本日の日誌

さて、なんだか今日も色々とあって。


どうも、家人が医者に行ってきて、妙なことを言われて帰ってきて。だいたい、月曜日頃から「騙されないように」とは言われていたわけで、「裁判のことかな?」と思ったら、こっちのことだった、ということで。


どうも、出鱈目な医者が、「癌は完治したから、薬を止める。で、市井の病院を紹介できるけれども、どうか。」みたいなことを言ったらしい。というか、たぶん、次に行けば、その旨の録音が記録できるから、そのまんま医療訴訟を起こされたいかい? とかって思うわけですが。


だいたい、だれがどう聞いたって、思うと思うわけですが、「病気が治ったのなら、市井の病院だろうが、どこだろうが、紹介して貰う必要なんかないじゃん。」ということで。何も分からなくても、この程度の突っ込みをするのは当たり前だと思う。で、なんだか母親とも喧嘩みたいになるわけで。親は「自分は何も分からないから、医者の言いなりになるしかない。」とかって言うわけで。「あたしの言ってることは『医者の言ってること』じゃないんかい!」ってそうなるわけで。


だいたい、こういう騒ぎになるのが嫌だから、あれほど強く「玉を取ってしまうように」と言ったのに、それを言うと「誰もそれを勧めなかった」とかって今更言うわけで。「あたしが勧めたことは、『なかったことかい!』、そのおかげで人にさんざん苦労させたくせに!!!」とこちらも腹が立つわけで。おとなしく取っておけば、私が苦労する必要は何もなかったのに、何言ってやがる、とかって思うわけで。ときどき、何かにつけて、母親は、私が「父親の命を救った」みたいに言うわけですが、そもそも私が「玉を取ってしまうように」と強く勧めた時に、取っておけば私にも苦労かけずに済んだんです、ふざけんな! というくらいにしか思えない。


でも、蛇の兄さんとかには「80で去勢は早すぎる」とかって言われる気がするわけで@@。あんたも、いくつまでセックスする気でいるの! と思うわけですが-;。ともかく、いろいろと資料を調べて思うことですが、まあ、しばらくは定期的に必要な検査を行うことが順当であると思う。兄さん達に、「思うところを書いて欲しい、こういう点ではあなたが一番の専門家だから」と言われる気がするわけで。


前立腺癌というのは、男性ホルモンに反応して増えるので、要は玉を取ってしまえば、たぶんそれ以上は増えません。(もっとも副腎皮質からも多少の男性ホルモンは出るので、そのためにカソデックスを飲むともいう。)で、高齢の場合で、長期の薬物療法が奏功している患者は、薬物の投与を中断しても、男性ホルモンが回復してこない例が、まあ割とあるのだと思う。(でも、統計的な資料はない。なぜなら、過剰医療大好きな日本社会では、薬物の投与の中断はほとんど行われないから。)だから、中断するとしても、「まあ、ちょっと中断して様子を見てみましょう。定期的な血液検査のみにしてみましょう。」というのが、医者としては正しい説明であると思う。「完治した」って言うようなら、はっきり言って「殴っていい」と思う(苦笑)。


でもまあ、言いたいことはたぶん間違っていないとは思うので、私だったら、治療方針の確認を行った上で、市井の病院で血液検査をしてフォロー、というのが、はっきりと言って「まともで妥当」な路線だと思うわけですが、親がそれを非常に嫌がるし、だいたい我が家を取り巻く環境が全部「まとも」ではないので。主治医には、「やるべき検査をやれ」と言うしかないし、それでやってくれなければ、自分で民間の会社に依頼してやるしかないんじゃないの? 3ヶ月に2万円の検査が安いか高いかは分からんけれども、他の病院で調べたくない、というのであれば、家から直接検査会社に出すしかないんじゃん?? という気がするわけでー;。ともかく、なんかあったときに、「経時的な血液検査の結果」さえあれば、最悪なんとでもなる、というところはあるわけですが、それすらもないのは一番困る、と思うわけで。


まあ、でも「薬を止める」=「治療方針を変える」ということなので。どういう状態を「完治」というのかは、まあそれぞれの解釈によるわけですが。たとえ、癌が残っていても、男性ホルモンが回復しなければ、増えないから問題はない、とも言える。回復しないかどうかは、薬を止めてみないと分からないので、2~3年の経過観察でも「回復しない」ことが確認できて、「症状は安定している」と言えれば、まあまあ「完治したとみなせる」といえる状態であると私は思う。でも、癌というものはなくなるものではないので、「癌がなくなった」わけではなくて、単に「癌が増えないでいるだけ」ということなわけです。増えない癌は、癌でないも同然であって。勝手に増えて、全身に広がって悪さをするのが「癌」なわけだから。


で、どうも母親を話していて、いつも「困ったな」と思うのは、「医者も治せなかった糖尿病を、自分が食事療法で治した」みたいに言うところであって。私から見ると、それは「全然違う話」なわけ。原則としては、「予防医療」も含めて「医療」全体が「医者の仕事」かもしれないけれども、「治療をして報酬を貰う」というのが、現代の「医療業界の大原則」である以上、「薬物投与などの治療を要しないこと」は「医者の仕事ではない」というのが、現代の業界の常識であると思う。だから、「食事療法」というのは、自分とか家族とかで気をつけてやるものであって、そもそも「医者の仕事」の内ではない。でも、糖尿病とか慢性的な代謝性の病気は、食事療法が重要だから、病院で指導とかもしているわけで。医者が直接扱うべきは、「食事療法ではどうにもならない人」なわけ。だから、それでどうにかなる人は、医者の取扱範囲外だし、原則としては「自分でなんとかする」ものだから。そもそも、それは「治る病気」ではない。医者は、「自分ではどうにもならない人」に薬を処方するか、網膜を焼くか、週に3回透析をするか、ってそれだけのことであるので。医者と家族とでは、その病気に対して果たす役割が「全く違う」とそれだけのことなわけです。しかも、代謝性疾患と癌は、また全然違うものであるわけだから。


結論から述べれば、「間欠療法」そのものは「持続療法」に比べて、別に効果が「優位でない」というだけで退ける原因にはならない、と思う。老人に対するオーバードーズは私も好むところではない。で、「間欠療法」の結果が良好であれば、死ぬまで「間欠」したままでも構わないと思う。だいたい、もう老い先もそんなに長くない年齢だし。でも、それを「完治した」って言い張って、治療はともかく検査もやらない、となると、「それは問題でしょ」と言うしかない。「前立腺治療ガイドライン」と各種論文を揃えて持って行ったら、主治医はなんて言うかねえ?? と思うわけで。まあ、調べられるものは、調べて貰おうと思います。しばらくは、そちらの世話も私が直接焼くしかないな、と思うわけです。というか、既に電話での問い合わせから逃げまくっている気がするわけですが???



Posted by bellis 00:58 | 日記 | comments (x) | trackback (x)