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固有名詞は可能な限りWikipediaに準ず

No.57, No.56, No.55, No.54, No.53, No.52, No.517件]

のろいをかけられた花嫁
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 141-145p

 「閉じ込められている乙女」はイナンナとエレシュキガル的である。
 逃走の際に女主人公が手助けをするのは、テーセウスとアリアドネー的といえる。
 花嫁が入れ替わる点は、瓜子姫的である。花嫁の入れ替えに「母親」が絡んで、かつ最後に罰せられるのは「罪を犯して罰せられた女神」という点で「ティアマト」を連想させる。
 類話は「うりひめ」、「たまご姫」、「とくさむすめ」、「白檀の木」、「悪魔の難題」の後半部分

#民話 #オーストリア #ATU480 #親切な少女と不親切な少女 #テーセウスとアリアドネー #梨 #胡桃 #林檎 #呪的逃走 #瓜子姫 #妻の母親 #怪物退治 #鳩 #天人女房 #イナンナとエレシュキガル #閉じ込められている乙女 #魔女の母親 #瓜子姫

by admin. 民話 <404文字> 編集

鉄のハンス
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 135-140p

持ち物は「鉄の棒」ではなく、「鉄のむち」である。
下男が悪い主人を懲らしめる、という物語は一種の「怪物退治」譚であることが分かる。狼や悪魔を捕まえて利用しているところは「動物神」型の変形といえる。
類話は「商人と下男」。

#民話 #オーストリア #鍛冶屋 #食欲 #怪力 #下男 #奉公 #狼 #兎 #動物神 #酷使 #禁忌 #恐れ #悪魔 #牛 #地獄 #聖ゲオルギウス #鉄の棒

by admin. 民話 <231文字> 編集

ゾロアスターとその武器
ハオマの液汁、神聖な臼、神聖な盃  「ゾロアスターとその迫害」 36p
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #宝物 #魔法のアイテム

by admin. 神話 <113文字> 編集

山のなかに閉じこめられた王女
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 129-134p

 主人公が父親から追い出される点はゲイ流譚的である。
 問題解決に多くの助け手がいるが、怪物(舅)を退治するのは露骨に「死神」である。主人公そのものも熊の化身のように描かれる。
 女性が山のなかの何重もの扉の奥に隠されている、という点は冥界を連想させる。その点の類話は「王女のハンカチ」である。

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by admin. 民話 <320文字> 編集

ジプシーと三人の悪魔
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 123-129p

 前半は「蘇民将来」的な話。イエスが人を生きかえられたりする代わりに、現世利益的な宝物を与える点は北欧神話的、異教的と言うべきか。
 主人公と悪魔とのやりとりは「怪物退治」の崩れと思われるが、主人公が悪魔を自分の家で迎え撃つ話といえる。そのため、「呪的」に逃走するのは悪魔の方、と入れ替わっている。
 パロディー的ではあるが、「恐れを知らないこと」が禁忌として暗示されている。
 主人公の生きているときの所業が来世に影響する点も北欧神話的といえると思うが、天国と地獄という表現が出てくるところ、良くも悪くもなりきれない人間的な主人公が天国にも地獄にも行き場がない、という点は、「煉獄」を連想させ、キリスト教的な思想の影響といえると感じる。イエスに「永遠の魂の平和(天国)」を求めない主人公が悪い、というキリスト教の説話的な意味の物語であろう。(でも、異教徒の私はキリスト教徒ではないので、「死後の天国を求めない精神」が非難されるべき、というキリスト教の考え方そのものに共感する気持ちがないので、説教的に感じにくい面はある。)

#民話 #オーストリア #蘇民将来 #イエス #財布 #悪魔 #鏡 #魔法のアイテム #ジプシー #梨 #鍛冶屋 #天国と地獄 #禁忌 #恐れ #来世 #怪物退治 #迎え撃ち型 #カトリック

by admin. 民話 <603文字> 編集

天竜川のカワランベ
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 26-28p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 110-114p

 馬に関しては「ポーチュン」と類似点がある。

#昔話 #長野県 #南信 #川 #天竜川 #精霊 #水神 #報恩 #魚 #忘恩 #馬 #相撲 #動物引き込み #河童 #河伯

by admin. 昔話,固有地名 <172文字> 編集

ばらの姫
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 116-123p

 主人公に代わり、馬が怪物(竜)を倒してくれる物語。馬はポセイドーンといった神の化身を思わせるが、複数の動物が助け手として登場している。
 「ばらの姫」が植物の化身で、それを救い出す若者が「動物番(獣の王的)」である。ハイヌウェレ(植物)とそれを殺す動物(ハイヌウェレ神話では、ハイヌウェレを殺したものは動物に姿を変えられてしまう)の関係のハッピーエンド版といえようか。本物語では「馬」が重要な動物とされるため、デーメーテール女神を馬の姿で犯すポセイドーンの神話も連想させる。
 聟に目印をつける点は、三輪山神話(いわゆる日本的「蛇聟譚」と共通のモチーフである。
 「蛇娘」とは近縁性の高い物語だと思う。


#民話 #オーストリア #王女の母親 #蜂 #竜の母親 #ホレのおばさん #蛇聟 #鈴 #動物番 #鵞鳥 #龍 #竜 #烏 #狐 #魚 #ばら #動物神 #植物 #奉公 #怪物退治 #馬

by admin. 民話 <436文字> 編集

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