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怪物の出る水車場
「北欧民話 アスビヨルンセン 高木眞一訳 山一書房」 17-18p
ニッセは北欧の伝承では家に住み着いて、色々と手助けしてくれる精霊なのだが、この物語では悪者として追い払われてしまう。単純な「怪物退治」譚である。
水車小屋に関して、そこに憑いて悪さをする精霊を退治する(罰を与える)物語は、スコットランドのウリスク(Urisk)に関してもあるようである(妖精の誕生、カイトリー著、市場泰男訳、社会思想社教養文庫、p213-214参照)。
神的存在の宗教的地位が低下したために、むしろ「厭われる存在」となってしまった物語には、「ムギを盗む小人」がある。
参照:トムテ
#民話 #ノルウェー #北欧 #精霊 #トムテ #ニッセ #怪物退治 #追い払い #聖ゲオルギウス #家付精霊
「北欧民話 アスビヨルンセン 高木眞一訳 山一書房」 17-18p
ニッセは北欧の伝承では家に住み着いて、色々と手助けしてくれる精霊なのだが、この物語では悪者として追い払われてしまう。単純な「怪物退治」譚である。
水車小屋に関して、そこに憑いて悪さをする精霊を退治する(罰を与える)物語は、スコットランドのウリスク(Urisk)に関してもあるようである(妖精の誕生、カイトリー著、市場泰男訳、社会思想社教養文庫、p213-214参照)。
神的存在の宗教的地位が低下したために、むしろ「厭われる存在」となってしまった物語には、「ムギを盗む小人」がある。
参照:トムテ
#民話 #ノルウェー #北欧 #精霊 #トムテ #ニッセ #怪物退治 #追い払い #聖ゲオルギウス #家付精霊
by admin. ⌚ 2020年04月20日(月) 08:55:30 民話 <423文字> 編集
「北欧民話 アスビヨルンセン 高木眞一訳 山一書房」 19-22p
家に取り憑いた魔物を、外部のものに退治してもらう物語。蘇生を伴わない蘇民将来的な物語といえようか。導入部分は、原因は明らかになっていないが、女主人公によって不幸になる原因が隠れている「食わず女房型」である。
女主人公は殺されないけれども大打撃を受けるので「ティアマト型」とした。家の中の問題を外部の人間に解決して貰う点の類話は「くつ屋のおとぎ話」である。女主人公に関しては不完全な「追い払い型」、その仲間の魔女達に関しては「迎え撃ち型」である。
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