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固有名詞は可能な限りWikipediaに準ず

No.84, No.83, No.82, No.81, No.80, No.79, No.787件]

おしりの金めっき
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 215-218p

 いわゆる「怪物退治」が庶民的な詐欺に変化している楽しい話。
 主人公に知恵を授ける「おじさん」は、ロキ的ではあるが、当然オーディンといえる。
 「呪的逃走」のうち、匿われながら逃げおおせる物語といえるが、そこにも荒唐無稽な詐欺が関わってくる。

#民話 #スイス #神 #おじさん #叡智 #愚か妻 #愚か者 #呪的逃走 #卵 #詐欺 #匿う #オーディン #パロディー #パラダイス(パリ)から来た学生 #排泄神

by admin. 民話 <250文字> 編集

くつ屋のおとぎ話
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 211-215p

 キリスト教的な「悪魔に魂を売った者を神が助ける話」といえる。
 悪魔の姿が豚や山羊であるのは北欧神話的にはフレイやフレイヤに関連づけられるのではないだろうか。「風の神」である点はオーディンを連想させる。
 隠者の叡智が悪魔払い(怪物退治)に通じる点は他者に助けて貰うので「ジークフリート」型と思う。この点の類話は「化け猫」である。

#民話 #スイス #靴屋 #悪魔 #豚 #猪 #山羊 #隠者 #叡智 #風 #カトリック #怪物退治 #ジークフリート #魂売り

by admin. 民話 <274文字> 編集

けちな金持ちの霊 ATU773**
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 206-211p

 「緑の男」とは、キリスト教的には「悪魔」だが、異教的には北欧の雷神トールに相当する神だと思う。叡智を持って、雷神を退ける兵隊はオーディンといったところであろう。

#民話 #スイス #守銭奴 #試練 #兵隊 #叡智 #緑の男 #悪魔 #オーディンとトール #神と悪魔が守銭奴の魂をめぐって言い争う

by admin. 民話 <200文字> 編集

レルワニ
エレシュキガル、ヘルと類似している。
名前的にはペルセポネーと近いか?

#神話 #トルコ #ヒッタイト #ハッティ #冥界神 #女神

by admin. 神話 <72文字> 編集

少し足りない男の子の話 ATU1681B+ATU1009+ATU1653
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 203-206p

 「洗濯おけ」の項は、川や池に人身御供を捧げる行為の「パロデx-」と感じる。羊や牧師は「キリスト教」の象徴ではないだろうか。
 樹木と泥棒のエピソードは「怪物退治」や「樹木信仰」の名残。これもパロディーである。主人公は怪物退治をして幸せな結婚をする。汚物もまた主人公の「化身」である。唾からも神が生まれるという日本神話の根本にある精神と共通の思想が、かつては各地にあったことを伺わせる。これも非常に古い時代の思想であろう。
 「愚か者」が「無垢な者」でもあり、成功する、という思想もキリスト教的なのではないだろうか。それを逆手にとって、キリスト教に対する批判が強く感じられる物語であると思う。

#民話 #スイス #人身御供 #川 #愚か者 #扉 #パロディー #羊 #カトリック #樹木信仰 #怪物退治 #汚物 #愚か者が家と動物の管理をする #貯蔵室の扉の番をする #木の下の強盗たち #排泄神

by admin. 民話 <469文字> 編集

サルのよめ
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 44-50p
「美女と野獣」的 or 「猿神退治」的

 前半の猿が女主人公を得るまでは、どちらかといえば「難題婿」的な展開。
 後半は呪的逃走が変化したもので、「川と石」のモチーフが出てくる(臼は木製かも知れないが)。猿に重い荷物を運ばせるところは「山のこびと」的である。
 どちらかといえば、騙された猿神が気の毒な展開の物語であるが、怪物の死と女主人公の再生(逃走)というモチーフは良く保たれている。
 女主人公は餅(植物)の化身といえる。女主人公が自ら冥界に赴いて問題を解決してしまう点も「山のこびと」が類話といえる。
 逃走の際の「川と石」のモチーフは「英雄ディックベール」、「スルタンのぶち犬」、「山男」にみられる。

#昔話 #長野県 #北信 #猿 #猿聟 #異類聟 #難題婿 #3人姉妹 #餅 #植物 #叡智 #怪物退治 #川と石 #妹による救出

by admin. 昔話 <434文字> 編集

ジャムシード(聖王イマ(Yima)) 44-54p
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」
インドのヤマ(Yama)(人類の始祖)、北欧神話のユミル(Ymir)と同語源。
神より一本の黄金の矢、黄金をこめた一本の鞭、聖なる火を送られる。
「恐ろしい冬」を囲繞地の中で過ごす。(「ノアの箱舟」的である。)
禁忌の食物を食べ、不老不死を失う。(「アダムとイブ」に類似している。)
イマとイマク(妹)は悪魔と婚姻し神を裏切る。(「アダムとイブ」は悪魔にそそのかされ神を裏切る。)
アジ・ダハーカ(Azhi Dahaka)という怪蛇に殺される。(「アダムとイブ」は蛇に化けた悪魔にそそのかされ、不老不死の生命を失う。)

語源的には、
ドゥムジ、タンムーズ、デモポン、テリピヌ
アドニス、アッティス、アダム
と類似があるか。

性質的には、エンキ、オシリス、浦島太郎、(蛭子)にも類似する。
この系統の神(あるいは特別な人間)は、「死」と関連があり必ず死ぬ(あるいは異界を旅する、一時的に眠りにつく、等)。
そして、その「死」にはなにがしかの神話的意味が存在する。

 ジャムシード王の隠された宝がどこかに埋められている、という民間伝承があるようである。「甥と叔父」参照。

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #英雄 #蛇 #イナンナとドゥムジ

by admin. 伝説,神話 <583文字> 編集

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