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英雄ディックベール ATU513A+AT530+AT313
「シルクロードの民話 パミール高原」 157-171p
2つのモチーフが組み合わさった物語。
1つ目はいわゆる「難題婿」で、おじいさんとシームルグの助けを得て、若者が妻を得る物語である。「ディックベール」とは「力持ち」とのことなので、日本神話でいうところの「タヂカラオ」のようなものかと思う。
中間部として、二人の若者の出会いと、「力くらべ」の末の和解と友情が挿入される。インド神話のガルダとインドラの関係に似る。
2つ目は、もう一人の若者の冒険を、シームルグと主人公が助ける物語である。
友愛で結ばれた二人の若者はいずれも黄帝型神 。意地悪な舅は彼らに負かされるのだから炎帝型神の舅型といえる。
シームルグは本物語では「母なる鳥」とされ、女神である。「呪的逃走」の場面では「川と石」と「櫛」という有名な2つのモチーフが登場する。
「川と石」のモチーフ:「サルのよめ」、「スルタンのぶち犬」、「山男」
「櫛」のモチーフ:「スルタンのぶち犬」、「紡錘むすめ」
参照:木と鳥
#民話 #ウラテューベ #シームルグ #力くらべ #櫛 #川と石 #黄帝型神
「シルクロードの民話 パミール高原」 157-171p
2つのモチーフが組み合わさった物語。
1つ目はいわゆる「難題婿」で、おじいさんとシームルグの助けを得て、若者が妻を得る物語である。「ディックベール」とは「力持ち」とのことなので、日本神話でいうところの「タヂカラオ」のようなものかと思う。
中間部として、二人の若者の出会いと、「力くらべ」の末の和解と友情が挿入される。インド神話のガルダとインドラの関係に似る。
2つ目は、もう一人の若者の冒険を、シームルグと主人公が助ける物語である。
友愛で結ばれた二人の若者はいずれも黄帝型神 。意地悪な舅は彼らに負かされるのだから炎帝型神の舅型といえる。
シームルグは本物語では「母なる鳥」とされ、女神である。「呪的逃走」の場面では「川と石」と「櫛」という有名な2つのモチーフが登場する。
「川と石」のモチーフ:「サルのよめ」、「スルタンのぶち犬」、「山男」
「櫛」のモチーフ:「スルタンのぶち犬」、「紡錘むすめ」
参照:木と鳥
#民話 #ウラテューベ #シームルグ #力くらべ #櫛 #川と石 #黄帝型神
シームルグ (Simurgh)、サムルク、シムルグ、セームルグ
女神(養母としての女神)、男神(祝融型神、伏羲型神)、鳥神(異形の鳥神である)、最後は子供に関して燃えて死ぬとされる。ライオン(獅子)、犬の形態を取る場合がある。
文献:
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」
・英雄ザールの養育者(「シャー・ナーメ」)
「妖精の誕生 フェアリー神話学 トマス・カイトリー」 教養文庫
・タフムーラス王の相談相手 31-32、42p
「シルクロードの民話 パミール高原」 ぎょうせい
・マリク・ハッサン
・大王の三人の妻
・英雄ディックベール
#養母としての女神 #燃やされた女神 #祝融型神 #伏羲型神 #鳥神 #異形 #シームルグ
女神(養母としての女神)、男神(祝融型神、伏羲型神)、鳥神(異形の鳥神である)、最後は子供に関して燃えて死ぬとされる。ライオン(獅子)、犬の形態を取る場合がある。
文献:
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」
・英雄ザールの養育者(「シャー・ナーメ」)
「妖精の誕生 フェアリー神話学 トマス・カイトリー」 教養文庫
・タフムーラス王の相談相手 31-32、42p
「シルクロードの民話 パミール高原」 ぎょうせい
・マリク・ハッサン
・大王の三人の妻
・英雄ディックベール
#養母としての女神 #燃やされた女神 #祝融型神 #伏羲型神 #鳥神 #異形 #シームルグ