23年12月30日

 本日は外作業のみ。晴れていたので、姉がとても良く頑張ってくれました。私は、土の清掃、土の埋め戻し、土掘り、姉は土の清掃、石片付けをしました。

 今年の大河ドラマでは佐藤浩市さんが真田昌幸を演じていて、大名としての規模の大きさの割には、真田がクローズアップされていたように思います。真田昌幸は「飛び領地」の上州沼田を「自分が切り取ったものだから、主君(家康)の命令でも北条には渡せない。」と言いますが、上田から沼田までは多分100kmくらい離れているわけで、そんな遠距離の領地をなぜ真田が治めることができたのか、ということになります。現代の車で移動するのにもけっこうな距離です。

 真田は長野県から群馬県にかけての四阿山(あずまやさん)の修験道を保護しており、本来の領地の大きさにかかわらず、四阿山周囲の修験道の寺社や街道に大きく「顔」がきいたものと思われます。街道の交通を強力に押さえていたからこそ、上田・沼田間の距離を超えて支配が可能であったのだと思う。上田から山を越えて、沼田まで続く北上州の国道406号線は、今も盛んに整備・拡張が続けられており、「人口の割にそれは必要?」と思ったりもします。まるで沼田に執着した昌幸の亡霊が今も生き続けているかのように感じます。沼田には姉と行ったし、榛名神社で興味深いものも見つけたのですが。でも、個人的に「真田ロード」と名付けた406号線を母親にも見て欲しくて、渋川に母親と行ったのも良い思い出です。

 観光的には沼田では真田信之の方が売り出し中であるように思います。上田城では真田幸村の方をプッシュしているように感じ、対照的だなあ、と思います。

 今日は土曜日だったので、「1週間お疲れ様。」ということで、亡き母親が好きだったビスケットを家族でお昼に食べました。近年は親も年をとってきたので、朝起きたとき、昼寝から起きたときに、「誰かそのまま死んでるかもしれない。」と思うことが多くて、家族の誰かがいつかは欠けるかも、と覚悟していたつもりでしたが、それでも欠けると寂しいと思います。残った3人が1週間無事に過ごせて良かったな、とビスケットを食べながら思います。「お前が姉と出かけている週末は、お昼に父ちゃんとビスケットを1枚ずつ分けて食べてるんだ。」と母親が少し楽しそうに話してたことを思い出します。

 昨夜は「オオカミ少年」の特番の録画、今日の昼もその続きを見ました。CDTVの年越しライブにIMP.も出るそうですし、見るべきものが多い年末になりそうー、と思います。そして、まっすーは歌がうまくて、見ていて元気がもらえるなあ、と思ったのでした。