本日の日誌

で、結局、いろんな人の話を聞いたわけですが、結局兄さん達の結論は、端的にいえば、「主君である太陽女神に対して、蛙の王家と蛙の王族の婿が殺意を抱いたことが悪い」ということなのだと思う。「何故そうなったのか」ということは、最終的な決断を下すにはあんまり問題ではない、なぜなら「伝統的な価値観」というのは、部族によっても異なるし、同盟相手が互いの内政に干渉し合うことは、できるだけ避けるべきだから、ということで。

でも、太陽女神に関していえば、女神こそが「同盟の象徴」としての「主君」であるのだし、蛙の人達だけの神様、ということではなくて、同盟全体の「神」であるので、その意見が同族のものと一致しない場合には、神の考えが優先されるのが当然、ということらしい。だいたい、私自身のいろんな「思想」は、ほぼウェスタの人達と一致する、ということで、「未婚の娘が結婚する前に、近親の男がレイプして思想的に支配する」ということは、蛙の人達にとっては、「当たり前のしつけ」でも、ウェスタの人達から見れば、男が同族の女性に対して、そんな図々しい態度を取るのは問題外、ということになるのだから、太陽女神が「神」としては、それぞれの意思を尊重する立場を取ったとしても、個人的にどう考えるのかはまた別の問題なので、それこそ、蛙の王家が、「太陽女神の意思を尊重しなかったのが悪い」ということになるらしい。だから、蛇の目の兄さん達は、太陽女神が同族の思想を当たり前のことだと思っていれば、臣下としてその思想には干渉しないで従うだけだけれども、ウェスタの思想を取るのであれば、蛙の王家に対して、それに従うことを求めるのは当然、と言われる。ということは、そういうことは、それこそ私が個人の考えで勝手に決めていい問題なんだ? と思う。そうすると、アメリカの制度と同じで、各部族のしきたりは「州法」のようなもの、太陽女神の決定が「連邦法」のようなもので、州法が連邦法に抵触するときには、連邦法の方が優先される。そういう点で、公平かつ公正な判断ができるように、「神」を共同の女王として立てるのだし、様々な教育を施すのだから、蛙の人達が不利になるような決定を下した、としても従わない方が悪い、と言うことになる、と言われる。

たぶん、蛇の目の兄さん達の中にも、保守的な考えの人達は1番目の子や2番目の子に同情的な人はけっこういる気がするわけで。でも、富の王家のおっちゃん、蛇の兄さん、大名家のおっちゃんと、上の方の人達が、みんな喜んでいるので、個人的なことは口にしないだけな気がする。その一方で、蛙の人達の中にも、王家のやり方に批判的な人達もいる。だけど、保守的な田舎で、「王家の言うことは絶対だ」と思って生きて来た脳天気な蛙の王族の皆様には、王家に対して当たり前のように「報復」を口にする「太陽女神」は、「おっそろしく報復心の強い魔女」に映るらしくて、「恐怖政治だ」って言われる気がする-;。迷惑を受けているのは私の方じゃんーー、と思う。

そして、だいたいおおむね客観的な人達からは、「蛙の王家の敗因は、『太陽女神に対してウェスタの声が良く届く』ということを甘く見過ぎていた、ということと、『前世のある神を甘く見過ぎていたこと』だ。」と言われる気がする。だいたい、前世のある人というのは、「いろんな人生経験を積んでいる」ということで、周囲の人達から期待を受けることが多いわけで、私にしても前世のことは何も覚えていないように見えても、「言葉という物をどう使えば、相手をねじ伏せられるか。」ということを良く知っている。そんなことは、育ちや教育という点からでは、誰からも教わったこともないはずのことなのに、当たり前のようにできる。それこそが「前世の記憶」だし、前世の私が、生きていく上で、これが一番大切なことだと考えていた証拠、と言われる。

そして、蛙の王家の何が一番良くない点だと思うか? と聞かれる。なんというか、2番目の子は、つきあい始めた頃に、実家が裁判を起こしていることを上げて、「裁判くらい起こせなきゃダメだ」みたいに言っていたわけです。で、それに類似した事項として、某生理学の教授とか、働いていた病院の上司から「あの人やこの人は医者をやりながら弁護士の資格も持っていてすごい」みたいに言われたことが何度かあるわけで。そう言っている人達は、弁護士の資格を持っているわけではなくて、医者の資格のみで普通に暮らしているわけです。でも、私に対してだけ、「弁護士の資格もなきゃダメだ。」みたいなことっを言って、暗に「弁護士の資格を持っていないお前なんかダメな人間だ。」みたいなことを言ってくる。でも、言われた方は、普通に「それがダメ人間なら、弁護士の資格を持っていないあなただってダメ人間でしょ。」って思うと、個人的には思う-;。しかも、働いていた病院でやられたことだけだけれども、最初は慣れないから仕事がうまくできない。そうすると「仕事ができない」と言われて非難される。でも、慣れてきてできるようになってくると、今度は別のことであら探しされて非難される。だから、結局「非難したいからしているだけで、仕事ができるできないは関係ないじゃん?」と思う。結局、裁判とか弁護士の話もそうで、現実に私が裁判を起こせば、ダメな人間でなくなる、どころか、逆に裁判を起こしたことを非難される。弁護士の資格を取れば取ったで、また何か口実を作って非難されるのだろうな、と思う。ということは、裁判だの弁護士がどうのなんて話は「全部嘘なんじゃん?」と思う。どこに、どんな習慣や伝統があろうが、「嘘をつくことは良くないことだよねえ? 普遍的にねえ?」と思う。まあ、だからこういう理屈が、当たり前のように出てくることが前世のおかげだし、「人に迷惑をかける嘘つきには、それなりのペナルティがあって当然だよねえ?」と思うことにも、それこそ普遍的に広く反感を買うようなことでなければ、私の考えの方がまかり通るべき、と思う人は多いらしい-;。

でも、個人的にはそう考えると、2番目の子がかつて言っていたことは、何から何まで「嘘の塊」だったんじゃん? と思うと、それが今更ながらに微妙にショックであって。涼ちゃんとかには、「この件で、こういう世界全体に愛想を尽かされなければ良いのだけれど。」と心配されるわけでー;。6番目の子の方は、ともかく、1番目の子が嫌い。だいたい、石井でさえ「ファンにとって面白いと思えるライブをやってくれる、という点では信頼できる」と、太陽女神から信頼を得ることには成功していたのに、一番身近にいて、周りに何もかもお膳立てして貰って何年もかけたのに、最終的に「なんだか嫌なやつ」としか思って貰えなくて、名前すらもほとんど忘れられていたなんて、なんでも周囲の人にやって貰う、某相葉君の「貴族探偵」ではないけれども、「無能もいいところだし、その無能さのせいで話が延び延びになった。(しかも、2番目の子のせいで、話はまとまるどころか、太陽女神は男性不信が強くなっているわけだし。)」と言ってくるわけで。それこそ、「金と時間の無駄使い」と言うわけで-;。6番目の子は限られた機会の中で、「これでもか」っていうくらいこまめに良くやってくれてますものねえ、と思う。そして、おりに触れて、私が何をどう思うのか、ということを良く確認してくれるし、私のことを良く観察してくれてもいると思うし、そうして話が円滑に進むようにいろいろと工夫してくれる。まあ、そのやり方に比べれば1番目の子も2番目の子も「無能」と言われても仕方がない、と思うのですが。