夢他

昨夜は、夢に福山君がちらっと出てきて、目が覚めたら「Dear」がかかっているというありがちな夢を見ました。それから、町でSMAPに会って、家まで送って貰うことになって、何故かみんなで歩いて家に帰る、という夢も見ました。(現実にそんなことがあったら「超目立ちそうだ」とか、目が覚めてから思ったのですが、最近こういう感じの夢をよく見る気がします。)どうも、私はいろんな人に守られて送って貰わなければならないようなところへ向かっているらしいです。

 

それから、今日はとある人が、ご挨拶に来てくれたような気がします。まあ、詳しくは書けませんが、びっくりしました。

 

で、話は変わって、佐世保の事件。どうも、関係者の誰もが「弁護士を通して」いろいろ言うものですから、実際の「表情」というものが良く分からないわけで、それもちと奇妙ですが、事件も奇妙ですが、関係者も奇妙だと言わざるを得ません。で、メディアも当然「変」と。「変々尽くし」な事件な気がします。

 

まず、申し訳ないのですけれども、被害者の家族の「?」と思う点。既に弁護士とやらをお雇いで、別にそれが悪いというわけでは全くありませんが、もう既に
「民事訴訟起こす気満々」
のように見えます。(というか、そうでなければ、弁護士を雇う理由が無いのです。弁護士っていうのは、あくまでも裁判の代理人をする人で、スポークスマンの専門家ではありませんので。しかも地方って弁護士不足なんですよねえ? ということで。)
まあ、当然の権利ですから、私が親でもそうすると思いますので、別に良いのですが、「犯人を許さない」云々と申しましても、犯人は未成年で財産もありませんから、取れるところは、親か、主治医だった精神科医か行政かということになるわけで、捜査の行方も興味はありますが、とっとと水面下で進んでいそうな「民事」の行方にも興味が無いといえば、無いわけではありません。まあ、現実的には大人なら、実益を最重要視して攻められる筋合いも攻める筋合いも誰にも無いのですけれども、でも、加害者の子は、娘の同級生で、しかも中学の頃から知っている子で、家庭環境が複雑怪奇な状態であることは、同級生の親でしたらある程度知っていそうな気もするのに、まあ、今はそんな気分になれなくても、娘が生きている時にはその子に同情する気持ちは無かったの? とか、逆にそんな危なそうな子と娘がつきあっていることはどう思っていたの? とか、そんな気もしないでもありません。今時の親って、子供がどういう友達と仲良くしてるのか興味ないのかな? と思う。私が高校の時なんかは、友達のこととかも知っている範囲は全部親に話してりした気がするわけですが><。
しかも、加害者の親もPTAとかで顔を合わせて知らない間柄では無かったはず? かもしれないと思うので、なんかそういう「普通の他人」よりは「知り合い」に近い間柄であったはずなのに、「犯人を許せない」って、なんだか「知らない人」に対する言い方みたいに思えるのです。そして、相手の親に対する悪口も全く無いわけで、なんだか、「犯人の父親に対する悪口は言わない」という申し合わせでもあるの? それとも、言わない方が、慰謝料的に良い、みたいにアドバイス受けてたりする? とか、そんなことすら思わないでもない感じだったりします。それとも、佐世保って、この「名士」であった「父親」のことにはそんなに悪口を言えない、みたいな不文律というか雰囲気があったのかなあ? そういう土地柄なの? とも思ったりする。でも、もしそうだとすると、父親を悪く言えない分、不満や怒りが全て犯人である娘の方に向けられたら、それはそれでちょっと変な土地柄というか、そういう風に思ってしまうわけです。ともかく、この辺りにまずなんというか、野次馬的に微妙な違和感を感じてしまうわけで。

 

で、もっとビジネスライクに責任のなすりあいが始まっていそうなのが、父親と医者で、そのうちに弁護士と医者の法廷対決とかになるの? という気もしないでもありませんが。父親は「医者のアドバイスに従ったんだから」と責任逃れ、医者は「行政に通報したのに何もしてくれなかった」と責任逃れ、そして、誰が子供のご飯作ったり、一緒におしゃべりしたり、面倒見てあげてたのか、ということについては「無視」と。
だいたいですねえ、「人を殺しかねない」ことが分かっていて、それは「自分よりも弱い者」に矛先が向くことが多いことが分かっていながら、「自分が殺されるかもしれないから一人暮らしさせた」って、それは流石に、じゃあ「自分以外の弱い人は殺されても良かったんだ?」ってつっこむ人はきっと誰か出てくるに違いないと思うわけですがーー;。
この父親の言い分のように「自分は何もしなかったわけではない」というのは、その通りであって、何もしない父親であったわけではないと思います。(むしろ、不安定な娘を放っといて東京辺りで婚活とかしてたのよね? みたいな感じになりそうなわけでーー;)
私としてはむしろ、あなたは父親として最低でもなにがしかの育児書とか読んだの? 母親を失った子供の心理を、自分の頭でどう理解しようと努力したの? となるわけで、そういうことは医者任せだったんだよね? 全部。と思うわけです。お金があれば、マンションがあれば、子供はそれで幸せで満ち足りてるわけではない。自分だって、一人が寂しくて再婚したんだったら、子供の寂しさにもっと思いやりと理解を持てても良かったんじゃないのか、とそういうことなわけです。

 

で、最後にメディアの「変」さ。なんかね、某保守的なメディアとかは、「父親が娘を甘やかしていた」みたいな論調なわけです。「どこが?」という気もしますが、まあ、大手の言っていることですから、もしかしたら父親とか弁護士会とかの本音はそうなのかも? と思ってみたり。
それから、某左翼系メディア。「娘の心の闇」がどうのと言いつつ、父親はやはり非難なし。
右と左が父親を庇ってるよ、右は弁護士会、左は精神病学会が抑えてる? と、ついそういう見方をしてしまうわけです。まあ、それでも誰の悪口でも書くメディアはしっかり書くことは書いているわけですが。
とある評論家が「大人の思惑が透けて見える」みたいなことを言っていましたが、だいたい娘の代理人弁護士が例の「父親を尊敬している」発言をしたことは、某全国ニュースでも取り上げられていましたから、逆にいえば、そんな事件の真相(何故仲良くしている友達を殺したのか)と直接結びつかないようなどうでも良いことを「全国ニュースで流した」という点にすでに、「一地方の有力者」なんか以上の手が回っていると見るべきで、まあ、世の中にはそれを見ただけで、
「弁護士会が動いていそう」
って思う人だっているかもしれないと思うわけです。だって、それは「娘の弁護人」の言葉ではなくて、どうにも「父親の弁護人」の言い分としか思えないわけで、真に子供のためを思うのであれば、弁護士としては、本当に当人のためを思うのであれば、捜査の行方を見つつ「そんなことは流れが定まるまで自分の胸の中にしまっておく」というくらいの配慮があって当然だと思う。だって、子供がどういう状態、どういう心理でそう言っているのかすらも、今は定かでは無いわけですから。
で、メディア系に話を戻せば、弁護士会は法曹関係に当然大きな影響力を持ちますから、今後捜査がどう展開しようと、裁判所に持ち込んだ時点で、きっと父親や弁護士会の意向が強く働きそうな結果になりそうかも? とかそんな気もしないでもないわけで。今のところ、この事件を最終的に動かすのは、「大人の思惑やしがらみ」なんだろうな、とそんな感じがするわけです。