アフリカよりのレポートを読む

ええと、自分のレポートの方は、「穴の入り口だけ埋めて完了検査を通せ」ってとこまで行く。どうもわけのわかんないことばっかり言ってると思ってたけど、向こうは「品確法」を亡き者にして話をして、こっちはある者として話をしてるから、「全然話がかみ合ってない」ってことに気がつく-;。そもそも品確法その他を「亡き者」にして家を建てたら、債務不履行なんじゃん? って安達の守に聞かないといけないよえねえ? と思うわけで-;。

で、ネットニュースで、ふとナイジェリアのある青年が、国では貧しくてやっていけないので、リビア経由でヨーロッパに密航しようとして、酷い目にあった、という記事を読んだわけ。アフリカでは、故郷では貧しくてやっていけない人は、地中海を越えた先にある裕福なヨーロッパに憧れるらしい。アメリカでもトランプ大統領が、メキシコとの国境に「壁を築く」とかって言っているけど、そのヨーロッパ版といえる。でも、アフリカとヨーロッパの間には地中海がある。

ということで、伝統的にアフリカ北岸の国々には、更に南の国から人々がヨーロッパへ流入しないための、「防波堤」の役割が期待されていたらしい。特にリビアとかは対岸のイタリアに近いので、警戒地域であるらしい。で、カダフィ大佐が生きていた頃は、彼が国境を押さえていたけれども、その政権が潰れて無法地帯になると、ヨーロッパへ行きたい人々はリビアを目指すようになったらしい。そこで、リビアそのものは、割と無法地帯なのだけれども、ヨーロッパ諸国が「沿岸警備隊」とかだけてこ入れして、充実されているらしい。

だから、リビアからヨーロッパを目指そうとしてリビア入りしたブラック・アフリカの人々は、まずリビア国内の無法っぷりに捕まる可能性が高い。だいたい、奴隷として売られたり、拘束されて拷問され、故郷の家族に身代金の要求が行く、とかそういう感じらしい。で、なんとかそういうことを逃れられても、港からゴムボートで出航したとして、無事にヨーロッパにたどり着けるとは限らない。本当はそういう人達は難民として保護しなきゃいけない気がするのだけれども、どこの国も保護活動を嫌がる上に、民間の保護船にまで圧力をかけて活動を停止させるので、誰も助けてくれない。彼らは運良くヨーロッパにたどり着くか、地中海に沈むか、沿岸警備隊に捕まって刑務所に入れられて、また拷問されるか、とかそんな感じになるらしい。ということで、出港しても、無事にヨーロッパにたどり着ける人は1/10もいない、ということで。そこには、非常に悲惨な現実があるわけです。ヨーロッパの国々は、リビアでの難民の扱いが「人道的ではない」と非難はするけれども、何もしてくれない、ということで。

ということで、レポートの主役であった青年は、ナイジェリアからヨーロッパへ行こうとして、リビアで酷い目にあって、でも最後はなんとか故郷に戻ることができて、自分の体験を世に発表することができたわけですが。でも、リビアで彼の友人になった人の多くは亡くなっているわけで。そこでの、ブラック・アフリカの人々への人種差別も相当酷いものらしくて。

問題の根本的な解決は、アフリカの人々が故郷で自立して生活できるようになるのが原則であると思う。ヨーロッパへ押し寄せても、ヨーロッパの貧しい人々と仕事の奪い合い、みたいになってしまうだけであるし。

そんなことを考えながら、お昼に「X Japan」のライブを見ていたら、利兄さんに、「これで、アフリカ北岸の国々と中東になぜ、独裁国家と紛争地域が多いのか、が分かったでしょ?」と言われる気がするわけで@@。リビアも荒れているけれども、シリアも荒れてる。そして、そういうところは、揉めるけれども、争いは局地的に限られていて、余所にはあまり広まらない。ヨーロッパから見れば、そうなるように「操作されている地域」といえるわけで。もしかして、そういうのは全部、アフリカからヨーロッパへの人々の流入を止めるため? と思う。リビアで足止めされれば、人々は海路を使えない。シリアが揉めたら、陸路も使えないって、そういうこと? と思う。

でも、何故アフリカの人々はそんなに貧しいの? と思う。ナイジェリアのことをちょっと調べてみたけれども、国そのものは貧しいわけではないらしい。原油が豊富で、かなりの収入がある。でも、国家の収入のうち、2/3はどっかへ消えてしまうらしい。アフリカというのは、元々国家意識とか、誰がリーダーになる、とかそういう意識がないところであって、人々は独自の民主主義と平等主義で部族ごとに暮らしていたらしい。でも、そこにムスリムの勢力が入ってくる。また、植民地支配があって、キリスト教も入ってきてる。ということで、今では先進国の都合に合わせた「国家」は、形だけはできている。で、ナイジェリアとかは、地方にもよるのかもしれないけれども、上の方はムスリムの人達であるらしい。で、下の方に独自にキリスト教の教会組織(アメリカ系の教会)があって、そこがまた「闇社会の下請け組織」みたいになっているらしくて。お金儲けしたい政治家は教会とつるむ。そうすうと、大抵の悪事は教会が助けてくれる、というか、教会組織が悪なんじゃん? みたいな構図らしくて。そこで、困っている日本人のレポートを読んだけれども、地元の政治家と利害が競合したりすると、毒を盛られそうになったり、爆殺されそうになったりするらしくてー;。で、そういう関係者がどこそこの教会の関係者だって分かってても、警察も裁判所も相手にしてくれない、みたいなことが書いてあって。要するに、たぶん、国家の収入とかは、そういうお金持ちになりたい政治家と、教会関連に流れてるのだと思う。あとは、関連している外国企業とかに。

兄さん達には、「その殺されそうになってるけど、生きている日本人は、なんで生きていられるのか考えてみるように。」と言われる気がするわけで。要するに、その人だって、誰かに守られているから生きていられるわけだ。そういうところなわけだから。しかも、アメリカ系の教会、ということは本部はアメリカにある。キリスト教系の習慣の常として、「上がり」というものが何らかの形で必ずあるはず、と言われる気がするわけで。要するに、ナイジェリアで、教会が請け負った闇の仕事の報酬は、もっと上の本部に何らかの形で流れる。そうすると、ナイジェリアは国としては、アメリカとかに石油を売ってもうけても、その多くは、闇に流れて「上がり」として、またアメリカに還元されちゃったりするんだ? と思う。だから、真面目に生きている普通の人々のところには、富は還元されず、ナイジェリアの庶民は仕事がなくて、下手すると命をかけてヨーロッパを目指す羽目になる、ってそういうこと?? と思う。だから、リビアやシリアが「防波堤」に使われる。

でも、そういうところで日本人がのうのうと生きていられるわけだから、彼らの富は「日本」にも還元されているはず。要するに、ナイジェリアの石油を売ったお金の多くは、アメリカ、ヨーロッパ、日本、中国とか、その国に関わっている企業とか、宗教を通じて、また買った先の国に戻るようなシステムになっていて、そこに住んでいる人々には還元されない。そういう当たり前のシステムを作る代わりに、お金だけ召し上げて、人々だけ閉じ込めておくようなシステムに、世界はできあがっているんだなあ、と思う。

でも、なんでアフリカの人達だけが、強力な差別に苦しまなければならないのか、と思う。そうすると、「彼らは3兄弟の契約の外の人達だから。」と言われる気がするわけで。「契約の外の人達は人間扱いもなしかい!」と思うわけですが-;。でも、そういう人達の富の一部が日本にも還元されているのであれば、自分もどこかでその恩恵を受けているはず。そして、日本もアメリカもそうだけれども、国そのものは借金まみれだったりするのに、人々が豊かに暮らしているのには、何かそういう私にはよく分からない「還元ルート」があるからなんだろうな、と思う。でも、そうやって、「蛙の王家」の共犯者であることを恐れずに戦うように、といわれる気がするわけで。戦うこともできない人達も大勢いるわけだから。

ということで、蛙の王家の作り出した世界で果てしない搾取に苦しむ人達のために、私に何ができるのだろうか? とか思う。まあ、でも「品確法」抜きで話をするのは普通じゃないぜ? しかも裁判所で?? と思うわけで。細かいところを、ぐちぐちと書いているわけです。後1ヶ月で間に合うかねえ? まあ、金勘定が間に合わなければ別書面出だすしかないねえ、ということで。まあ、できることは頑張りたいとおもいますー;。

杉の木の兄さんには、「自分もその人達の声が良く聞こえるわけではないけれども、まずは耳を傾ける気持ちを持つことが大事。」と言われる気がするわけで。利兄さんは「3兄弟の契約外の人々の声」をできるだけ妻神に届けたい、という信念で生きている人なんだなあ、と思ったのでした。