No.220
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2023年02月14日(火) 17:51:41
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「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 172-180p
「怪物退治」の一種。「猿神退治」といったら「早太郎」というくら有名な話。
光善寺は長野県駒ヶ根市赤穂にある天台宗の別格本山の古刹である。天台宗信濃五山のひとつに数えられた。
一方、静岡県磐田市見付には矢奈比賣神社(見付天神)がある。
早太郎は光善寺での名前で、見付では悉平太郎(しっぺいたろう)と呼ばれる。
光善寺には今でも早太郎のお墓があります。見付天神には悉平太郎を祀った霊犬神社があるとのこと。
駒ヶ根から見付まではおおよそ90~100kmの距離がある。古くからの南信と静岡との交流を忍ばせると共に、
傷つきながらも遠い道のりを故郷まで戻ってきた早太郎のことを思うと、感慨深いものがあります。
早太郎が通ったと思われる道は現在の国道152線号であり、「秋葉街道」という名があって、
南信から秋葉山に通じる道でもあります。かつての修験道の道でもあるので、やはり物語の発生と伝播には
修験道が大きく関わっているのではないか、と思います。
参照:猿神退治
#伝説 #長野県 #南信 #犬 #仏教 #修験道