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固有名詞は可能な限りWikipediaに準ず

No.41, No.40, No.39, No.38, No.37, No.36, No.357件]

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マシュヤグとマシュヤーナグ(Mašyag,Mašyānag)(マーシヤ(Mashya)とマーシオーイー(Mashyoi))
最初の男女
1本の樹木から発生した。 「最初の男女の仕業」 26p
最初に山羊の乳を飲んだことが示唆され、「乳母」に相当する動物に「山羊」が当てはめられています。ニンフルサグ信仰、ゼウスの乳母アマルティア等との共通性が示唆される。 27p
羊の肉を食べ神に捧げる。 27-28p
類似:アスクとエムブラ(樹木から男女が発生する)、アダムとイブ
アダムとイブの場合、
(1)蛇の姿をした悪魔がアダムとイブを誘惑して、楽園を喪失することになるが、マーシヤとマーシオーイーは堕落して神を讃えず、自ら悪魔に供物(牛の乳)を捧げて悪魔を讃えるようになる。
(2)子供のうち弟のアベルが兄のカインに殺されてしまうが、マーシヤとマーシオーイーの場合、最初に生まれた二人の子供は親が食べてしまう。幼児供犠との関連性が示唆される。
28-29p
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #人間 #樹木化生 #山羊 #牛
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山男
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 99-101p

 主人公に代わって「助け手」が怪物を退治してしまうパターン。
 逃走の際、山男が石と共に川に沈んでいくエピソードは「英雄ディックベール」、「サルのよめ」「スルタンのぶち犬」と共通している。

#民話 #オーストリア #川 #人身御供 #山男 #禁忌 #見るな #火 #呪的逃走 #匿う #野いちご #植物 #怪物退治 #巨人 #山羊 #運搬動物 #見るな #牧草刈りの人々 #ジークフリート #川と石
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王さまの花嫁
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 96-98p

 花嫁が悪魔(怪物)である点はティアマト的である。怪物を退治する主体は隠者であって王さまではない。ジークフリート型といえる。隠者は王女の謎に対し、キリスト教的な回答で応酬する。キリスト教のプロパガンダ的物語といえる。女性が何も悪いことをしていないのに、悪魔扱いされることは、キリスト教による女神信仰弾圧の本質ではないだろうか。
 結婚式の間、閉鎖されてる町は「冥界」といえる。

#民話 #オーストリア #女神 #隠者 #カトリック #ジークフリート #叡智 #謎解き #怪物退治 #王女出題 #閉じ込められている乙女 #プロパガンダ
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サルとキジのクリ拾い
「長野のむかし話 長野県国語教育学会編」 16-19p

やや理不尽な内容の猿神退治。

#昔話 #長野県 #東信 #猿 #雉 #鳥 #臼 #蜂 #牛 #卵 #動物 #猿蟹 #猿神退治
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ガヤ・マレタン(Gaya Maretan)
原始的な人間(男)
アンラ・マンユによって殺される。 「人間創造(その一)」 25p
死して、金属類、人類の起源となる。
ゲーウシュ・ウルヴァン(Geush Urvan)と類同がある。
類似:原人プルシャ、ガヤ
「ペルシアの神話伝説 世界神話伝説大系4 名著普及会」

#神話 #イラン #ペルシア #ゾロアスター教 #人間 #死体化生 #世界 #金属
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牛買い聖者
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 95-96p

 隠者(神)が助け手となって豊穣をもたらす、という神話的思想のパロディー版。「怪物退治」がよくよく崩れたものといえよう。
 牛がお金に変換されたのだから、「倒される怪物」の片鱗は牛と言うべきか。
 牛(イエスの死体)が消えて、神の力によって金になった、という思想がもし根底にあれば、「福音」というものに対する痛烈な皮肉といえよう。

 牛が金に化生する、という物語は他に「ニスの後悔」がある。
 動物があり得ないものに化生する物語には「ろばの裁判官」がある。

#民話 #オーストリア #愚か者 #隠者 #オーディン #変身 #牛 #パロディー #禁忌 #話すな #カトリック #金
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がんこな仕立屋
「世界の民話1 ドイツ・スイス ぎょうせい」 91-95p

 羊の肝を食べることは禁忌なのだろうか? 前半は蘇民将来的な物語である。
 後半は、禁忌を破って死んだ者(エンリル的な者)が、妻ではなくてイエスに再生させて貰った、という話のパロディーといえる。その点にキリスト教の影響が窺える。仕立屋とイエスが物語の中で入れ替わっているわけではないのだが、「イエスは全ての人々のための犠牲となった」というキリスト教の趣旨からいえば、イエスは仕立屋を生かすために亡くなった、ともいえる。二人の男が入れ替わる、という点ではオシリスとセト型の物語といえる。本物語ではイエス=オシリス、セト=仕立屋、といえるが、イエスは穀物や命の代わりに金を代償として差し出し、金の化身ともいえる。その点は、キリスト教の実態に対する批判とも取れなくはないと思う。

#民話 #オーストリア #仕立屋 #3人男 #イエス #疫神 #再生 #蘇民将来 #羊 #肝 #禁忌 #食べるな #カトリック #パロディー #オシリスとセト #川

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2025年12月21日(日) 22時57分59秒〔4時間前〕