裸足の女神

2013年というのは、個人的にいろいろあった年で、前半はテレビを見ることもできませんでした。で、6月になってテレビが見れるようになって、2回目くらいに「MUSIC STATION」に出演したのがB’zでした。去年はB’zにとってデビューから25周年ということで、特別に4曲も披露してくれたのですが、その中の1曲がこの「裸足の女神」でした。なんでも、「MUSIC STATION」で歌うのは始めてとのことでしたが、有名な曲ですので、なんだかそんな気がしませんでした。
何故なら若い頃はB’zが割と好きで、CDとかビデオを良く買っていたものですから、ライブでこの曲を歌っている映像は見ていたわけでしたので。
この曲が発売されたのは1993年なのですが、丁度その頃というのは、先々日の日記にも書きましたがたまたま
「However」の主人公的発言をされた直後
だったものですから、まさに「裸足の女神」の女主人公のように、非常に傷ついて落ち込んでいた時期だったのでした。で、そこにこの曲が発売されたものですから、
「まるで今の自分のことのようだ。」
とも思いましたけれども、当時の私はこの曲の女主人公のような気持ちにはとてもなれないし、絶対に無理だと思っていましたし、そういう経験をしたことを誰にも話せませんでした。
それから、だいぶ時が過ぎて、いろいろとあって、改めてこの曲を聴いた時に、昔と全く変わらない稲葉さんの歌唱力もすごいと思いましたけれども、当時も(そして今も)稲葉さんには誰か
「萎れて欲しくない花」
のような人がいて、この曲に対する思い入れはB’zのお二人にとっても強いものなのかな、となんとなくそう思ったのでした。私にとっての2013年はこの曲から始まったといっても過言ではないような気がしますので、私にとってとても忘れがたい曲の一つです。今になって改めて聴けて良かったと感じた曲でした。

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時計

 昨日に引き続き、GLAYの曲です。「時計」は「DARK RIVER/Eternally/時計」というシングルに含まれていますので、このシングルはトリプルA面扱いなのかな、と思います。Eternallyよりも更に切ないバラードで、なんとなく
遠くに離れてしまった彼女との時が、別れた時のままに止まったままでいないで、また動き出して欲しい
というイメージの曲で、メロディーラインも美しいです。「時計」に関する曲というと、故坂井泉水さんことZARDの曲に「止まっていた時計が今動き出した」(2004年)というのがあって、個人的にはこの曲とイメージが重なる気がします。
自分の時が止まってしまったと感じるほど苦しくて切ない時というか瞬間は誰にでもあるものなのかもしれませんが、その時を「再び動かしたい」と願う気持ちはどんなものなのだろうか、と思ったりします。個人的には、割と
こうと思ったら猪突猛進型
なので;。自分の時を止めてしまうような重大な出来事があっても、それに関すること以外の点では、割と前に進もうという性格なのかもしれません。
泉水さんが、真に「どんな時」を動かしたいと思ったのかは、今となっては分かりません。GLAYの曲の主人公の「時」は無事に動いてくれれば良いな、と思います。特に時間が止まってしまっていたのが、自分だけではないと気が付いた場合には、誰でもそう思うものなのではないでしょうか。

Eternally

 年末に「MUSIC STATION SUPER LIVE」を見ましたので、心に残ったことをいくつか書いてみたいと思います。そもそも最近ではテレビをあまり見たいと思わない上に、「MUSIC STATION」しか見ないので、最近の音楽を聴く貴重な機会がこの番組なのです。そこで、久しぶりにGLAYを見ました。最近では余りテレビで見かけた記憶がありませんでしたが、私が知らなかっただけでコンスタントに活動は続けられていたようです。
 どんな曲を歌ってくれるのかな、と楽しみにしていたのですが、その前に余談も少々書きます。「SUPER LIVE」には毎度おなじみの嵐も出演していたのですが、この回が「MUSIC STATION」に記念すべき出演100回目ということで、最初からメンバーが
「100、100」
と繰り返していて、この言葉をちょっと強調しているように感じたのです。嵐が歌った曲の中には「One Love」があって、この曲の歌詞の中には「100年」という言葉が出てきますので、「100」繋がりで選曲したことを強調したいのかな? とそんな気も少ししました。ただ、「One Love」を歌うということは新聞のテレビ欄にも載っていましたので、この曲が聴けるということはうれしいと思いましたが、あらかじめ分かっていたのでサプライズではありませんでした。
そこで気が付いたのですが、福山雅治の「家族になろうよ」という曲にも「100年」という言葉が出てくるな、と、なんとなく、とりとめもなくそう思ったのです。
でも、福山君は「SUPER LIVE」に出ませんでしたので、ともかくGLAYが何を歌ってくれるのか気になったわけです。SMAPや嵐がわりと懐かしめの選曲でしたので、
「『HOWEVER』あたりが来たりして?」
なんて思ってました。で、実際にGLAYが歌ったのが「Eternally」でした。この曲は2013年5月に発売されていて、最近の曲です。私は聴くまでこの曲のことは知らなかったのですが、歌う前のMCで
「15年前に作った『However』の主人公の今の気持ちの歌です。」とか
「10年くらい前から準備していた曲です。」
というようなことを言っていましたので、ドキドキしたわけです。「However」は1997年に発売された曲で、その頃私は埼玉に住んでいたのですが、この曲の主人公は、好きな人に辛くあたって傷つけてしまったけれども、愛している、とそういう内容の曲なのです。で、何が印象に残っていたかというと、主人公が好きな人に言った台詞が歌詞中に出てくるのですが、
同じ言葉を同じ状況で言われたことがある
から、アパートでテレビを見ていて聴いたときに
「えっ!?」
と思って心に残っていたわけです。すごい偶然なことがあるな、と。で、その主人公によると、「愛」というのは「永遠」とのことで、今度は「永遠」という意味の「Eternally」という曲がリリースされたわけです。15年前の続きの曲と言われれば気になりますので、じっくりと聴いてみました。でも、フルコーラスを歌わなかったので、歌詞の意味がちょっと掴みづらいというか、分かりにくかったので、番組終了後にインターネットで検索してみました。
良い歌詞だな、と思いましたので、改めてCDを買ったのですが、「SUPER LIVE」で歌わなかった部分に「100年」という言葉が出てきて、これもドキッとしました。
「大切なものは隠れている」
って、何だかそんなことを言われている気がして。TAKUROの作るメロディーラインが美しくて、いかにも「ロックバラード」という感じの曲です。若い頃のGLAYはもうちょっと疾走感のある曲を演奏するバンドというイメージがありましたが、こんな美しい曲も作れるなんて、よい年齢の重ね方をしているんだな、と思いました。

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初投稿

インターネットの世界で、本格復帰ということで、レンタルサーバーを借りてHPを作ることにしました。初日ですので、まだまだあちこち工事中です。