<sup>9</sup>黒耳は天界で新たな役割を得、[[嫦娥]]と月を吐き出した。('''月食説話及び天狗誕生説話'''、女神を殺した天狗は罰として殺されて月神に変化した、とするとまた蚩尤神話の死の場面の繰り返しになってしまうので、黒耳となった蚩尤は門番としての新たな地位を得ることとなった。)
<sup>10</sup>この後、羿は傲慢さ故に弟子あるいは継子に殺されて食べられてしまうことになる。これはあまりに凄惨で特殊な描写なので、'''月と門番に変化した蚩尤以外'''の誰かの話と考える。むしろ、この「弟子あるいは継子」が蚩尤であって、その復讐劇が「涿鹿の戦い」の誰かの話と考える。むしろ、この'''「弟子あるいは継子」が[[蚩尤]]'''であって、その復讐劇が「涿鹿の戦い」ではないか、と思う。羿神話は複数の神話が集まってできただけでなく、時系列も混乱して造られているように思う。 <sup>11</sup>時系列の整理。黄帝側。蚩尤が父親の黄帝を殺して食べ、更に妻の女媧を殺したので、怒った妹の魃女神が新たな黄帝となって蚩尤を倒した。魃女神は太陽女神であり、殺された女媧女神は応竜として水神となり、祀られた。 <sup>12</sup>時系列の整理。蚩尤側。蚩尤は妻と共に父親の黄帝を殺し、真の父親である炎帝の仇を討った。妻は太陽女神だったが、あまりにも傲慢に威張るので、殺して蚩尤が太陽神になろうとした。しかし、油断したところを生意気な妹の魃に狙われ、蚩尤もまた殺されてしまった。新たな黄帝となった魃は、蚩尤をバラバラにし、世界の土台にして2度と人間に生まれ変わってこないように画策した。蚩尤の一部は月の豚になり、また一部は天狗にもなった。「月の豚」は単なる豚ではなく、天から地上を見下ろす「蚩尤の目」でもあって、その体内には蚩尤の魂が宿っているとされた。 ちなみに、蚩尤の父親を炎帝(豚)と考える場合には蚩尤は「若豚」と呼ばれるし、蚩尤の父親を黄帝(蛙)と考える場合にはこれを「若蛙」と呼ぶように思う。蚩尤という名前が「若い豚」という意味と考えるし、「盤固」という名の時は「若い蛙」という意味と考える。
== 射日神話的神話 ==