20年9月3日

 今日は出かける日だったので、朝からそのつもりでいて。6時半頃に居間に行ったら、留守電の電気がついていたので「おや?」と思って聞いてみたら、母方の伯母さんの家からの電話で、従姉妹が亡くなったという連絡で。つい、この間、コロナの騒ぎが始まった頃に電話したときには元気だったのに? 亡くなったのは伯母さんじゃなくて、従姉妹の方?? と思う。私とは親子ほども年が離れている従姉妹で、子供の頃一緒に遊んだこととか、可愛がって貰ったということも特になく、大人になってから親と一緒に何度か会ったのみなので、個人的に悲しい、とかはあんまりなかったのですが、でもあまりにも突然のことなのでびっくりしてしまって。親に言うと、「とりあえず行って、挨拶してお焼香をしてこないと。お通夜にもお葬式にも行けないから、それも言わないと。」というようなことを言われるので、混乱したまま、支度をして香典を持って出かけて。仏花と仏壇に上げるお菓子を買って行ったのですが、贈答用のお菓子だけというのもなんだか他人行儀過ぎる気がして。故人が好きだった食べ物は? と親に聞いたら、「食パンを何もつけずに食べるのが好きだった。」と言われたので、食パンも買って行きました。田舎の習慣としてはちょっと変なのかもしれませんが、故人の好きな物で送ってあげたい、と思って。

 で、田舎の習慣としては、お葬式の采配は本家から来た人がする、とかそういうことがあるので、行くと居間にもう本家の人が来て詰めているわけで。私も田舎風に手をついてご挨拶して、親の見よう見まねでお焼香して、「お茶くらい飲んでいって」と言われるので、お茶は貰ったわけですが、私は極端な猫舌で熱い物がダメなので、お茶は親に回して-;。で、私は脱水を避けるために冷たいお茶をガブガブ飲みがちなので、水中毒予防のために伯母さんの漬けたきゅうりを一切れだけ頂いて。桃をお土産に貰って。帰ろうとして外に出たら、丁度もう一人の従姉妹が実家に来て。親と従姉妹が話し込んだので、またしばらく外で話をして。それからおいとましたのでした。で、後は町へ戻ってきて、いつものようにお手紙を出して、買い物をして。

 で、色々と話を聞いて思ったこと・・・・。どうやら亡くなった従姉妹は10日くらい前から、具合が悪かったらしい。死因はくも膜下出血だったらしい。・・・・くも膜下で10日? その間何してたの??? とまず、そこでクエスチョンマークが飛び交って、自分がどこの世界にいるのか良く分からない気分になる気がして-;。でも、そういうことは「責めてる」とかって取られたら嫌だから、伯母さんや従姉妹の前では言えないしさーー?? と思う。で、それ以外にも生きている従姉妹の話を聞いていて「うーむ」と思うことがあるわけで。何と言うか、「家や土地の名義が誰になっているかは、法務局で確認できるよ。司法書士さんに頼んでも、それほどお金はかからないと思う。」とは言っておいた、というか言いたくなるようなことをちょこちょこと聞いて。でも、全体としてはやっぱり「私が迷い込んでるのはどこの異次元??」という気がするわけで-;。ともかく、私は7番目の兄さんに厳しくしつけられて、「自分のことで、やれることは全部自分でやりなさい」ってビシバシやられたので、市役所のみならず、法務局とか裁判所とか普通にウロウロするようになっちゃたので、普通一般の人はそうじゃないんだなーー、と強く思う。(病院は言わずもがなで、自分の方が7番目の兄さんよりも詳しくて当然の場所だし-;。)そして、そういうことに違和感を感じる(苦笑)。あんまり自分に相続権のないお余所の家のことに深入りしたくはないわけですが、お茶と漬物のお礼に、この世に「法務局」というものがあることくらい教えても罰は当たらないだろう、と思う。でも、帰りの道中に田舎道なのに3台くらいの車に煽られて。「余計な入れ知恵をするな」っていう脅しなのかと思いました。別に入れ知恵じゃなくて、単なる世間話なんじゃん? と思う。

 そして、全体からすれば「女なんてこう扱われて当たり前」っていうデモンストレーションなんだろうなあ、と思う。もう1件の伯母さんのところも以下同文なんだろうなあ、と思う。まあまあ、一般論として、自分の愚痴ばっかりしゃべって、相手のことを心配しない、相手にだって愚痴を言いたいことがあるだろう、自分が聞いて貰ったなら相手のも聞かなきゃ、と思えない人は、結局怒鳴ってばかりの人と同じで、相手を対等に見れないで、「一方的に相手を見下している人」というのが私の人生訓であるので。そういう点では、とても心が冷たくなっているので、こちらに同情してくれない相手を同情したりとか全然そういう気持ちのない私なのですが。まあまあ、デモンストレーションとかする前に、自分の一族郎党を見てご覧よ。うちの父方の女衆ときたら、サイコとパスが発現してるような図々しいのばっかりだったし、ご先祖様の一人の文羌公主は男顔負けのやり手の政治家だった気がするんだけど??? 何千年経とうが、つまんないデモンストレーションで丸め込まれる気性の持ち主が、そもそもいないんじゃん?? みんな、気が強すぎて、と思うわけで-;。私にだけ例外を期待されても困るでしょ、と思う。伯母さんは一人愚痴も言わず、「健康に気をつけて」と言ってくれたので、本日の色々な会話の中で、ただ一つ我が家が聞くべき言葉はこれだけだったと思う。私の方も「伯母さんも気をつけて」と言ったけれども、伯母さんにしてあげられることがほとんどなくて申し訳ないと思う。伯母さんはうちの母親よりも「目の力」は強くて、人を惑わすようなことは言わない人であると思う。でも、そういうことが分かるようになるまでに、この年までかかるなんてねえ、とそれもふがいなく思う。生きている従姉妹の方は、身内なのでできることがあれば力になりたい、とは思うけれども、向こうの方がこちらの事情に関わりたくないから、深く関わっては来ないでしょ、とそんな気がするわけですが。こちらから親切の押し売りをする気は無いし、そんな余裕もないし。亡くなった従姉妹の方は、そもそも10日前に誰も家に電話を寄越さない時点で、で? ってそっから先が異次元に迷い込んでしまって言葉が出てこない。太古から続く「生贄」の儀式という物に意味があるのであれば、どのような意味があるのだろうか?? と、なんとなく脈絡もなく思ってしまう。ともかく、故人のご冥福をお祈りしたいと思います。

 死体を見て、私が解剖したい、と思うことを期待してた人とか、それこそもし仮にどこかにいるとしたら、それこそ時間の無駄! と思う。でもこれ多分きっと・・・・