本日の日誌

昨夜は特に夢も見ず。本日も土台の下を掘って。一番奥のとっこを掘り出すためには、周りをかなり大きく掘り崩す必要があるし、それを取らないと、もっと奥にある黒いビニールの北限が分からないわけです。だから、その準備段階で、石が詰まった土を再び掘り始めて。しばらくはそういう日々になりそうです。


昨夜は潤君がゲストの「いってQ」と翔君がゲストの「行列」を見て。潤君が、タイの「田植え祭り」というローカルなお祭り、というか現地の人にとっては、田植えに絡めた娯楽、というかそんな感じのお祭りだと思うのですが、そこに参加する、という内容であって。現地の人達の「声」が直接具体的に私に届いた気はあんまりしないわけですが。「勝って欲しい」というか、祈りというか願いに近い「目の力」を送ってくれる人達はわりと多かった気がするわけで。妻神が好きすぎて、一生懸命頑張ってる若い神のことは、「微笑ましい」と思って見ていた人が多かった気がするわけで。蛇の兄さんが外国に行ったときとは、人々のリアクションが違う、と思って。兄さんは、兄さん自身が王族だし、神様だし、表向きにも正式に妻神と結婚する人、そうなって当然の立場の人、とみんな思ってそう期待するけれども、好きになった妻のために、ただただひたむきに頑張る6番目の子のことは、ただただ「微笑ましい」らしくて。なんだか「新鮮だー」と思って。6番目の子に「こういうのもいいでしょ。」と言われたので、「うんうん」と思って。そもそも潤君が海外ロケに出かけて現地の人と触れ合うような、そういう企画は少ないよねえ? と思ったわけです。今週のMステには嵐がゲストで出るし、土曜日は「しやがれ」のスペシャルだし、しばらく嵐付けになりそうです。


で、ローマのキリスト教が、ヨーロッパで古くから伝統的に続けられてきた「人肉食の儀式」の権利を独占している、というところまでは書いたわけですが。でも、分からないことはいくつかあるわけで。そもそも、「エレウシスの密儀」そのものは、ギリシャの三相女神に捧げられていたものだから、女神が中心の「母系の儀式」といえます。で、その女神達のうち、コレー(乙女)、とデーメーテール(壮年の女性)は、人にたとえれば、生きた人に相当します。でもペルセポネー(老いた老婆にして黄泉の女王)は、死者です。で、彼女は女神なのに、何故死んだのだろう、死ななければならなかったのだろう? と思う。人が老いたら亡くなるのは自然のことですが、ペルセポネーの死は、「冥界の王ハーデースに突然誘拐された」、という神話で表されていて、「老いて普通に自然死した」という印象を受けない。予期せぬ時に、唐突に死ななければならなかった、という印象を受けるわけです。でも「神」であるものが何故突然、唐突に死ななければならない羽目になるのだろうか? と思う。そうすると、それは「夫に起因する死」だから「寡婦殉死」でしょ、と言われるわけで。それはヨーロッパ発の文化で、夫が死んだら、妻も強制的に死ななければならない、というものです。でも、それは男系の文化であって、三相女神は母系の文化の神々でしょ? と思う。そうすると、「ヨーロッパにおける多神教は、母系の文化を持つ人々と、男系の文化を持つ人々との同盟と習合の結果だから、女神の末路については、男系の思想が適応されている。でも、現実に母系が優先される場合、それを回避する方便も確立されている。要するに、老いたる女神が死ななければならないのは、「夫が先に死ぬ」からであって、男系の文化で女性の地位が夫に依存するときには、どんなに身分の高い女性でも、夫が亡くなったときに、その存在価値はなくなる。でも、夫が先に死ななければ、彼女は死ぬ必要はない。要するに、夫が先になくなったら、次により若くて新しい夫を求めれば、彼女は「寡婦」になることはなく、死ぬ必要もなくなる。西欧における「神の死と再生」は、こういう理論の上に成り立っているので、「エレウシスの儀式」も、老いた女神に対して若い夫(犠牲の赤ん坊)を与えることで、女神の命を永遠にするためのものだし。それにローマにしても王権を支えていた有力な女神の一柱はディアーヌであって、ディアーヌの聖地であったネミの森には、常に女神の「夫」である屈強な若い男の奴隷が皇帝の代理人として常駐させられていた。そういう若い「夫」が常に存在する限り、女神は寡婦になる必要も、死ぬ必要もなく、その生命は永遠であり、女神が永遠である限り、彼女が保証しているローマの王権も永遠であるわけ」と言われるわけで。だから、西欧の女神の名前を得る時には、一妻多夫であって、かつ自分よりも先に死にそうもない年の若い夫が当然必要となる、と言われるわけで@@。妻の方が先に死ねば、夫の生死によって殉死する必要はない、と言われるわけで@@。それで30近くも年下の求婚者が目白押しなんだ? というか、富の王家が目指すものは、まさに西欧の神々の名前をも得られる、西欧型の「母系」の形なんだー、と思うわけで。たぶん、私よりも先に死にそうもない「夫」は何人もいると思うわけですが-;。



Posted by bellis 20:24 | 日記 | comments (x) | trackback (x)