🗐 文献等データベース I love books.

固有名詞は可能な限りWikipediaに準ず

No.135, No.134, No.133, No.132, No.131, No.130, No.1297件]

Icon of admin
地主が馬になった話
「ソヴィエト諸民族民話集」 154-158p

 下男達の助け手となる男神がペルーンであることが明らかになっている物語。
 前半は地主=怪物的な物語で、ペルーン(物語中ではペコルーン)が問題解決をしてしまう。物語の主人公はペルーンといえる。
 後半は馬に変えられた地主がキャベツを食べて再生する話で、キャベツを捧げられる馬の神のような扱いになっている。地主は家畜の神であるヴォーロスの化身といえようか。地主(ヴォーロス)は再生されると新たに結婚生活をやり直すわけで、結婚の復活も神らしい結末と言える。
 「馬を恐れない」という禁忌は明確な言葉では現れないが、下男達の容赦ない態度から暗喩される。タフムーラス型といえる。

#民話 #ラトビア共和国 #馬 #禁忌 #タフムーラス #食事 #恐れ #おじいさん #ペルーン #ヴォーロス #聖ゲオルギウス #地主 #怪物退治 #変身 #キャベツ #植物 #吝嗇
Icon of admin
怠け者のシェイドゥルラー
「ソヴィエト諸民族民話集」 147-153p

呪的逃走の変形版(パロディ-)。

#民話 #アゼルバイジャン共和国 #愚か者 #狼 #林檎 #魚 #愚か者 #呪的逃走 #賢人 #オーディン
Icon of admin
金のかめ
「ソヴィエト諸民族民話集」 138-146p

 姥捨山的
 類話は「親捨て山」。

#民話 #ブリヤート共和国 #鹿 #牛 #狩人 #姥捨山 #謎解き #泉 #火
Icon of admin
悪魔の難題
「ソヴィエト諸民族民話集」 112-137p

 前半は「テーセウスとアリアドネー」型の物語。
 後半は「うりひめ」、「たまご姫」や「とくさむすめ」、「のろいをかけられた花嫁」、「白檀の木」に通じる話である。
 神馬に関して「恐れないこと」が禁忌とされるのはタフムーラス型である。
 超常的な者にキスされると、ある意味正気ではなくなる、という点での類話:底革のハンス

#民話 #ベラルーシ共和国 #唾 #悪魔 #魔法使いの弟子 #難題聟 #呪的逃走 #不知の子 #鶏 #羊 #川 #馬 #恐れ #タフムーラス #鳥 #白樺 #柳 #樹木信仰 #おばあさん #ホレのおばさん #小麦 #テーセウスとアリアドネー #変身 #怪物退治 #禁忌 #キス #瓜子姫
Icon of admin
角のある王様
「ソヴィエト諸民族民話集」 106-111p

 ザッハーク的、笛が独自の魔法のアイテムであるところは「オズボーンの笛」と共通、「王様の耳はロバの耳」とも似ている。

#民話 #バシコルトスタン共和国 #3人兄弟 #笛 #母乳 #末子成功譚 #ザッハーク #怪物退治 #見るな #弓 #樹木信仰 #角 #蜂起 #秘密の暴露
Icon of admin
仕立屋とくまと小鬼
「ソヴィエト諸民族民話集」 99-105p

 ブレーメンの音楽隊的、3人兄弟的だが、異種の3人組(仕立屋、熊、子鬼)であるところが特徴的。
 怪物退治に菩提樹が関わっている点は、女神でも男神でもないので、「樹木信仰」の一形としました。

#民話 #タタール #3人兄弟 #仕立屋 #熊 #妖怪 #怪物退治 #笛 #菩提樹 #樹木信仰 #ブレーメン #獣の王
Icon of admin
麻布とくしゃみ
「ソヴィエト諸民族民話集」 93-98p

 蘇民将来的。病気に関してではなく、報恩として「豊穣のアイテム」を授かるタイプである。
 仕事を続ける、という点では、「主イエスと聖ペトロがフリオールに来たとき」「山女の贈りもの」が類話。

#民話 #エストニア共和国 #旅人 #オーディン #蘇民将来 #麻布 #労働継続 #くしゃみ #布

■フリースペース:

編集

■全文検索:

■ハッシュタグ:

■日付検索:

■カレンダー:

2022年1月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031

■最近の投稿:

最終更新日時:
2023年02月14日(火) 17時51分41秒