==== 日本以外 ====
中国では[[道教]]の中国では道教の[[青蛙神]]信仰の影響から後ろ脚が一つのガマガエルが縁起物として飾られている場合がある。
[[南アメリカ|南米]]のいくつかの地域では、カエルは幸運(特に金運)を招くものと考えられている。このため、カエルを[[ペット]]のように飼ったり、カエルの置物を家に飾ったりすることがある。また、口を開けたカエルの置物に向かって[[コイン]]を投げ、うまく口の中に入れることを競う遊びも行なわれている。南米のいくつかの地域では、カエルは幸運(特に金運)を招くものと考えられている。このため、カエルをペットのように飼ったり、カエルの置物を家に飾ったりすることがある。また、口を開けたカエルの置物に向かってコインを投げ、うまく口の中に入れることを競う遊びも行なわれている。
[[西洋]]においてもカエルはよく親しまれている。ギリシャ古喜劇の『[[蛙]]』では、カエルが船をこぐ[[ディオニューソス]]を半ば冷やかしながら歌い続けるシーンからそのタイトルをとっている。西洋においてもカエルはよく親しまれている。ギリシャ古喜劇の『蛙』では、カエルが船をこぐディオニューソスを半ば冷やかしながら歌い続けるシーンからそのタイトルをとっている。日本語ではカエルという語はカエル目全般を指す総称だが、ヨーロッパ言語では愛すべき生き物としてのカエル(frog,frosh,grenouileなど)と、醜い生き物であるヒキガエル(toad,kröte,crapaudなど)やガマガエル (unke) を区別しており、後者はしばしば人に対する蔑称として使用される<ref name="Simauchi"/>。中世キリスト教ではカエルは死や吝嗇など不浄のシンボルとされたが、死後の世界では魂が水底と地上を循環するという民間伝承を持つドイツでは、水との親和性や冬眠することなどからカエルは人の魂の[[メタファー]]とされた。。中世キリスト教ではカエルは死や吝嗇など不浄のシンボルとされたが、死後の世界では'''魂が水底と地上を循環するという民間伝承を持つドイツ'''では、水との親和性や冬眠することなどからカエルは人の魂のメタファーとされた。
[[古代エジプト]]の[[ヒエログリフ]]では、カエル(もしくは[[オタマジャクシ]])の象形文字が10万を表す([[エジプト数学#記数法]]参照)。古代エジプトのヒエログリフでは、カエル(もしくはオタマジャクシ)の象形文字が10万を表す。
[[ノーベル賞]]の授賞式では参加した学生と受賞者がカエルのようにジャンプする「蛙跳び」の儀式があり、これは受賞者のさらなる飛躍を願ってのことである由。受賞者の参加は自由意思によるが、参加した受賞者には「カエル勲章」が授けられる。また[[アメリカ合衆国]]では地域によって[[ウシガエル]]の三段跳び競争が行われている。[[東洋]]においても、農業が盛んな一部の地域では信仰の対象として事実上の保護動物として扱う国々があり、一方で[[ベトナム]]や東南アジアでは主に[[唐揚げ]]として酒の肴とする食用カエルが養育されている。その他[[熱帯雨林]]気候の地域では多種が生息する身近な動物である為、その国ごとの[[ことわざ]]にも登場する例が多い。ノーベル賞の授賞式では参加した学生と受賞者がカエルのようにジャンプする「蛙跳び」の儀式があり、これは受賞者のさらなる飛躍を願ってのことである由。受賞者の参加は自由意思によるが、参加した受賞者には「カエル勲章」が授けられる。またアメリカ合衆国では地域によってウシガエルの三段跳び競争が行われている。東洋においても、農業が盛んな一部の地域では信仰の対象として事実上の保護動物として扱う国々があり、一方でベトナムや東南アジアでは主に唐揚げとして酒の肴とする食用カエルが養育されている。その他熱帯雨林気候の地域では多種が生息する身近な動物である為、その国ごとのことわざにも登場する例が多い。
この他にも、世界の森林保全を目的に活動する国際NGO団体「レインフォレスト・アライアンス(RA)」が定めた、独自の基準を認証した農園で栽培された作物を使用した商品に対して付けられるマークにカエルを採用している。これはカエルが自然環境に敏感であり、環境が悪化すると他の動物よりも先に消えてしまうと言われているからである<ref>{{Harvtxt|JICA|, 2011|p=16f}}, p16f</ref>。
==== 成句 ====
; 蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)/蛙鳴雀噪(あめいじゃくそう)
; [[井の中の蛙大海を知らず|井の中の蛙(かわず)、大海(たいかい)を知らず]]
: 井の中の蛙(かわず)、大海(たいかい)を知らず(「されど空の高さを知る」と続ける場合もあり、意味が逆転する。元々は「されど空の高さを知る」はなく、日本で勝手に付け加えられたもの)。
; 蛙、オタマジャクシの時を忘れる
: 「井の中の蛙、大海を知らず」と同じ。
; 蛇に見込まれた蛙/蛇に逢うた蛙
; [[茹でガエル]](ゆでがえる)茹でガエル(ゆでがえる); [[三竦み]]<!-- == カエルをモチーフとした作品 == この節をコメントアウトします。[[プロジェクト:生物#注意すべき内容]]参照。 ==== 音楽 ====* かわず([[地歌]]) - 「作もの」と呼ばれる滑稽な内容の曲群のうちのひとつ。18世紀中頃の作。作曲者は不詳。真夏の昼下がり、カエルがヘビに食べられそうになるが、カエルは「私の父親はカラスに取られ、何とかその敵を討ちたいと思って親類一同と相談しているのに、今あなたに食べられてはその望みも水の泡、どうか助けてください」と懇願すると、ヘビも「自分も子供をトビに取られた。世の中には似たこともあるものだ」と同情して帰って行く。残ったカエルは「(嘘で)まんまと奴をたばかることができた。口は重宝なものだ」と言って傍らの溝に飛び込んだ。* ねはん(地歌) - 作曲者不詳。これも滑稽な内容のもので、蓮の葉に溜った露を釈迦の涙のように有り難がっていると、そこにカエルが出てきて、「これは私のしし(小便)で候」という小曲。* かえるの合唱(作詞・[[岡本敏明]]、[[ドイツ]][[民謡]]、[[文部省唱歌]]) - [[輪唱]]で歌われる曲の一つ。* おたまじゃくしはカエルの子(作詞:[[永田哲夫]]・[[東辰三]]、[[リパブリック讃歌]]、[[童謡]])* イップ ニップ ジャンプ(いっぷ にっぷ じゃんぷ)(作詞:[[山川啓介|井出隆夫]]、作曲:[[渋谷毅]])* あめふりりんちゃん(作詞:[[おーなり由子]]、作曲:[[栗原知己]] - NHK「おかあさんといっしょ」2000年6月のうた。「りんちゃん」とはカエルを模したキャラクター)* 蛙の夜回り(手遊び歌。作詞:[[野口雨情]]、作曲:[[中山晋平]]。[[替え歌]]として「[[ウルトラマン]]の夜回り」などがある)* かえるの体操([[谷口國博]])* かえるのみどりちゃん(作詞・作曲:[[増田裕子]]、歌:[[ケロポンズ]])* けろっぴロック([[岡崎裕美]]) ==== 文学 ====* [[古池や蛙飛びこむ水の音]]([[松尾芭蕉]])* やせ蛙負けるな一茶これにあり([[小林一茶]])* [[蛙 (喜劇)|蛙]]([[アリストパネス]]:[[ディオニューソス|ディオニュソス]]が地獄へ向かい、[[アイスキュロス]]と[[エウリピデス]]を競争させる)*=== 環境 ===人間の住居の環境音としてカエルの鳴き声の音量が議題に上がることがあるが、2021年4月、[[東京地方裁判所]]はカエルの鳴き声は'''自然音'''であり、([[人工]]の)'''[[騒音]]には当たらない'''として、近隣宅の池に棲むカエルの駆除を要請した住民の訴えを却下した<ref>[https://www.yomiuri.co.jp/national/20210424-OYT1T50045/ 「「隣家の池のカエル、鳴き声耐えられない」と訴え…東京地裁「自然音」と請求棄却」]【読売新聞】2021年4月24日付</ref>。 == 飼育上の注意 ==[[カエルツボカビ症]]による両生類の絶滅が危惧されている。致死率は種類によっては90%にもなる。麻布大の宇根有美助教授(獣医病理学)は、「飼っている両生類に異変があれば、すぐに獣医師などに相談してほしい。水の管理が最も重要で、水槽の水を消毒せずに排水溝や野外に流さないでほしい」と訴えている<ref>{{cite news |title=<カエル・ツボカビ症>国内で初確認 両生類絶滅の危険性も |url=http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000044-mai-soci |newspaper=[[毎日jp]] |publisher=毎日新聞 |date=2007-01-12 |accessdate=2013-01-10 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070115085859/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070112-00000044-mai-soci |archivedate=2007-01-15}}</ref>。日本産の両生類についても、その蔓延が危惧されたこともあり、実際に多くの地域で存在が確認されている。ただし、それによる被害の報告はない。むしろ、元々日本にも生息していたものらしいと考えられるに至っている。{{main|カエルツボカビ症}}
== 食物連鎖とカエル ==
[[File:Mustela itatsi hunt frog.jpg|thumb|[[ウシガエル]]を捕獲する[[ニホンイタチ]]]]自然界の[[食物連鎖]]の中でカエルは下位の昆虫類や節足動物類の捕食者としての位置づけだけでなく、上位の多くの生物に対する餌としてもカエルの占める位置は非常に重要である。[[ヘビ]]、鳥類などの餌となり{{refnest|group="注釈"|ただし、大型のカエルは反対にこれら捕食者を捕食することもある。}}、陸上における食物連鎖を支えている。特に日本に於いては、耕作農地面積の多くの部分が水田であり稲作の害虫となる[[ウンカ]]を始めとする昆虫類、様々な伝染病を媒介する[[蚊]]を含めた生物を大量に捕食し上位生物の餌となっている。水田の圃場整備をする際は、カエルの生息環境に考慮した工法が望まれる<ref>{{Harvtxt|東|2002}}</ref>。
== 参考文献 ==<!--著作者名の50音順-->