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No.296, No.295, No.294, No.293, No.292, No.291, No.2907件]

望月の駒
「読んで 遊んで とっぴんぱらたからぎけのり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 125p コラム

 望月町の「望月の駒」という民話が簡単に紹介されている。馬頭娘が変化した物語と思われる。

参考:馬頭娘

#昔話 #長野県 #東信 #馬 #馬頭娘 #生贄 #月

by admin. 民話,伝説,固有神獣 <141文字> 編集

寝覚めの床の主
「読んで 遊んで とっぴんぱらたからぎけのり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 125p コラム

 上松町の寝覚めの床に関する民話が簡単に紹介されている。

 怪物退治譚なのだが、大筋は静岡県磐田市見附天神にある「猿神退治」と同じである。犬が猿神を退治するのではなくて、修行僧が猪を使ってオオサンショウウオの怪物を退治する、という話になっている。
磐田市では「白羽の矢」は豊受大神の化身と暗喩する神社もある。
それにしても、猪(豚)とはオーストロネシア語族にとっては、イモを発生させたり、怪物を退治したり、神話的に重要なアイテムなのだなあ、と思う。
木曽の話では狩人が行者に代わっているし、ヤマタノオロチの神話とも比べれば


狩人=行者=須佐之男=シヴァ(アメタ)=黄帝

猿神=オオサンショウウオ=ヤマタノオロチ=シヴァ(縄文系の神であるところの「獣の王」、こっちもアメタ)=須佐之男=饕餮


というスパイラルな構図が浮かんでくる。そもそも「猿神=狩人」で、この2つは「同じ物」であり、太陽女神に生贄を捧げる立場だったものが、女神から分かれた豊受大神をガツガツ食べるようになったのが日本の神話と言える。しかも、修験道って言ったら、なんでも須佐之男と習合させてしまうのが大好きな宗教のようであるし。仏教というよりは「修験道教」と言った方が良さそうな感じがする。というか、黄帝と饕餮を習合させちゃ駄目じゃん、という根源的な問題がある。

ということで、

見附では「加茂」という地名も近くにある上に、裸祭りなんかもやっていてハイヌウェレな感じである。天竜川の上流には諏訪大社の下社がある。
木曽川の河口では天津日子根というアジスキタカヒコネ?な須佐之男の息子神の神社で、夜中に騒ぐ祭りを行う。けっこう近くには津島とかあるし。善光寺の別院とか下社関連? と思われる宗教施設がある。
木曽って言ったら、御岳が有名だし、その辺りの神職は下社関連だったような? 全部じゃないかもしれないけどさあ、みたいな。
当の下社は「お船祭り」というかつては裸祭りをやっていた(今は服は着ているらしい)。これがまたハイヌウェレというよりは、「直に焼き畑農業じゃね? フレイザーのドンゴ族?」と言いたくなるような焼殺祭祀である。

どうも、中部地方で、サトイモとか植わっているところは、縄文系のハイヌウェレ的思考が強いところに、なんか加茂とか下社とか下社とか下社とかが、台密と組んで取り憑いてない? と、長野から見たら「地の果て」みたいに見える名古屋で呆然としてそう思った管理人である。(三重なんて関西じゃん? そもそも長野から日帰りで行く所じゃないし、と思う管理人でした-;。)

民話の詳しい内容:寝覚めの床の主

#昔話 #長野県 #中信 #サンショウウオ #行者 #怪物退治 #白羽の矢 #猪 #修験道

by admin. <1207文字> 編集

鼠大明神
「読んで 遊んで とっぴんぱらたからぎけのり 新長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 125p コラム

 坂城町の鼠大明神に関する伝説が簡単に紹介されている。

 鼠が開拓神である、という珍しい伝承である。

参考:鼠大明神

#昔話 #長野県 #東信 #鼠 #猫 #開拓神 #修験道

by admin. 伝説,神名,固有神獣,起源・由来 <149文字> 編集

エーベルトフト近くの女エルフ
「フェアリーのおくりもの トマス・カイトリー」 18-19p

 エルフに誘惑されて正気を失う話。
 後半はエルフに誘惑された若者を再び人間界に戻す話であるが、肉を食べさせると良いらしい。元はさらわれた若者を取り戻すために肉(牛や豚といった獣)を生贄として捧げた話が崩れたものか。死んだ若者(神)に対して生贄を捧げたら、イモではなくて当人が戻ってきたようである。
 デンマークではエルフとの性的接触で、正気が失われると考えていたのだろうか。

 正気を失う点については「底革のハンス」、「トロルと踊った少女」が類話である。特に「底革のハンス」とは、男性が女性のエルフに誘惑される、という点で類似性が高いと考える。

#民話 #デンマーク #妖精 #狂気 #誘惑

by admin. <359文字> 編集

女エルフのヴェー
「フェアリーのおくりもの トマス・カイトリー」 15-17p

 エルフ(女神)に父系を働いて罰を受ける話。
 で、あると共に、太古の女神に対して捧げ物をする、といった伝統の片鱗が垣間見える気がする。
 女神の気に入るものを捧げられれば加護があるのだろうが、気に入らねばこうなる、という話にも見える。あるいは男自身が生贄であって、そのために酒を飲まされてたのだとも言えるのではないか。

#民話 #デンマーク #妖精 #罰 #祟り #生贄

by admin. 民話 <228文字> 編集

スヴェンド・フェリングと女エルフ
「フェアリーのおくりもの トマス・カイトリー」 15-16p

 エルフの酒を捨てて、怪力を得る話。
 デンマークのスヴェンド・フェリングは、ニベルングのシグルトとのことである。
 杯に関する類話は「オーゲルブの教会に奉納された杯」、「フェアリーの宴会」である。

#民話 #デンマーク #ニーベルンゲン  #妖精 #椀貸伝説 #怪力 #食欲 #酒捨て #椀貸伝説 #化生 #スヴェンド・フェリング

by admin. 民話,英雄名 <223文字> 編集

墓から出る方法
「シルクロードの民話 パミール高原」 331p

 小話。笑い話。
 イスラム教の「審判の日」に関する概念が登場する。

#民話 #タジキスタン #審判の日 #イスラム教

by admin. 民話 <93文字> 編集

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