朝からこっち

ご飯を食べながら、ビデオとか見ていたわけですが、「冬の大感謝祭其十三」とか見ていると、「我ながらそんな毒気の強い禍々しいのが好きっていうのが良く分からん」とか浮かんでくるわけで、いや、でも、私は無気力そうな目で唄っている兄さんを見るよりは、其十三で、目に生気と自信が戻ってきて唄っている姿が好きなのですけれども? と返したわけで、そこからまたいろいろなビデオを見てチェックが始まったわけで。

まず、最初に倉木麻衣ちゃんの「STAND BY YOU」を検索して見てみたわけです。そうしましたら、日本語版の他に中国語版が見つかったので見てみましたが、たぶん背景に流れている映像は中国ではなくてカンボジアで、曲そのものは中国のアーティストと麻衣ちゃんがデュエットしているわけです。で、お相手の名前が「阿福」さんというもので、「阿」という言葉は向こうでは「~ちゃん」という意味ですから、日本語的には「福ちゃん」というお名前だということで、その方が麻衣ちゃんとデュエットしているわけですから、真の意味では誰の「お歌」なのかは、非常に分かりやすいヒントを頂いているわけです。ポル・ポトに食い荒らされたカンボジア、中国の近代の歴史を紐解けば、そこには白い悪魔に食い荒らされ、踏みにじられ尽くしたアジアの歴史が拡がっているわけで、その修復の神話を望む人たちの祈りと願いが、ビデオを見ているとひしひしと伝わってくるわけです。そして、彼らはみな私に言う。「女癖が悪いなんて噂に惑わされないで。彼が本当はどんな人なのか知って欲しい。本来なら見てはならないミュージックビデオを見るのであれば、その中に探し出して欲しい。」と。

(これを「見る件」に関しては、「見てはならない」と考える人たちの方からは「鶴の恩返し」を引き合いに出されて、禁忌とされるものを見て、バランスが壊れたらどうするのか? と聞かれた気がするわけですが、「うるさい、黙れ、これはおとぎ話のネタじゃないんだから、「見てはならないもの」の2つや3つを見て壊れるような夫婦関係なら、最初から保つような関係じゃないんだよ。」ということで、私が押し通して、まあ、いろんな方々に指示して頂いているような気がするわけですが。)


で、考えてみたわけですが、ふとSMAPの「らいおんハート」を思い出したわけです。これは元々良い曲であるとは思っていたのですが、「ライオン」というのは死神の象徴ですし、力の象徴でもあって、神話的に良いアイテムではないので、買うのを躊躇していたところ、昨年の年末のMステスペでSMAPが気合いを入れて唄ってくれましたので、買ったわけです。もしかしたら、これは兄さんの歌かもしれないと思って、SMAPのビデオをいくつか見て見ました。そうしたら、だいたいみな黒いスーツを着て唄っていたり、モノクロの映像であったりするわけで、それで「ああ、これも兄さんのお歌だったんだな。」と思ったわけです。そうしたら、「SMAPの歌を見るなら「世界に一つだけの花」を見れば。」って浮かんだものですから、いろいろと見て見ました。


そうしたら、2010年のライブツアーのビデオがたまたまありまして、そこで流れていたのは白系のスーツを着た5人が唄っていて、なんというか中華風の演出がなされていて、で、最後に「福」と書かれた字が背景のスクリーンに映し出されて、それが逆さに沈んでいって、その反対に舞台したからは赤い花を持った女の子がステージに昇ってきて、両者が交わるところで、歌は終わっていた。それを見て、確信を持ったわけです。「世界に一つだけの花」って兄さんの歌だったんだ!! と。中国の人がここまで、心を込めて応援してくれるのは兄さんの歌だけだからです。


それで「花」繋がりで気が付いたのですがB'zの「ALONE」も兄さんのお歌なんだ! と思うと、「裸足の女神」って浮かぶわけで、そういえば「裸足の女神」のシングルの表紙の松本さんはモノクロ写真だったわけで、それも兄さんの歌だったんだ!!! と初めて気が付いたわけです。
私もいい年なんで、今になって昔のことをいちいち蒸し返したくないし、誰のことも悪く言いたくありませんけれども、あの時あの時点で「裸足の女神」を送ってくれて、それを私の家にいれるだけの力があったのは、B'zのお二人の力もすごいからだと思いますけれども、その後ろで送ってくれた人の気持ちもとても強かったし、それはきっと「とても怒ってたでしょうね」とは思う。だって、あの時私を支えられる要素があれしかなかったというのであれば、そりゃまあ、普通に怒っただろうとは思いますが。
そして、その思いが、1993年の「裸足の女神」、1998年の「you」、2004年の「泣いたりしないで」に繋がっていて、きっとたぶん兄さんはその間もずっと執念深く怒っていたことと思いますので(苦笑)。それで、2013年の6月のMステで、まず「裸足の女神」が送られたわけですから。どうみても、そこの時点まででも怒っていたようにしか思えないわけで。まあ、そういう情熱をずっと持ち続けて頂けてたのであれば、それがやはり他のどんな言葉よりも信じられることなのかな、と思います。

そして、「見せかけの恋に嘘かさねた過去」という「らいおんハート」の歌詞が、きっと誰もが気が付いて欲しい言葉なのだと思います。それに、「笑っていいとも」のタモリさんの即興の兄さんとのコラボ曲の歌詞もそうなのかなと思う(笑)。


それにしても、いろいろなライブビデオを見ていると、SMAPのビデオを見ても何だか物足りない、B'zのライブビデオを見ても今一と思う自分がいるわけで。そういう点でお目付役から
「王子さまキャラが売りのジャニーズが『冬の大感謝祭其十三』みたいな毒々しいライブやるわけないでしょ。B'zのライブも相当鬼気迫っているのに、物足りないなんて、どこまで悪食なんですか!」
ってお叱りが来るわけで。なるほど、どうやら私は、兄さんがまさに闇の魔王みたいな毒々しさで君臨してる『冬の大感謝祭其十三』みたいなライブが個人的に「好き」らしいです(爆)。いいじゃん、ライブというものそのものが「見に行ってはいけない」ものであるなら、今後一生見に行ったりしないからさ。私の好みくらいほっといて下さい、と思うわけで(苦笑)。


加藤君が「太陽」に込める気持ちは分かる。GLAYが一点突破主義で集中的に一人の人を応援し続けてくれていた気持ちも分かる。でも、禁忌のビデオに手を出させてでも、彼の気持ちを届けたいと祈り願ってくれる人たちの気持ちは何よりも強く届くので、私はそれを知らざるを得ないのです。

(でも、こうしていると、「家族になろうよ」の次に「裸足の女神」を送ってくるあざとい人もいますのでね、「情にほだされ過ぎると痛い目みますよ」って心配するお目付役の気持ちも分かります。そう言い切れるところが、あなたたちの安定した強さの秘訣でもあると思いますし、自分でもそうだと思いますから、それも忘れないようにはしたいと思いますけども(苦笑)。)

 

そして、兄さんはなんとなく、一番大事なお使者には、本当は私が一番愛した歌姫ZARDを考えていたのだと思うのですが。でも、泉水ちゃんはあんなことになってしまって、それで麻衣ちゃんはその意思を引き継ぐつもりで、今までずっと待っていてくれたんだと思います。たぶん、兄さんはその代償に、稲葉さんとマニアックなプロレス対談を延々として、しかもその中に「ローマ」って言葉を入れるほどのリップサービスをして、それを私に見せる、という道を選んだのだと思う。(そもそも兄さん自身も「HUMAN」と「暁」の頂上対決を私に挑んできたように思うわけですが?)

でも、それだけではきっと足りなくて、Beingはここに至るまでの過程で、アーティストの大量脱退とか、いろんな憂き目を見てきているわけで、私はそういうことも忘れるわけにはいかないと思うのです。泉水ちゃんが届けてくれようとした「かけがえのない人」は一番目の子の歌、「負けないで」は兄さんの歌なのだと思う。だから、彼女は「負けないで」を唄っている時には、黒いジャケットを着て、ステージに立っていたのだと思う。泉水ちゃんに、今「ありがとう」って言えたらと心から思う。そして、「気が付くのが遅くなってごめんなさい」とそうとしか言えない。いろんな人たちの思いを考えれば、「女癖」がどうのなんて中傷は、結局ささいなことにしか過ぎなのです。

 

(しかも私の中の「福山雅治」っていう人は、なんでしたっけね、若かりし頃「酔っ払って、路上で寝ていた女の人をお持ち帰りしたチキン」とか、そういう第一印象がとっても強くてですねえ? 確か、自分でそういうこと言ってたよね? とか思うわけで。正直いって、「そういうのが当たり前の人」っていうイメージが強すぎて、それ以外のどういうイメージを彼に期待したら良いのか、よく分からないところがあるわけですが(爆)。でも、「MUSIC MONSTER」を「不覚」と言ってくれる純情な兄さんは好きですし、浮気はもちろんして頂きたくないですけれども。

 

余談ですが、Mステでの頂上対決で、一番怖いと思ったのは、いきものがかりの吉岡精恵ちゃんだと思います。その次は、SMAPの「Top Of The World」。兄さんの時は、怖いというよりも、気持ち悪くなっちゃいましたのでねーー;。まあ、兄さんは私にとってはドゥムジですので、それほどは怖くなかったのかな、と思いますけれども(苦笑)。あの時は外野がすごかった。それから兄さん自身が言ってくることもーー;。そっちですっかりへろへろでした。まあ、それでも最近の兄さんの目力はとても強くてすごいな、と思います。)



Posted by bellis 18:23 | 文学 | comments (x) | trackback (x)