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No.14, No.13, No.12, No.11, No.10, No.9, No.87件]

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ミスラの起源 「宇宙創造」13p
小刀と松明を持って生まれる。
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」

ミスラ

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #岩 #無花果 #神
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化け猫
「北欧民話 アスビヨルンセン 高木眞一訳 山一書房」 19-22p
ノルウェーの民話。水車場が毎年火事になるのだが、その原因は主人の妻が化け猫(魔女)であって、毎年魔女の集会を開いて放火するから、というもの。それを仕立屋が見破って魔女の腕を切り落とした、というもの。最後に三人の関係がどうなったのかは不明。
水車場の女主人は火に関するので「吊された女神」というよりは「燃やされた女神」に近いと考える。本作では彼女が燃やされる代わりに、放火をする側になる。妻が破壊性のある火の神で、夫を騙してもいるので「祝融型神・性転換型」の性質が付加されていると考える。彼女はおそらく悪神に変換されてしまった火を操る太陽女神なのだろう。北欧・中欧では女神信仰が盛んだったのか、中国でいったん「火神祝融の仕業」と男神の所業に書き換えられた神話が、再び女神の所業に書き換えられているのではないか、と思われる伝承がたまに見られる。おかげで「豊穣の太陽女神」が人身御供も求める優しくない傾向があるのではないか。
夫と妻の結末が分からないが、夫が妻を好きになるような話ではないと思うので、妻に裏切られた夫は炎帝型神のうちミーノータウロス型といえるか。賢い仕立屋は、祝融型神のうち、伏羲型である。軻遇突智のような火神が母神を焼き殺した、という神話が一番近い類話のように思う。でも、女神が悪者に変換されているから、あくまでも正しいのは男性形の祝融型神の方とされている。この「魔女の集会」が春に行われるものならば、メイポールのようなダンスを行う祭りで、異教の火祭りがかつて存在していて、そのことを指すのかもしれないと思う。ベルティーンでも良いと感じる。元は祭りの起源譚となる神話だったのかもしれない。
余談だが、妻が魔女の集会を開くのではなく若くて美しい黄帝型ランスロットと浮気していたら夫はアーサー王そのものになってしまうのではないだろうか。春の火祭りに太陽女神は古き夫を捨てて、新しい夫と結ばれる、というそういう祭祀があったのかもしれない。その場合燃やされたのは、夫の財産どころではなく古い夫そのものだっかたもしれないと思う。そして彼女は若い夫を迎える、となるはずだったのが、本作ではもっと近代的な内容になり、女神は若い男に倒される、と変えられてしまったのだろう。禹が相柳を倒す神話にも通じるものがあるように思う。
太陽女神が猫で現されるのはエジプト神話のバステトと同じである。
#民話 #燃やされた女神 #獣 #炎帝型神 #ミーノータウロス型 #祝融型神 #性転換型 #伏羲型神
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ヴァージシュタ
「最もよく運ぶもの」、天空を浄める電火 「宇宙創造」 13p
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #火 #雷
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怪物の出る水車場
「北欧民話 アスビヨルンセン 高木眞一訳 山一書房」 17-18p
ノルウェー民話。ニッセは北欧の伝承では家に住み着いて、色々と手助けしてくれる精霊なのだが、この物語では悪者として追い払われてしまう。単純な話であるように見えるが、精霊の性質は複雑である。水に関する場所に住んで悪さをする彼は共工的な神という印象を受ける。火に関する熱いもので罰を受ける、という点は彼が「燃やされ殺された神」の一種でもあると考える。これらを総合すれば本作のニッセは黄帝型神のうち、共工型神といえる。中国神話の黄帝にも農耕神としての性質は存在するので、その性質が家付きの精霊に変化したものではないだろうか。供物を捧げないと祟る点は、怨霊的な性質でもある。泣きわめく、という点のみ、祝融型神のうち須佐之男型神といえる。
 彼を倒す主人は典型的な祝融型神といえる。というよりも、この話は祝融対共工神話の西洋版類話なのではないだろうか。
 参照:トムテ
#民話 #黄帝型神 #共工型神 #祝融型神
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オズボーンの笛(オズボルンの笛) ATU570
「北欧民話 アスビヨルンセン 高木眞一訳 山一書房」 1-16p
ノルウェーの民話。末子成功譚。難題婿。穴ウサギ番。笛が重要アイテム。類話は「洗礼式に招かれたトロル」である。
参考:動物番
#祝融型神 #伏羲型神 #楽器
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ゲーウシュ・ウルヴァン(Geush Urvan)

「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4」
原始的な巨牛
(1)アンラ・マンユによって殺される。 「宇宙創造」 11p
(2)ミスラによって殺される。 「ミスラと怪牛」 15p
牛他2種 18-19p
 ハザヨーシュ(Hadhayosh):海を渡る牛
 ガヤ・マレタン(Gaya Maretan)と類同がある。

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #牛 #死体化生 #世界

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2025年12月21日(日) 22時57分59秒〔1時間前〕