不老不死の薬(ふろうふしのくすり)とは、神話・伝承の中で、飲食すれば不老不死を得られる、という飲食物のこと。
飲料系
- アムリタ:ソーマはアムリタの材料とされる。:ラーフとケートゥがこれを飲んで、首をはねられた後も死ななかった、とされる。
- ネクタール:ギリシア神話、ローマ神話。神々の飲み物。ローマ神話では主神ユーピテルが管理するとされているか?(「プシューケー」の項参照)
- ヘーラーの母乳:ギリシア神話。飲んだ人間を不老不死に変えると言われた。「天の川」の元でもある。
- ハオマ:イラン神話。ゾロアスター教の不老不死の飲み物。
- ヲチミヅ(変若水):日本神話:民間伝承で月読命が管理している水。
果物系その他食物等
- アムブロシアー:ギリシア神話。食物。軟膏にも利用できる。
- 仙丹:飲めば不老不死の力を得て仙人になるという霊薬[1]。
不老不死はもたらさないが特殊な霊的食物
- マナ (食物)
- 無常の果実(ephemeral fruits):ギリシア神話(アポロドーロス)、食べる者の力を弱める果実。モイライがテューポーンに食べさせた。
知恵の木の実
- クアに生える木の実:メソポタミア神話。クア(冥界)に生える「知恵の木の実」を食べてイナンナ女神は性に関する知識を身につけたとされる。
霊的物質
- 天命の書板:メソポタミア神話。、アンズーが盗み出す。
- メー:メソポタミア神話。「文明」の元のようなもの。「特許」的なものも含まれるであろう。イナンナがエンキから譲り受けた、とされる。
- 中国神話:人の寿命を記した巻物、北斗星君の持ち物。
関連項目参照
- ↑ 仙丹、コトバンク、小学館、デジタル大辞泉(最終閲覧日:22-10-21)