そして、その2つを鑑別する必要はありますか? どっちにしたって、高血圧に対して経過観察をしなきゃならないし、それしかやりようがない患者なんだから、結論は変わらないでしょうが、と思います。

だって

 言っておくけど、慢性腎臓病と高血圧のある患者だから、患者の希望がある、ないではなくて、医者としては尿蛋白の出現に気を配らなければならない症例でしょ? 患者が血尿の有無を気にしても、それは患者の理由であって、医者には医者で、検査をする理由と義務があるし、それを患者に説明するのが医者じゃん。患者が、「私は薬を飲むのがイヤだから、自殺したいから殺虫剤を処方してください。」って言われたら、殺虫剤を処方するのが医者なんだ? ってそうなりますよねえ?? 明らかに、骨折してる患者が、「骨折してないことにしたいから治療しないで下さい」って言ったら、治療しないで放置するのが医者なん?? 「患者の希望に沿う医療」ってどういうことなのか、はき違えてる医者は、よくよく嫌いなんですけども@@。

ええと

 ・・・・それじゃ、循環器の医者が患者を腎臓内科に回して、血尿の精査をしなかったことはどうなるのか? と聞かれる気がするわけで@@。

 まあ、厳密にはよろしくないことだと思います。でも、ウロの検査の結果があるから、糸球体出血でほぼ確定じゃん? そして、「慢性腎臓病」の診断がついているから、少なくとも3ヶ月に1回の一般血液検査、尿検査の流れにはもっていけるわけで、その中で、血尿が増悪するのか、蛋白尿が出現するのかは、定期的な検査の中で追いかけられるじゃん???? 尿の一般検査は、月に1回やっても、レセプトが通らないシロモノではないので。そこだけ重点的にお願いしても良いわけだし。除外診断の結果、ウロと循環器の医者が「糸球体からの出血でしょう、様子を見ましょう」と判断したものは、それで良いと思います。もっとドボドボ出血するようであれば、再度の精査は必要だと思いますけれども??@@