=== 起源 ===
台湾原住民プユマ族の伝承に「大洪水後ルビルビルとタタ」という二人の女の子が生まれた、という話がある<ref>神々の物語、台湾原住民文学選5、神村徹編、草風館、2006年8月1日出版、p77</ref>。これは、中国ミャオ族神話の[[バロン]]と[[ダロン]]に相当し、おそらく古くは[[ダロン]]は男子ではなく女子だったのだと考える。豊稲田姫の起源はプユマ族の「タタ」、[[ミャオ族]]の「ダロン」に相当し、名前からは元はアミ族の女神であることが窺える。榛名山の女神とは、名前からして「バロン」のことと考えるので、榛名女神と豊稲田姫の仲が悪い、ということは、の「ダロン」に相当し、名前からは元はアミ族の女神であることが窺える。榛名山の女神とは、名前からして「[[バロン]]」のことと考えるので、榛名女神と豊稲田姫の仲が悪い、ということは、[[バロン]]を擁するチモ族と[[ダロン]]を擁するパイワン族の「仲が悪かった」と言っているも同然のように思う。
チモ族が日本でも葛城・賀茂氏に相当し、パイワン族が物部氏に相当するとすると、信濃葛城氏に関連する金刺氏は木曽・水無神社で物部氏系の女神を崖から突き落とす祭祀を行っているし、赤城大明神縁起で、上野の側は信濃国更級郡の金刺氏の神と思われるものを猛非難しているので、双方の仲は「悪かった」というよりも神話的には「'''今でも悪い'''」という方が正しいように思う<ref>おそらく映画「千と千尋の神隠し」での銭婆(上野側)と湯婆(信濃側)が双子でそっくりなのに仲が悪い、ということに相当する仲の悪さであると思う。千尋だったら「私をこの二人の対立に巻き込む?」と言うと思うけれども、千尋自身がこの2人を合成した「[[天照大御神]]」であって、どちらも「自分の前世」も同然だから逃げられない、ということになりそうだと、そんな感じなのが、豊稲田姫(上野側)と奇稲田姫(信濃側)と[[天照大御神]](記紀神話)の関係だと考える。</ref>。