カエル
カエル(蛙、Frog)は、両生綱無尾目(むびもく、Anura)に分類される構成種の総称。古称としてかわず(旧かな表記では「かはづ」)などがある。英名は一般にはfrogであるが、ヒキガエルのような外観のものをtoadと呼ぶことが多い。
言葉としての蛙は中国語では以下のように読み、使用する。
- 青蛙 (qīngwā):最も一般的な「カエル」。特に緑色や茶色いカエル。
- 田鸡 (tiánjī):田んぼのカエル、特に食用とされるものを指すことが多い。
- 蛙 (wā):カエルの総称、または文字単体。
- 蛤蟆 (hámá / háma):ヒキガエル、ガマガエル[1]。
- 蟾蜍 (chánchú):ヒキガエル
日本神話ではヒキガエルのことを多邇具久(タニググ)と呼ぶ。韓国語ではカエルのことを개구리(ケグリ)、ヒキガエルのことを두꺼비(トゥコビ)と呼ぶ。
目次
私的解説[編集]
大雑把な概念として蛙は水生動物なので、神話的には「亡くなって水に投げ込まれた者」が化生したものとみなせると考える。女神の場合は「吊された女神」だし、男神の場合は「祝融型神」である。「犠牲型」と「軍神型」が多いように思う。
男神の場合、多くの神話では「悪神」とされることが多い。一部では「祖神」として扱われる。この神を悪神として扱うか扱わないかで、「誰の祖神なのか」が分かると思えるくらい根源的な神である。一応「善神的」なのは、ミャオ族のアペ・コペン、中国の帝嚳、日本の阿遅鉏高日子根神と考える。
この神群の一部は、魚や蛇といった他の水生動物に変化していると考える。その場合は女神も男神もあり得る。魚となったものはメソポタミア神話のエンキ、蛇で有名なものは中国神話の伏羲・女媧である。
蛙狩神事[編集]
元日の朝に上社本宮で行われる神事。まず御手洗川の川底を掘り返して蛙を捕らえていたが、抗議の声が多くなり、上社の裏山に場所を変えて白布で囲い、見られないようにして行われている。その後拝殿正面にて小弓と矢を以てこの蛙を射抜き、生贄として神前に捧げ、宮司が祝詞を捧げ国家平安と五穀豊穣を祈願する。上社の祭神が荒れ狂う「蝦蟆神」を退治したのがこの神事の始まりという故事がある。蛙を供える本当の理由は謎に包まれており、いろんな説が挙げられている[2]。しかし、諏訪の龍蛇信仰と関係している可能性がある。
私的解説[編集]
この祭祀は、壮族の「螞カイ祭(マーカイ、カエル祭)」に類似した祭祀で、要は正月の「厄払い」の祭祀と考える。これは正月に穴ごもりしている「神の使い」とされる雌雄のカエルを探し出し、カエルを棺に入れて各家を巡り、葬儀と供養を行う。その山中の「カエルの墓」に埋葬し、昨年埋葬した棺を取り出して遺骨で作物と綿花の作柄を占う、というものである。蛙は「月」に象徴される「不吉なもの」なので、退治すると共に供養し、五穀豊穣を願う祭祀を行う、というものであろう。
物部氏の神・布津主は、壮族の神・布洛陀(Buluotuoブルオトゥオ)に類似した神であると個人的に考えているし、おそらく諏訪大社の諏訪氏、守矢氏は物部氏なのではないかと考える。「守矢氏」の「守矢」は物部守屋に由来するという説もある。弥生系の氏族である物部氏は壮族に由来する氏族で、遙か中国南部に居た頃から続けていた祭祀を先祖代々伝えてきたものではないだろうか。蛙にはかわいそうではあるけれども、氏族の由来を示す伝統的な祭祀であるので、アイヌのイオマンテに比する「重要な伝統的儀式」として是非後世に伝えていって欲しい、と考える。というよりも、犠牲にするのが熊と蛙の違いだけで、精神的にはイオマンテと「同じ」祭祀と考える。「神の使い」を神の国に返す祭祀でもある。
荒れ狂う「蝦蟆神」について。日本神話で「荒れ狂う蛙神」に相当するのは、賀茂系の祖神である阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネ)と考える。子音から見て、この神はイラン神話の「アジ・ダハーカ」と非常に似た名と思われ、こちらも国際的な神といえる。おそらく「スキ」とか「ハカ」は「蛙」を示す言葉であろう。中国神話の「夸父」に相当する神である。夸父は太陽を追いかけて逆に干からびて死んでしまう、とされている。中国神話で干魃を起こすのは「魃」という女神であって、夸父を殺害したのは「魃」という太陽女神である、と受け取れる神話である。諏訪大社上社の真の祭神とは何なのか、建御名方神とは何者なのか、という点で非常に興味深い祭祀ではある。しかし、その一方で、賀茂系氏族と縁の深い下社の付近には、小井川賀茂神社(岡谷市)という別雷神を祀る神社がある。阿遅鉏高日子根神は別雷神という説がある。それをわざわざ「荒れ狂う「蝦蟆神」」とご指名してやっている祭祀が蛙狩神事のようにも思えてならない。古来より上社と下社は不仲で有名であったけれども、このような感じで不仲だったのだろう、と示唆される蛙狩神事でもある。
竜蛇信仰という点から見れば、夸父の一党を倒すのは「黄帝」でもあって、黄帝は最終的に竜に乗って昇天する。すなわち、竜と一体化する。だから、蛙神(夸父)を倒す竜蛇神とは、黄帝あるいは応竜と言うしかなく、水神とも目される建御名方神とは、男性であれば「黄帝」、女性であれば応竜でもある魃女神と言うしかないと考える。
カエルの射日[編集]
天地を造った張果老が24個の太陽を造って、昼夜地上を照らさせた。カエルは怒り、地上に枯れずに残っていた馬桑樹に昇ると22個の太陽を次々と飲み込んだ。残った2つを飲み込もうとしたところを観音に見つかってしまった。観音は怒って馬桑樹を殴り樹は曲がりくねってしまった。それでもうカエルは太陽を飲み込めなくなった。観音が太陽に1つは昼間出て世界を照らし、1つは夜出て世界を照らすように言った。太陽は娘だったので「昼間みんなに見られると恥ずかしい」と言った。そこで彼女を見る人がいたら、針で刺すように、と観音は言った。そこで1つの太陽は昼出る太陽に、残りの1つは夜出る月になった(土家族伝承[3])。
分布[編集]
南極大陸を除いた全大陸および多くの島嶼[4]。アカガエル類の一部は、北極線より北にも分布する[4]。
形態[編集]
成体の頭は三角形で、目は上に飛び出している。一見すると頭部には種による差異がないようにも思えるが、実際には天敵対策のために毒液を流し込む鋭い棘を発達させた種や、大きめの獲物を飲み込めるように大きく裂けた顎を持つ種など、種ごとの違いが大きい。中には頭部をヘルメットのように活用して巣穴に蓋をする種もいる。極わずかの例外を除き、上顎にしか歯が生えていないが、歯が無い種類でも、牙状の突起を進化させたものが少なくない[5]。獲物を飲み込む際には、目玉を引っ込めて強制的に喉の奥へ押し込む。
胴体は丸っこく、尻尾は幼体にしか存在しない。ほとんどの種で肋骨がない。
後肢が特に発達しており、後肢でジャンプすることで、敵から逃げたり、エサを捕まえたりする。後肢の指の間に水掻きが発達するものが多く、これを使ってよく泳ぐ。
前肢は人間の腕に似た形状をしている。ジャンプからの着地の際に身体への衝撃を和らげるのが主な役目である。餌となる小動物に飛びついて両肢で押さえつけたり、冬眠などのために土砂を掘ったり、汚れ落としのために片肢で顔を拭いたりする動作も可能である。アオガエル科やアマガエル科などの樹上生活をする種の多くでは指先に吸盤が発達し、その補助で細い枝などに掴まることができる。人間や猿のように物を片肢ないし両肢で掴み取ることはできない。
樹上棲カエル(Tree frog)には、intercalary element(IE) と呼ばれる骨格要素がある[6][7]。
皮膚は、皮膚腺と呼ばれる多数の分泌腺があり、抗菌ペプチドや毒を生成する[8][9]。カエルの全呼吸量の30‐50%が皮膚呼吸である[10]。カエルは脱皮し、脱皮直後に脱皮した皮を食べる[11]。アズマヒキガエルは冬眠中も脱皮する[12]。
オタマジャクシ[編集]
幼生は四肢がなく、ひれのついた尾をもつ。成体とは違う姿をしていて、俗に「オタマジャクシ(お玉杓子)」と呼ばれる(食器のお玉杓子に似た形状から)。オタマジャクシは一般には、えら呼吸を行うとされるが、一部に肺や皮膚による呼吸機能を持つものが存在する。尾を使って泳ぐため、淡水中でないと生きることができない。オタマジャクシは変態することで、尾をもたず肺呼吸する、四肢をもった幼体(仔ガエル)となる。
分類[編集]
2025年10月現在、7875種 (日本には5科42種のカエルが生息している) ほど知られており、そのほとんどが水辺で暮らしている。水のそばで生活しないものはわずかしか知られていない。
生態[編集]
水辺で生活し、陸と水中の両方で生活する種類が多いが、ほとんど陸上だけを生活の主体にしているもの、樹上にまで進出しているものもある。完全に水中生活のものはそう多くない。
呼吸の大部分を皮膚呼吸に頼っていて、皮膚がある程度湿っていないと生きていけない。わずかに肺呼吸も行っている。その際は口を膨らませ、それによって得た空気を肺に送り込んでいる。つまり、空気を「飲み込む」ような格好になる。これは気嚢や横隔膜といった呼吸機構を獲得しておらず、それら補助器官による自発呼吸ができないためである。ただし、Barbourula kalimantanensisは肺を持たず、皮膚呼吸のみで生きている。また、海水に入ると浸透圧により体から水分が出て死んでしまう。ただし、例外的に水から離れて生活したり、汽水域に棲む種類も知られる。
変温動物なので極端に暑い、寒い環境の際は土中などで休眠する。体表から出る水分によって気化熱を利用した体温調整を行う[13]。
捕食[編集]
ほとんどが肉食性で、昆虫などを食べる。小型哺乳類まで食べる大型の種もある。陸上で採食するものは、舌を伸ばし、昆虫をそこにくっつけて口に引っ張り込む。口は非常に大きい。胃袋は広くて柔らかいため、異物などを飲み込んだときは胃袋を吐き出しそれを洗う行動をする[14]。胃袋は右寄りに飛び出し、右手からぬぐい出すためカエルは右利きであるとされる[14]。
カエルは舌を伸ばし捕食する様子があるが、伸ばせる舌の長さは全長の3分の1から半分程度である[15]。ツノガエルの舌に付着する唾液は瞬間接着剤(非ニュートン流体)型で、強い衝撃によって高い粘性を発揮し、口の中でゆっくり剥がす分には難なく外れるようになっている[16][17]。
移動[編集]
樹上棲カエルは木登りし、クロミズカキトビアオガエルでは手足を広げ滑空する。幼生は水棲で、成体になると陸上や水中で行動する。
生殖[編集]
多くの種で体外受精を行う[4]。成功率を高めるため月の満ち欠けに対応して繁殖行動をし、満月の夜にもっとも活発に活動する[18]。多くの種は水中で産卵するが、陸上で産卵する種もいる[4]。水面や樹上に泡状の塊をつくり、その中に卵を産むものもいる[4]。卵数は、数個から数万個まで変異が大きい[4]。卵を保護する種や後述する直接発生する種では少卵傾向があり、水中に産んでそのままにする種では多卵傾向がある[4]。卵から孵化した幼生は、水中で自由遊泳する種が多い[19]。幼生期は数日の種もいれば、数年にわたる種もいる[4]。一方で卵の中で卵黄を吸収して成長し、自由遊泳する幼生期間を経ずに幼体が孵化する(直接発生)する種もいる[4][19]。さらに輸卵管の中で胚に栄養を与え、幼生や幼体を産む胎生種もいる[19]。
オタマジャクシ期では性転換することも知られている[20]。
水が近くに無い場所に生息するタンザニアのコモチヒキガエルやエクアドルのPristimantis ecuadorensis(Pristimantis ecuadorensis)などでは、オタマジャクシの段階を飛ばしカエルとして生まれる直接発生が見られる[21][22][23]。
人間との関係[編集]
食用[編集]
大型の種類は、世界各地で食用にされる。日本で「食用蛙」といえば、普通ウシガエルのことを指す。肉は鶏肉のささみに似ており、淡白で美味である。中国をはじめ、欧州など世界的には、カエルを食べることは特別なことではない。ただし、欧州の蛙食の歴史に於いて先駆的であったフランス人は、後続の国々から「カエル喰い」と揶揄を込めて呼ばれていた。現在でも英語で frog eater (フロッグ・イーター)やJohnny Crapaud(ジョニー・クラポー。クラポーは仏語でカエル)はフランス人に対する蔑称であり、frog だけでフランス人を指すこともある。現代フランス料理の祖といわれるオーギュスト・エスコフィエは、若き日の英国王エドワード7世に自慢のカエル料理を提供し賞賛を得たが、材料を問われて言葉につまり、「頭が三角になる思い」をしたという。後年、エスコフィエはロンドンの「カールトン・ホテル」で評判となった冷製料理「妖精・オーロラ風」がカエル料理だったことを明かし、イギリス食通のあいだに騒動を巻き起こした[24]。食べ方としてはソテーやパン粉焼きなどがある。もっぱら腿が用いられる。
中国においてもっとも一般的な食用蛙はアカガエルの一種で、中国語では「田鶏(ティエンジー)」と呼ばれる。冬に食べることが多かったが、現在は養殖されており年中食べることができるほか、ハスマと呼称されるカエルを原材料とする菓子も食べられる。またエジプトなどから大型のウシガエルも移入されて養殖されている。安徽省や福建省などでは渓流に住む「石鶏 (シージー、Rana spinosa)」も美味と珍重されている。食べ方としては手足の部分の唐揚げが最も一般的。上下を真っ二つに切って、内臓を取り出し、スープにする場合もある。また、華南では粥の具としても利用される。
なお、人へも寄生する広東住血線虫などが寄生している場合もあるので、生食や野生の捕獲喫食は危険である。
- ガマの油(ヒキガエル)
- 蟾酥(せんそ)
文化[編集]
日本[編集]
大和民族におけるカエルは、棲息に好適な水辺や水田が多かったことから、常に人にとって身近な存在となっている。古くから冬眠から覚めて活発に行動する春から夏にかけての景物とされ、『万葉集』以来、特に鳴き声を愛でて詩歌に詠む。例えば山上憶良が「あまぐものむかぶすきはみ たにぐくのさわたるきはみ」(万葉集巻第五)と詠んだように、上代では谷間で聞かれる鳴き声から、ヒキガエルを「たにぐく(多爾具久・谷蟇)」と呼び[25]、『古事記』にも葦原中国の神の一柱として多邇具久が登場する。
和歌での「かはづ」は、主に鳴き声が美しいことで知られるカジカガエルのことを指すが、この語は平安初期ごろから、混同されてカエル一般を指すようになった。俳諧においては、カエル一般を指すと思われる用例が増える。芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」、一茶の「やせ蛙まけるな一茶これにあり」等の句は特に有名。「蛙」は春の季語で、これは初蛙のイメージから。「雨蛙(あまがへる)」「蟇/蟾蜍(ひきがへる)、蟾(ひき)、蝦蟇(がま)」「河鹿(かじか=カジカガエル)」は夏の季語である[注釈 1]。
貝原益軒の『大和本草』によれば、カエルの名は他の土地に移しても必ず元の所に帰るという性質に由来すると記述されている。
一方、北海道周辺のアイヌ民族の文化においては、カエルは不吉な生き物とされていた。家にカエルが入り込めば、すかさず炉の熱灰をかけて退治したという。水田耕作をおこなわなかったアイヌにとって湿地帯は利用価値の低い土地で吸血虫の住処であり、そこに住むカエルも同様に忌み嫌われたものらしい[26]。
日本以外[編集]
中国では道教の青蛙神信仰の影響から後ろ脚が一つのガマガエルが縁起物として飾られている場合がある。
南米のいくつかの地域では、カエルは幸運(特に金運)を招くものと考えられている。このため、カエルをペットのように飼ったり、カエルの置物を家に飾ったりすることがある。また、口を開けたカエルの置物に向かってコインを投げ、うまく口の中に入れることを競う遊びも行なわれている。
西洋においてもカエルはよく親しまれている。ギリシャ古喜劇の『蛙』では、カエルが船をこぐディオニューソスを半ば冷やかしながら歌い続けるシーンからそのタイトルをとっている。 日本語ではカエルという語はカエル目全般を指す総称だが、ヨーロッパ言語では愛すべき生き物としてのカエル(frog,frosh,grenouileなど)と、醜い生き物であるヒキガエル(toad,kröte,crapaudなど)やガマガエル (unke) を区別しており、後者はしばしば人に対する蔑称として使用される[25]。中世キリスト教ではカエルは死や吝嗇など不浄のシンボルとされたが、死後の世界では魂が水底と地上を循環するという民間伝承を持つドイツでは、水との親和性や冬眠することなどからカエルは人の魂のメタファーとされた。
古代エジプトのヒエログリフでは、カエル(もしくはオタマジャクシ)の象形文字が10万を表す。
ノーベル賞の授賞式では参加した学生と受賞者がカエルのようにジャンプする「蛙跳び」の儀式があり、これは受賞者のさらなる飛躍を願ってのことである由。受賞者の参加は自由意思によるが、参加した受賞者には「カエル勲章」が授けられる。またアメリカ合衆国では地域によってウシガエルの三段跳び競争が行われている。東洋においても、農業が盛んな一部の地域では信仰の対象として事実上の保護動物として扱う国々があり、一方でベトナムや東南アジアでは主に唐揚げとして酒の肴とする食用カエルが養育されている。その他熱帯雨林気候の地域では多種が生息する身近な動物である為、その国ごとのことわざにも登場する例が多い。
この他にも、世界の森林保全を目的に活動する国際NGO団体「レインフォレスト・アライアンス(RA)」が定めた、独自の基準を認証した農園で栽培された作物を使用した商品に対して付けられるマークにカエルを採用している。これはカエルが自然環境に敏感であり、環境が悪化すると他の動物よりも先に消えてしまうと言われているからである[27]。
成句[編集]
- 蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)/蛙鳴雀噪(あめいじゃくそう)
- 井の中の蛙(かわず)、大海(たいかい)を知らず
- 井の中の蛙(かわず)、大海(たいかい)を知らず(「されど空の高さを知る」と続ける場合もあり、意味が逆転する。元々は「されど空の高さを知る」はなく、日本で勝手に付け加えられたもの)。
- 蛙、オタマジャクシの時を忘れる
- 蛙が兜虫に成る(かえるがかぶとむしになる)
- 蛙の尾
- 蛙の行列
- 蛙の子は蛙
- 蛙の相撲
- 蛙の面に水(かえるのつらへみず)/蛙の面に小便(かえるのつらにしょうべん)
- 蛙の頬被り(かえるのほおかむり)
- 蛙の目借時(かえるのめかりどき)
- 蛙は口ゆえ蛇に呑まるる/蛙は口から呑まるる
- 井底之蛙(せいていのあ)、井蛙之見(せいあのけん)
- 「井の中の蛙、大海を知らず」と同じ。
- 蛇に見込まれた蛙/蛇に逢うた蛙
- 茹でガエル(ゆでがえる)
- 三竦み
食物連鎖とカエル[編集]
自然界の食物連鎖の中でカエルは下位の昆虫類や節足動物類の捕食者としての位置づけだけでなく、上位の多くの生物に対する餌としてもカエルの占める位置は非常に重要である。ヘビ、鳥類などの餌となり[注釈 2]、陸上における食物連鎖を支えている。特に日本に於いては、耕作農地面積の多くの部分が水田であり稲作の害虫となるウンカを始めとする昆虫類、様々な伝染病を媒介する蚊を含めた生物を大量に捕食し上位生物の餌となっている。水田の圃場整備をする際は、カエルの生息環境に考慮した工法が望まれる[28]。
参考文献[編集]
- Wikipedia:カエル(最終閲覧日:26-01-26)
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- 齋藤慎爾, 阿久根末忠編著, 1997-09, 必携季語秀句用字用例辞典, 柏書房, isbn:4-7601-1456-4
- 21世紀研究会 編著, 2004-05, 食の世界地図, 文春新書378, 文藝春秋, isbn:4-16-660378-7
- Alexander Pyron R., Wiens John J., A large-scale phylogeny of Amphibia including over 2800 species, and a revised classification of extant frogs, salamanders, and caecilians, Molecular Phylogenetics and Evolution, volume:61, number:2, p543-583, year2011
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- Wikipedia:諏訪大社(最終閲覧日:26-01-26)
- 中国の伝承曼荼羅、桃田弥栄子、三弥井書店、1995-07-15、p137-138(壮族の「カエル祭り」について)
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Kotobank:カエル(最終閲覧日:26-01-26)
脚注[編集]
- ↑ weblio:カエル(最終閲覧日:26-01-25)
- ↑ 蛇神とされた祭神に好物の蛙を捧げる説、古代人に食料とされた蛙を祖先神に捧げる説、諏訪上社の御狩始めの儀式説、月(陰気)を象徴する蛙を殺し春を迎える説、三毒の退治を表す密教風儀式説など。
- ↑ 中国の伝承曼荼羅、桃田弥栄子、三弥井書店、1995-07-15、p135-136)
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