朝、起きて福山君の公式HPを見たら、福山君が「るろ剣」の映画に出ると書いてあったわけです。
「おや?」
と思って、いつも見に行くニュースサイトに見に行きましたら、そこにもそのニュースが載っていて、公開された写真が載っていました。確かMステでも番組の合間に「るろ剣」の映画のCMを見た記憶があって、「懐かしいな」と、ちらと思わないでもなかったものですから、よくよく考えてみました。
「るろうに剣心」は元々、週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画で、原作はWikipediaによると、1994年(平成6年)から1999年(平成11年)にかけて連載されていたと書いてありますから、ちょうど私が大学生の時から卒業して数年の間の作品となります。1996年(平成8年)年にアニメ化されたとありますが、私もけっこう漫画&アニメ好きでしたので、単行本も全部持っていたし、アニメも見ていました。
でも、それから20年近い歳月が過ぎているわけですから、単行本も押し入れの奥にしまい込み、というようなことになっていたわけです。あちこち引っ越しして歩くのに大量の漫画本もいちいち持ち歩けませんし。
で、事件は2011年に起こるわけですが、当時の私は個人的には裁判を抱えていましたし、あとは、なんというか、例によって
「『MONSTER』が好き」
と書けば、嵐が紅白で「メドレー」といいつつ、そればっかり唄う
というようなことが、いろいろと重なっていたことから、何というか、日本のネット社会になんだか嫌気がさしていまして、
「誰も私のことを知らないし、普通に扱ってくれるところで、普通に動き回りたい。」
と思うようになって、外国のサイトに出入りしていたわけです。外国のサイトといっても、別に怪しいところではなくて、deviantARTという、日本で言うpixivみたいなところに出入りしていたわけで、私は絵を描くこととか全然得意ではないのですが、PhotoshopとIllustratorを長年使っていますので、そういうソフトの素材をゲットしたり、自分でも作ってアップしたりしていたわけです。
で、そこで素材を貰ったメキシコ辺りの女の子が、「るろ剣」のファンで、剣心と薫子のイラストとかアップしていたものですから、懐かしいな、と思って
「私も剣心好き~」
とコメントしたら、
「いつか単行本を全巻買うんだ~」
というお返事が来たりして、そういうやりとりが2011年の3月のはじめにあったわけです。そうしたら、どういう偶然の一致か、2011年8月から「るろ剣」の最初の映画版の撮影が始まって、2012年の8月に公開された、とーー;。でも、主役の佐藤健君は、2010年の「龍馬伝」でブレイクしたとはいえ、当時はまだ今ほど有名な感じではなかった気がしますし、それほど意識はしていなかったわけ。だから、映画はどうでも良かったけど、
「海外のサイトに英語で書き込んだことなのに、何故こういうことが起こるのか?」
ということだけが、なんとなくイヤ~な気持ちと共に、残ったわけです。
で、中米の女の子とのやりとりをなんで鮮明に覚えていたかと言いますと、こういうやりとりがあった数日後に東日本大震災がありまして、この子が心配して「生きてるよね?」というようなコメントを私のページにくれましたので、それで良く覚えていたわけ。それからまた3年が経って、「るろ剣」の映画の続編を作っている、みたいなニュースは知っていたのですが、やはり興味はそれほどなかったのです。でも、今回、福山君が出る、ってことで
「ん?」
となったわけで、この時期にそれが公表されたり、公開があるということも、きっと偶然ではないのかも? とか思うわけで。ま、それは置いておくとしましても、そういえば昔、ちょっと付き合いのあった中米の子はどうしているのかしら? と思って彼女のページを見に行きましたら、トップに彼女が描いたと思われる、日本風の学生っぽいカップルを描いたイラストが載っていたわけですが、それがどうも冬の光景なようで、二人とも超長いマフラーをつけていて、
「それって蛇のしっぽ?」
という風情なわけです。やっぱ、ここでも、伏羲と女カというか、羿と嫦娥というか、イザナミとイザナギというか、そんな調子なわけで、
「1対の蛇の双神を知らない世界に行って、普通にしてみたいと考えた私が馬鹿だった(苦笑)。」
とか、なんとなくそう思わないでもなかったわけですが。昨今はどうにもワールドワイドに変な男女の1対が流行しているようです。
で、それで気が付いたのですが、フリーメーソンのロッジには、どうも入って正面に「男女の1対の神像が古い世界を打ち倒して、新しい世界を創造する図」が掲げてあることが多いような気がしたものですから、ついでにその画像を探してみたのですが、少なくとも日本のロッジの正面の男女像の男神は、手に鎌を持っているのを発見したわけです。鎌というのは、収穫の象徴でもありますが、特に西洋では「死神」の象徴でもありますので、それは「古い世界」をただ打ち倒すだけの「神」ではなくて、古い世界を収穫して「自分だけが肥え太る神」の象徴のようにも思えます。平ったくいうと、それがモウト-ムト-タウエレト-ディヤウス-ユーピテル-ゼウス-サバジオス-コロンの本態というわけで、フリーメーソンの述べる「フリー」とは、まさに「略奪して好き勝手な世界を作る自由」なのだと、その図像が示しているように思われるわけです。でも、フリーメーソンはどちらかといえば、世間で言われるように「秘密結社」的な組織かというと、別にそうでもないような気がします。こういう図像を露骨に公開しているわけですから、その意味が分かる人には、それは「秘密」でもなんでもないわけですので。そこに描かれている「女性」は、そもそもフリーメーソンが女性の入会を許されない組織である以上、組織を支えるための素材くらいの役割、言い換えれば「子供を産む腹」くらいの意味しか持っていないのだと思われます。
で、メーソンのもう一つの特徴は、例の三角形の「目」なわけですが、神というか、絶対的なものの象徴として「三角形」を使って、それを太陽や月よりも上位に置く、というのは、そもそもそれ自体がキリスト教(特にイエズス会)的発想ですので。そんな図を堂々と描いているところが、もうすでに、「キリスト教的な価値観を持っている組織」であると言っているも同然であって、どうにも子羊イエスが、世界を滅ぼして自分たちだけが好き勝手できる世界を作る、という黙示録の思想こそが、メーソンの思想と一致しているものであり、だいたいそもそもカトリックそのものが、メーソン同様女性に対して排他的な組織なわけですから、どうにも個人的にはメーソンなんてイエズス会の分派というか、世俗派というか、そんな印象しか持てないわけですがーー;。
三角形というのは、元々、魚の頭であり、男性であり、月であり、そして、一人の皇を支える「二人の王」の象徴であったと、古蜀の文化、羌族の文化は教えてくれるわけですが、それが「一対の男女」と「絶対的な神」という構造に置き換わると、「どうにも略奪主義な死神と悪魔の思想」に変貌してしまう、というのが現代的なワールドワイドの状況なようです。
まあ、私もなんだかんだ言って、一夫一妻制の社会で生まれ育っていますので、一人の皇(女性)と二人の夫である王って、
「具体的に誰のこと?@@」
と思う気持ちが全くないわけではありませんがーー;。まあ、でも、略奪主義な死神の片棒を担がされて、ニサバみたいにこき使われるだけ、というのはイヤですのでね。というか、他に言いようがありますまいに、ということになるわけですが(泣)。
超余談ですが、こういうことを書いていると、
「もし星矢を実写化したら、福山君はどの役がいい?」
とかって、浮かんでくるわけです。だいたい、そもそも星矢なんて、どうやって実写化すんの? って気もしないではないですが。福山君が演るなら、サガ&カミュの双子なんじゃないですかねえ。だいたい、あの強さと強気さ加減がぴったりかと思うわけですがーー;。ま、今となっては剣心も星矢も幽遊白書も捨てちゃって持っていないわけですけれども。
まあ、おかげさまで、こういうことが重なるものですから、今となってはMステで、エイトレンジャーが「ヘルメスの帽子」とか被っていても、楽しく見ることができるわけで、あまり鈍感になりすぎないように、頑張って見ていけたらと思います(苦笑)。