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固有名詞は可能な限りWikipediaに準ず

No.45, No.44, No.43, No.42, No.41, No.40, No.397件]

トゥンダ
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 105-107p
ドンナー
トム・ティット・トット的な「名前当て」の物語。
狩人がドンナー(雷神)であるとすれば、隠者はさしずめオーディン(暴風神)であろうか。
ゲルマン的な香りのする民話といえる。
二人の男神が対立する点は、オシリスとセト的でもある。

 「名前当て」の類話は「カルンドボルグ教会」である。

#民話 #オーストリア #狩人 #謎解き #試練 #猪 #真理 #真名 #名前当て #隠者 #叡智 #樹木信仰 #オーディンとトール

by admin. 民話,神話 <250文字> 編集

しゃれこうべ
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 103-105p

 形は崩れてるけれども、イナンナとエレシュキガル神話が崩れた物語だと思う。
「黄泉の国」での試練の結果、再生されるのが「夫神」ではなくて、女神であるところは、古い時代の女神信仰の名残を思わせ、アルテミスとイーピゲネイアと同様の関係を連想させる。
(ハイヌウェレとしても良いかも、と思いますが、植物の豊穣の物語、という側面が弱いので、「アルテミスとイーピゲネイア」としました。)
 類話は「病気の百姓女」。

#民話 #オーストリア #イナンナとエレシュキガル #再生される女神 #頭蓋骨 #禁忌 #恐れ #鳩 #アルテミスとイーピゲネイア #人身御供 #幽霊 #冥界の食事 #小麦

by admin. <330文字> 編集

ガマとサル
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 20-22p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 16-19p、タイトルは「さるとガマ」に変更された。

 微妙だが「猿神退治的」。
 池に落ちたフリをして気をそらすところは、「山のこびと」的。

#昔話 #長野県 #東信 #猿 #蝦蟇 #盗賊 #由来譚 #動物 #池に落ちるふり

by admin. 昔話,起源・由来 <187文字> 編集

山女の贈りもの
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 101-103p

 「山女」はいわゆる「豊穣の女神」の崩れであると思うが、正しい祭祀を行わないものに恩寵は与えない=禁忌を破る、感謝の気持ちを失う、等
祭祀的な禁忌が、現代的な「謙虚な気持ちの欠如」に置き換わっている。キリスト教の影響か。

 「労働を続ける」という点では「麻布とくしゃみ」「主イエスと聖ペトロがフリオールに来たとき」が類話。

#民話 #オーストリア #言霊 #山女 #パン #麻布 #労働継続 #禁忌 #言うな #女神 #カトリック #布

by admin. 民話 <268文字> 編集

マシュヤグとマシュヤーナグ(Mašyag,Mašyānag)(マーシヤ(Mashya)とマーシオーイー(Mashyoi))
最初の男女
1本の樹木から発生した。 「最初の男女の仕業」 26p
最初に山羊の乳を飲んだことが示唆され、「乳母」に相当する動物に「山羊」が当てはめられています。ニンフルサグ信仰、ゼウスの乳母アマルティア等との共通性が示唆される。 27p
羊の肉を食べ神に捧げる。 27-28p
類似:アスクとエムブラ(樹木から男女が発生する)、アダムとイブ
アダムとイブの場合、
(1)蛇の姿をした悪魔がアダムとイブを誘惑して、楽園を喪失することになるが、マーシヤとマーシオーイーは堕落して神を讃えず、自ら悪魔に供物(牛の乳)を捧げて悪魔を讃えるようになる。
(2)子供のうち弟のアベルが兄のカインに殺されてしまうが、マーシヤとマーシオーイーの場合、最初に生まれた二人の子供は親が食べてしまう。幼児供犠との関連性が示唆される。
28-29p
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #人間 #樹木化生 #山羊 #牛

by admin. 神話 <495文字> 編集

山男
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 99-101p

 主人公に代わって「助け手」が怪物を退治してしまうパターン。
 逃走の際、山男が石と共に川に沈んでいくエピソードは「英雄ディックベール」、「サルのよめ」「スルタンのぶち犬」と共通している。

#民話 #オーストリア #川 #人身御供 #山男 #禁忌 #見るな #火 #呪的逃走 #匿う #野いちご #植物 #怪物退治 #巨人 #山羊 #運搬動物 #見るな #牧草刈りの人々 #ジークフリート #川と石

by admin. 民話 <248文字> 編集

王さまの花嫁
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 96-98p

 花嫁が悪魔(怪物)である点はティアマト的である。怪物を退治する主体は隠者であって王さまではない。ジークフリート型といえる。隠者は王女の謎に対し、キリスト教的な回答で応酬する。キリスト教のプロパガンダ的物語といえる。女性が何も悪いことをしていないのに、悪魔扱いされることは、キリスト教による女神信仰弾圧の本質ではないだろうか。
 結婚式の間、閉鎖されてる町は「冥界」といえる。

#民話 #オーストリア #女神 #隠者 #カトリック #ジークフリート #叡智 #謎解き #怪物退治 #王女出題 #閉じ込められている乙女 #プロパガンダ

by admin. 民話 <305文字> 編集

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