No.239, No.238, No.237, No.236, No.235, No.234, No.233[7件]
切明の庄屋
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 212-218p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 24-32p、タイトルは「とんちんかん庄屋」に変更された。
笑話。愚か話でもある。
こういった物語も由来を辿れば「怪物退治」と言えるのではないだろうか、と思う。
封建的な江戸時代は、役人と庶民の間柄はこのように和やかなものではないので、ある意味、この物語のような和やかな関係は、庶民にとっての理想の姿でもあったのかもしれないと思う。
「愚か」の内容
湯・茶、食事の作法、薬味、床柱、手水
#昔話 #長野県 #中信 #庄屋 #笑話 #愚か者
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 212-218p
「読んで 遊んで とっぴんぱらり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 24-32p、タイトルは「とんちんかん庄屋」に変更された。
笑話。愚か話でもある。
こういった物語も由来を辿れば「怪物退治」と言えるのではないだろうか、と思う。
封建的な江戸時代は、役人と庶民の間柄はこのように和やかなものではないので、ある意味、この物語のような和やかな関係は、庶民にとっての理想の姿でもあったのかもしれないと思う。
「愚か」の内容
湯・茶、食事の作法、薬味、床柱、手水
#昔話 #長野県 #中信 #庄屋 #笑話 #愚か者
by admin. ⌚ 2022年05月10日(火) 00:10:54 昔話 <302文字> 編集
盗まれた牡牛
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 209-211p
フェアリーは、取り替え子 のように人をさらうだけでなく、家畜や食料を盗む、という話。
北欧のトムテのように、家付精霊がささやかな捧げ物を望むのと対照的に、
フェアリーは精霊が望む物を略奪するかのように振る舞うようであるが、
好む物は、どちらも似通っているように思う。
いわゆる「家付精霊」は正しく祀れば家畜を大切にしてくれるが、
フェアリーは正しく追い払わないと、家畜に害をなす。
どちらも取扱は「正しく」ないといけないようである。
#伝説 #スコットランド #フェアリー #泥棒 #いたずら #牛 #パン #誘拐 #女性
「妖精の誕生 トマス・カイトリー」 209-211p
フェアリーは、取り替え子 のように人をさらうだけでなく、家畜や食料を盗む、という話。
北欧のトムテのように、家付精霊がささやかな捧げ物を望むのと対照的に、
フェアリーは精霊が望む物を略奪するかのように振る舞うようであるが、
好む物は、どちらも似通っているように思う。
いわゆる「家付精霊」は正しく祀れば家畜を大切にしてくれるが、
フェアリーは正しく追い払わないと、家畜に害をなす。
どちらも取扱は「正しく」ないといけないようである。
#伝説 #スコットランド #フェアリー #泥棒 #いたずら #牛 #パン #誘拐 #女性
by admin. ⌚ 2022年05月09日(月) 19:35:05 <299文字> 編集
最後のことば ATU910
「シルクロードの民話 パミール高原」 269-279p
主人公が知恵のある老人に助けて貰う話。「怪物退治」の物語のバリエーションの一形態といえるが、物語の最後に主人公と父王がどうなったのか(再会したのか)等が語られておらず、おそらく本来の物語からみると、一部のモチーフが欠損して中途半端になっている物語だといえると思う。
物語の主題はまったく異なるのだが、「主人公が老人に助けてもらって旅をする点」「命を助けて貰う点」等、構成が「巡礼の道連れ」とよく似ていて興味深く感じる。
#民話 #タジキスタン #叡智 #オーディン #怪物退治 #賢明な教え
「シルクロードの民話 パミール高原」 269-279p
主人公が知恵のある老人に助けて貰う話。「怪物退治」の物語のバリエーションの一形態といえるが、物語の最後に主人公と父王がどうなったのか(再会したのか)等が語られておらず、おそらく本来の物語からみると、一部のモチーフが欠損して中途半端になっている物語だといえると思う。
物語の主題はまったく異なるのだが、「主人公が老人に助けてもらって旅をする点」「命を助けて貰う点」等、構成が「巡礼の道連れ」とよく似ていて興味深く感じる。
#民話 #タジキスタン #叡智 #オーディン #怪物退治 #賢明な教え
by admin. ⌚ 2022年05月06日(金) 08:23:54 民話 <291文字> 編集
「シルクロードの民話 パミール高原」 288-294p
身分の高い者(王)が鳥と一体化する物語。「鳥のみじじい」と併せてであるが、一体化した人間に対して、禍福を与えるのは鳥の方で、鳥の方が人間(王)よりも思想として地位が高いことが分かる。
本話では小鳥は「老婆」に仕える存在であり、更に鳥よりも地位の高い存在(老婆)がいる。「老婆」は「鳥に食事を運んで貰った」という西王母あるいは、その前身といえる、古い時代の長江文明の太陽女神といえる。本物語でも、雀は老婆の食料である葡萄を管理している。
そのような点では、「老婆とすずめ」の方が「鳥のみじじい」よりも本来の女神信仰の思想を色濃く残しているといえようか。
#民話 #タジキスタン #雀 #老婆 #鳥神 #葡萄 #半分オンドリ