22年5月4日

 本日のテーマ。死んでいる生者と、生きている死者。

 ともかく、謙信というか、景虎という人というか、「虎ちゃんでいいよ」と言ってくる虎ちゃんに「春日山まで会いに来い」と言われるので行く。ともかく山は死人の気で溢れている感じで微妙に居心地が悪い-;。賴朝君には「どうもおめーは、清浄な気とソリが合わないよね。」と言われるし。・・・GWで休んでるのね、無収入の私はGWでも働きまくってるのにーー、と清浄じゃない邪心まみれの私は思うわけですが-;。だいたい、虎ちゃんて、生きている人みたいに、見たり聞いたり考えたり、人の世話を焼いたりしてるよね? 死んでる人のはずだよねえ?? と思う。そうしたら「そうやって死んだ後、神となって、生きている時みたいに見たり聞いたり考えたりできる霊のことを本物の「御霊」って言うんだよ。祀る者に操られて祟りばっかり起こすのが「怨霊」でしょ。」と言われる気がするわけで@@。え? それじゃ、本物の幽霊ってこと? 生きているときに変に宗教にかぶれてる人は、死んだ後もヤバイっていうこと?? とやっぱり邪気まみれのあたくしは思ったわけですが-;。ともかく、神社に参拝しろ、山頂の毘沙門堂まで来い、と言われるので、朝っぱらから行く。というか、朝っぱらから人だらけなんだけど-;。上杉謙信は、悪魔調伏の力を持つ毘沙門天の化身になりたかった、と言われている。春日山の山頂からは、竜女が住まうと言われる妙高連山の山頂近くと、その左手に斑尾が見える。南の空に「摩多羅神」の山と、神の住まう山を見て、いつか神に仕えて、悪魔の摩多羅神を調伏したいと、日々考えていた、と言われる気がするわけで@@。・・・神に仕えるというか、神を振り回して登山とかさせてないよね? と思ったわけですがー;。

 で、あとは白山神社、愛宕神社、白山神社、弁天様、居多神社、諏訪神社、十念寺、府中八幡宮、日野宮神社、直江津大神宮とがーっと回る。とある白山神社はお祭りの直前だったらしく、社殿に人が詰めていて、お祓いしてもらう。・・・これって飯綱神社と同じ「この世から追い払うパターン?」と微妙に思ったわけですが。そうしたら「呪いは自分で祓えばいいでしょ。お祓いの資格(?)も貰ったんだし。」と言われる気がするので(お祓いの作法は別の神社で教わってはいたわけですが)、もう境内の内にいるうちから、とっとと祓ってしまう。白山といえば、越前の有名な山で、祭神は菊理姫か、菊理姫とイザナミかみたいな神社である。山と言えば水源なので、水神とか、農耕神とか、割とそんな扱いですが、けっこうあちこちにあります。菊理姫とは、日本書紀にしか出てこない神で、イザナギが黄泉の国から逃げてきて、黄泉平坂で追いかけてきたイザナミと岩越しに対峙したときに現れて、夫婦の中を取り持った女神、と言われているわけです。菊って皇室の紋でもあるけれども、今ではお葬式の花でもあるし、なんなのかなー、とも思う。で、家に帰ってきて、土掘りをしていたら、「菊理姫も境界神でもあるし、黄泉の国も神でもあるでしょ。例えば、皇室で言ったら、兄と弟の間を取り持つことを期待されたり、妻と夫の間を取り持つことを期待されたりして、自分では子供を産めなくなるような年まで結婚もできず、優等生のように言われているけれども、生きているともいえないような者は誰か?」と言われる気がするわけで@@。え? 菊理姫ってそういう神サマ?? と思う。

 というわけで、死んでいるけれども、生きている神サマも同然の虎ちゃんと旅をして、呪いの倍返しで生きているけれども死んでいるも同然の菊理姫の正体も知ることができた、と@@。事前にあまり調べてませんでしたが、直江津大神宮には、例によって「淡島」とかいたので。津(港)を祓ったのもよかったかと。話もまた少し動きそうです。すごい、収穫の多い濃い一日だったのでした。