玉勝

提供: Bellis Wiki3
2022年9月29日 (木) 23:36時点におけるBellis (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「thumb|right|700px|図1,左から2番めの人物が西王母。頭上に勝を戴いているのがわかる。 File:Mawangdui silk…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
図1,左から2番めの人物が西王母。頭上に勝を戴いているのがわかる。
図3,紀元前2世紀。馬王堆漢墓(ばおうたいかんぼ)1号墓の帛画
最上段中央が西王母と思われる(管理人)。
図5,西王母像(漢代の拓本)、中央が西王母で、向かって左側に伏羲、右側に女媧が配置されている。

玉勝(ぎょくしょう)は、西王母の髪飾り(簪)であって、西王母の図像のトレードマークである。

概要

図1では西王母の頭に玉勝がはっきりと見られる。玉勝は西王母の髪にある簪で、西王母のトレードマークといえるが、玉勝が明確でない図像もある。図5では、西王母ではなく女媧の髪に玉勝がみられる。

馬王堆漢墓1号墓の帛画

櫛の歴史は古く、現代のヘアピンに近い単純なつくりのものを含めると、さらにその時代を遡ることになる。歯を備えた櫛は古代エジプトで既に広く使用されていたと考えられている[1]


私的考察

櫛は「魂」に通じ、持ち主の魂の象徴であるように思う。

そして、それのみでなく、霊的に「持ち主を守る物」あるいは「持ち主が刺した者を害すもの」という意味があるように思う。櫛名田比売は田の神霊であると共に「田を(害する者から)守る神」でもあるのだと思う。

伊邪那岐命の櫛は伊邪那岐命の命を守る道具として働く。同時に、伊邪那岐命には櫛を別のものに化生させる能力があることが示される。

関連項目

参考文献

  • Wikipedia:(最終閲覧日:22-09-29)

参照

  1. ポーラ文化研究所, 山村博美、村田孝子、津田紀代、増田佳江, 世界の櫛, 2008-10-10, 1996-01-20, ポーラ文化研究所コレクション, ISBN 4-938547-33-3, pages102