本日の日誌

最近土曜日の夜は、亀梨君主演のドラマ「山猫」に、「嵐にしやがれ」に、香取君の「SMAStation!?」と盛りだくさんな気がするわけで。適当に横目で見つつ、「SMAStation!?」を見て寝て。で、その合間にいろんな動画を見ていて。SMAPの兄さん達の動画を見ていると、蛇の兄さんのことを「誰にも負けさせない」って言ってくる気がするわけで@@。この人達も負けず嫌いだー、と思ったのですが。で、「SmaSTATION!?」では、香取君のシャツが細かな水玉模様だったので、細かいところに注意していかなきゃ、ということなのかな、と思って。


そして朝方夢を見て。なんだか知人数人で旅行に行って、電車に乗って。で、その中に光一君もいて、「自分がいるから大丈夫」って言ってくれて、割と食べてはいけないラーメンみたいなものをばくばく食べていた気がするわけで@@。で、これから気をつけなければいけないものといえば、やはり電気関連? と思って。敵もところどころ、曖昧な質問をしてきて、こちらの知識を試しているようなところがあるので、そういうところは、こちらも気を付けなければいけないな、と思ったのですが。で、親と一緒に少しブレーカーとかについて勉強して。


で、「マビノギオン」を読み終わって。これは、ウェールズ(イギリスの南の方で、アイルランドとの間にある島のある辺りの地方?)の伝承を元にしたものらしくて、騎士物語というか英雄譚が多くて。解説によれば、ウェールズというとケルトの文化が強いらしいのですが。でも、アーサー王伝説とかありますし、ケルト的でもあるけれども、ずいぶんゲルマン的でもあると思って。イギリスの「アーサー王伝説」は、北欧神話における「アース神族」の神話の変形したものですよねえ? と思うわけで。そして、ゲルマン系の民族の文化の根本にはけっこう男系的なものがあるので、そういう人達の結婚形態は、まさに本場の「略奪婚」ということで。「英雄」と言われるような人は、好きな人と結婚するのに、相手の親が反対すれば相手の親を殺してしまうし、相手に夫がいれば夫も殺してしまう、ということで@@。でも、そうやって妻を略奪したからといって、女の人が大切にされていないのか、といえばそうでもないわけで。どうも、その辺りの価値観というか、倫理観が良く理解できないわけですがーー;。でも、向こうの文化は現実的にも、けっこう「実力主義」的なところがあって、領主になっても領地を治めて維持していくだけの力がなければ、まず隣人に財産を狙われる、っていうのはかなり常道な世界なので。実際に非道な行いに出るか出ないかは別として、好きな人ができたら、何をしでかしても相手を手に入れられるだけの実力がなければ駄目、っていうことではあるらしいのですが-;。だから、物語の中では、財産はあっても力のない女の人(貴族の未亡人)とかが、勇敢な騎士に自ら結婚を申し込んで、自分も財産も守って貰う、とかそういう場面もたくさん出てくるわけで、あちらの基本的な文化は、そういうことがもう当たり前のことになっているんだろうな、と思ったわけで。


で、興味深かったのが、アリアンロッドとフリュウの物語であって。アリアンロッドは、有力な王の姪であって、未婚の女性なわけで。で、王の前に呼び出されて「処女」の証を立てるように、と求められて、魔法の杖をまたいだら、男の子が生まれてしまって(要するに「非処女の証明」ということで)。で、アリアンロッドの方は、自分に恥をかかせた、ということで、この子供を徹底的に呪って忌み嫌うわけで。で、王がこの子供を育てて、フリュウと名付け、立派な戦士にするわけで。でも、フリュウは結婚運もよろしくなくて。妻を娶ったけれども、妻が他の男と結婚したくなってフリュウを殺してしまうわけで。幽鬼というか、異形のものとなって彷徨っているところを、仲間に見つけられて、しまいには助けて貰うわけですが。このフリュウという英雄は、母親とか妻とか、女運がともかくよろしくないわけで(そして実の父親が誰かもはっきりしないわけで)。「父親がはっきりしない男の子が、特殊な存在に育つ(でも、割と悲劇的な最後を迎える)」というのは、西欧の民話や神話によく見られるパターンで、聖母マリアと幼子イエス・キリストに象徴される「キリスト教神話」も同じパターンを踏襲しているわけで、「父親がはっきりしない」というのは男系的な神話においては「神の子」であることを暗喩しているわけですが。


「マビノギオン」を読み終わって、「フリュウとは何者なのか?」と尋ねられて。「フリュウ」というのは子音的には「BB」ですし、あー、それって、ギリシャ神話における「オルペウス」のことだ、って気が付いて。「オルペウスとエウリュディケー」っていったら、亡くなった妻を求めて冥界まで出向いた詩人のオルペウスが、冥界の王の許しを得て、妻を生き返らせようとするのですが。でも、地上に出るまでに「一度でも後ろを振り返って妻の顔を見てはいけない」って言われるわけで。で、結局その禁忌を破ってしまったので、妻の再生はかなわなかったわけで。で、その話には後日譚があって、オルペウスは太陽神アポローンに近しい詩人であって。新しい神、デュオニューソスが登場した時に、この神を称えるのを拒否したので、デュオニューソスの信者に虐殺されてしまうわけで。特殊な生まれて、特別な才能を持ち、黄泉の国と現世を行き来することができるような希な人間であるのに、幸せにはなれない、というのがフリュウとオルペウスに共通した性格であって。西欧では、特別な才能を持っていて、神に愛されるような人は長生きしない(何故なら神が早くに自分の手元に呼び寄せたがるから)、というような思想がありますけれども、そういう思想の源流となるのがフリュウとオルペウスの伝承だと思うわけで。


そして、こういう「女難の相」が出ている特殊な人の伝承は、西欧の母系社会の伝統を示すモノ、って言われる気がするわけで@@。そういえば、それは男は「子種」の供給源に過ぎなくて、用が済めば殺されてしまうものなので-;。それで、父親が誰かも分からないし、総じて「女難の相」が出てるんですね? と思うわけで-;。「マビノギオン」に課せられた課題も、「西欧の母系社会というものを理解すること」ということで。西欧は、男系的な文化や思想の中に、太古の強烈な母系社会の文化が混在していることが多くて。そういう思想の名残が、西欧社会における女性の地位の高さを維持してもいるわけですが、根本的にはけっこう苛烈な文化、ということで。


で、次の「課題図書」はフィンランドの「カレワラ」ということで。厳密にいえば、カレワラはフィンランド東部からロシアにかけての伝承を収集して、整理して纏めたもの、ということで。その地域では後発であるゲルマンやスラヴよりも古くから居る人々の伝承かのではないか、と思ったのですが。物語は、フィンランドの「世界創造の英雄」が主人公で、この英雄が旅をしたりするわけですが。その世界には、ポポヨラと呼ばれる異界があって、そこには村があり、女族長ともいえるロウヒという名の老婆や彼女の娘達が住んでいて。老婆は旅人をもてなしたり、助けたりするし、旅人に課題を与えて、課題を果たせば娘を妻に与えるって約束したりするのですが。でも、けっこう女性が強くて、課題を果たせても、娘に嫌われたら結婚して貰えなかったりするわけで。でもって「ロウヒ」というのは、「BB」という子音からなりますし、ポポヨラの最初の子音も「BB」ですから、それは近隣のスラヴにおけるバーバ・ヤーガのこと。日本でいえば、異界(山)に住む太母の大姥サマのことで、フィンランドにおいては、異界(ポポヨラ)に住むロウヒということで。同族を纏め、守っていく母系社会の太母のことですねえ、それ? と思ったわけで。世界創造の英雄が登場する、という点は男系の文化なわけですが、異界であるポポヨラとの交流は、母系社会との交雑と交流を示すものなわけで。その2つが混在しているのが、西欧的な文化だと思ったのですが。要するに、何故「カレワラ」を読まなければいけないのかといえば、それは彼らの「母系の太母」が大姥サマと同じ名前を持っているから、その名前を貰った人に、それがどういうものであるのか知って欲しい、ってそういうことなのだと思うわけで。この「母系の太母」は、ケルトや一部のゲルマンの世界では「アリアン」の名前の通り「アン」と呼ばれるわけで。そして、大陸のゲルマンやギリシャの人々には「ヘラ」とか「ホレ」と呼ばれるわけで。で、中欧から東欧にかけては「ダキニ」となるわけで。そして、海を越えてもっと南へ行けば、古代エジプトのメヒト女神に代表されるような「MT系」の神の名になると思うのですが。でも、特に「ババ」と名の付く太母を要する人達は、北方の狩猟民の文化を持っていて、縄文系の人々と文化が近い、ということで、こちらに興味がある、ということのようで。


で、特に西欧に近い文化を持つ人々ほど、「家名と財産を守るために「目の力」の強い男を頼るのは当然のこと」って言ってくる気がするわけで。財産の方は、ある時もあれば、ない時もあるけれども、家名の方は一生ついて回るものなわけだから、それを守り抜ける伴侶を選ぶのは当然ってみなさま思うらしいのですが。でも、それを重要視し過ぎると、「親元の選んだ婚約者をないがしろにし過ぎる。」って言ってくる人達もいる気がするわけで-;。「復活LOVE」の動画とか見てると、背後に長瀬君の生き霊が見える気がするわけですがーー;。だいたい、「親元」って、実の親ですらそんなこと言わないのにーー;、って思うわけで。口うるさいのが多すぎる気がするわけですが><。


でも、特に「実力主義」の文化を持つ西方の人達の関心は、誰が「女心」を射止めることができるほどの「実力」を持っているのか、ということのようで-;。まあ、でも、私の分身の「蛙の子」は本体の方が恥ずかしくなってしまうくらい、「秋波」というものに弱くて、いろんな人から、「それで石井に引っかかったんだな。」って言われるような性格なので-;。応援してくれている人達も一生懸命になってくれているようなのですが。まあ、蛇の兄さんを選ぶのではないですかねえ、と思うわけで。兄さんのことを「誰にも負けさせない」って言ってくれている人も多いことですし、ということで。



Posted by bellis 20:28 | 日記 | comments (x) | trackback (x)