このような観点から見てみると、源氏物語にはある特徴があるように思う。例えば、源氏の最初の正妻「葵の上」は源氏との夫婦仲も良くなく、六条御息所の生霊に取り憑かれて早世してしまう。平安時代の「'''葵'''」といえば「徳川」ではなくて当然「'''賀茂'''」の紋、である。賀茂の斎院は源氏の従姉妹で、身分的にも妻となるのに申し分ないのだが独身で終わってしまう。(斎院は源氏の近親なので、イメージとしては[[兄妹始祖神話]]なのかもしれないが。)そして'''末摘花'''である。
末摘花は皇族の姫なのだが親が早世しており有力な後ろ盾がいない。悪い姫ではないのだが、現実を直視して対応していく生活力は乏しい。(それも育ちの良さ故なのかもしれないが。)そして、顔立ちが美しくなく、鼻が赤くて、「見られるのが恥ずかしい」女性である。実兄と二人で対面しても話をするでもなく二人とも黙ったままである、という「取り替え子」的な性質も持つ。そして防寒用に'''狸'''の毛皮の上着を着ている。狸というのはイヌ科の動物なので、この描写は「松尾大社」の「尾」のように「犬の尾をつけた女神」のことと思われ、賀茂系氏族の女神である。よく見てみると、賀茂系氏族の女神たちにだけ、やたらと描写と設定が冷たい、と感じるのは私だけではないと思う。の毛皮の上着を着ている。狸というのはイヌ科の動物なので、この描写は「松尾大社」の「尾」のように「犬の尾をつけた女神」のことと思われ、賀茂系氏族の女神である。よく見てみると、賀茂系氏族の女神たちにだけ、やたらと描写と設定が冷たい、と感じるのは私だけではないと思う。どうして賀茂氏系の神だけが冷遇されるのかといえば、
== 参考文献 ==