疲れております
個人的に、いわゆる「印欧語系の神話」にあまり手を出したくない理由は

1.Sという子音が、THという子音と交通性があって、元がSの子音から派生しているのか、Tの子音から派生しているのかが、微妙に見分けがつきにくいこと。

2.エジプトではKという子音は、元はKHRから出ていてKH,H,Rとかに変化しやすいのに、ヨーロッパ方面へいくと何故かKSからSに変化することが多くて、いったいどこからSが出てくるのか、自分でも謎なことーー;

3.私が連れて帰りたいお魚の子が、食べると知恵のつく鮭、くらいの扱いになってしまって面白くないこと

等等あるわけですが、どうもカフカスの山中が気になっていろいろと調べてみたわけです。で、分かったこと。

どうにもどこへ行っても、みんな似たような神しかいないのに、それぞれに違う民族みたいな顔をしている光景にうんざりすること、

階級制の維持のために、底意地の悪い腐った隠謀が古代世界から横行していることがミエミエなこと、

とか、そういうことに人は辟易するんだな、とそういうことです。どうもおだやかな東洋人にはですねえ、

蛙と蛇の神が対立する構図

というのは分かるわけです。まあ、どちらも違うといえば違うわけですから。でもなんで、カフカスの同じハゲワシから出てる者同士が、現在に至るまで違う民族みたいな顔をして殺し合ったり出来るのかが、それが分からない。だって、元は兄弟げんかみたいなものなんじゃん? それこそ近親憎悪みたいなものなんじゃん? と思うわけで、なんでそういう

井戸の中の争い

みたいなことで、6000年とかの長い間争っていられるのかが、良く分からないわけですーー;。でも、こういう構図があるから、兄弟げんかを終わらせたくて、人々は彼らの太母シャウシュカ女神に祈ることもあるのかな、とも思う。天河のユーリがヘパトじゃなくて、イシュタルと呼ばれる理由はそのあたりにあるのだと思うわけ。んなこと言ったって、そもそもこれがセツであり、ソスランであり、ゼウスなんじゃん? そんなこた、

お母さんにも見分けがつくわけないじゃん(泣)

というわけで、シャウシュカ女神自身は、Sの子音ばっかりつく、KKKK女神なわけでーー;。みんな仲直りすることは大切だと思います。でも、この太母を勝手に男性に変えたり、蛇の尻尾をくっつけたりして、エリコの町を破壊したり、ニンリルの名前を奪って別の名前にすり替えたり、そういうことして、本当だったら誰も

カフカスですら自分の故地であるなんて言えた分際じゃない立場

だってことをまず忘れたらいけないと思うわけです。それが理解できずに自分の目先のことしか考えられないままだから、いつまでたっても真に狡猾なサウロンの軛に繋がれた奴隷の状態から抜け出せないままで、

ゴンドールの都

は奴隷の身分から解き放たれることができず、バルカン半島とクリミヤとカフカスは悪魔に踊らされる火薬庫の立場から抜け出すことができないのです。まずニンリルの首につけた蛇の頭ではなくて、本当の顔を彼女に返してもらわなければならないでしょうとも? とそういうことなわけです。

というか、ユーノーがButoでヴァルナなら、ミスラはメーティスあたりだと思うわけですが。メーティスからも蛇の頭を切り落として本来の姿に戻してやらねばなりますまい。まあ、そのうちにね。ということで、ヨーロッパ方面の基礎資料を集めております。再び資料採集状態なわけです<(_ _)>。
Posted by bellis 20:59 | 神話 | comments (x) | trackback (x)