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固有名詞は可能な限りWikipediaに準ず

No.260, No.259, No.258, No.257, No.256, No.255, No.2547件]

アロー家のはじまり
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 243-244p

 鳥女房的物語兼始祖伝説といえる。キリスト教が浸透すると、「神の子孫」を名乗る人々はいなくなったかもしれないが、かつての始祖としての「神」は人外の超常的存在へと変化したように思える。この物語に登場するヒロインは「山羊のようなひづめ」を持っており、かつては山羊をトーテムとした女神であったことが示唆される。

#伝説 #カタロニア #スペイン #始祖伝説 #禁忌 #聖母マリア #馬

by admin. 伝説 <228文字> 編集

あきれた両親 ATU1341
「シルクロードの民話 パミール高原」 314-315p

 愚か話。

#民話 #タジキスタン #愚か話 #愚か者たちが泥棒に何を盗んではならないか警告する

by admin. 民話 <93文字> 編集

ペテル・デ・カビナムの娘
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 222-225p

 スペインにおける「魔神(デモン)」とは、ヨーロッパ的よいうよりは、中東のデーヴァに似ていないだろうか。
 人間を誘拐して働かせる話なので、取り替え子の類話といえる。

 参照:取り替え子

#民話 #カタロニア #スペイン #魔神 #デモン #湖 #魔法のアイテム #取り替え子

by admin. 民話 <182文字> 編集

足の化けもの
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 244-251p

 前半は狡猾な男が天狗から姿の消える、いわば「魔法のアイテム」をだまし取る話。西欧では姿の消える魔法のアイテムは「ドワーフの宝」と考えられるが日本では「天狗のアイテム」のようである。男は北欧神話のロキにも似る。「怪物退治」が崩れた物語といえようか。
 後半は中途半端に透明人間になった主人公が妻の叡智に救われる話。「姿が消える」ということは神話や伝承的には「死」も暗喩するといえるので、妻は夫を再生させるイシスのような女神的存在といえようか。

 ただ、全体としては神話の崩れ、というよりは庶民的な面白い話、だと思うので、物語として確立したのは近世以降であり、修験道のプロパガンダとしての要素が強い物語だと感じる。

#昔話 #長野県 #中信 #天狗 #姿消える #魔法のアイテム #かくしみの #かくれがさ #ぼたもち #怪物退治 #叡智 #天狗 #修験道 #足

by admin. 昔話 <420文字> 編集

夢の中での商売 ATU1689
「シルクロードの民話 パミール高原」 313p

 笑話であり、小話である。

#民話 #タジキスタン #雄鶏 #夢

by admin. <74文字> 編集

かしこい自然 ATU1689
「シルクロードの民話 パミール高原」 313p

 笑話である。

#民話 #タジキスタン #胡桃 #メロン #「それが桃ではなかったことを神に感謝する」

by admin. 民話 <92文字> 編集

頭の災難
「シルクロードの民話 パミール高原」 312p

 笑話であるけれども、鳥を神(あるいは神の使い)とみなす思想、それに仕えることに失敗した者が首を失って死ぬ、という思想が残されている点が興味深い。
 死んだ男は「ミーノータウロス神話」の「ミーノータウロス」が崩れたものとしても良いかと思ったが、胴と首が分離するモチーフが残されているので「蚩尤」とした方が、思想的にも距離的にも妥当かと思う。

#民話 #タジキスタン #怪物退治 #こうのとり #鳥 #頭 #蚩尤 #饕餮

by admin. 民話 <240文字> 編集

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